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 市井の片隅で暮らす者の備忘録です。

山笑う 和草の頃

2024年04月28日 | 風景写真

「山笑う」という言葉通り、今が年中を通しての山が一番美しき季節じゃないかと思います。
最近温暖化で紅葉の折も、秋がはっきりせず、当地は紅葉の色ががいまいちです。


和草(にこぐさ)は、生えたばかりの柔らかい草や、葉や茎の柔らかい部分を指します。
「にこにこ」「にっこり」の擬態語もここからきているみたいです

「葦垣(あしがき)の 中の和草 にこよかに 我と笑まして 人に知らゆな」
                  よみびと知らず(「万葉集」)
(葦垣の中の和草のように、にこやかに私と微笑みあっても、二人の仲を知られないようにしてください)

日本語の奥深さというのを感じます。


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4 コメント

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和草 (うばゆり3)
2024-04-28 08:52:23
こんにちは。

「にこぐさ」って読むのですか?「わぐさ」って読んでしまいそう(;^_^A

>今が年中を通しての山が一番美しき季節

そうですね。この時期の山の緑は1本1本に個性が溢れる色合いですし。
いろんな緑の呼び名で呼べそうです。

>二人の仲を知られないようにしてください

なんとも素敵です(^^♪
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Unknown (ken)
2024-04-28 09:52:01
うばゆり3さん

こんにちは。
本当にいい季節になりました。
しばらく続いてほしいですね。

草花のやわらかさや美しさに思わずにこっとしそうです。
ありがとうございます。

ken
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Unknown (なおとも)
2024-04-28 17:29:42
こんにちは!

和草を「にこぐさと」読むのを初めて知りました。でも、ささゆりさん(うばゆり3様)が「わぐさ」って読んでしまいそうと書かれていて、あのささゆりさんがそう思われるのなら、私が知らなくても当たり前と納得しています。
今日も一つ賢くなりました。ただし、忘れなければですが、それが問題です。 なおとも
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Unknown (ken)
2024-04-28 21:09:30
なおともさん

こんばんは。
和顔施という言葉もありますから、
微妙なニュアンスというか、日本語の
奥深さを感じます。
春になったら思い出してくださいませ。
にこにこと。
ありがとうございます。

ken
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