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 市井の片隅で暮らす者の備忘録です。

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年を取るのは素敵なことです♪

2022年09月19日 | 日記・ひとりごと

 風が強くなり、時折窓に叩きつける雨音。台風の雲がかかり始めて間もなく暴風域に入りそうです。 

 今日は敬老の日、施設にいる92歳の父より、差し入れの要求あり、コーヒーに砂糖に、フレッシュ、おかきにかりんとう・・・。冬の着るものを。まだ早いだろうと思ったが、裏を返せばこうやって要望がくることはまだ元気である証拠と少し安心する。ちょうど敬老の日だし持って行こうと思ったが危険を伴うので別の日にした。行っても施設内には入れず、外の廊下へまわり窓越しにお互い電話での会話になってしまう。

 100歳以上の人を「センテナリアン」と呼び、110歳以上の人を「スーパーセンテナリアン」と呼ぶらしい。新聞に載っていたが、住民基本台帳上では9万人を超えたらしい。
(日経新聞より)
「敬老の日」(今年は19日)を前に、厚生労働省は16日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万526人になったと発表した。9万人を超えるのは初めてで、昨年から4016人増え52年連続増。全体のうち女性が8万161人と88.6%を占めた。男性は1万365人。最高齢は115歳だった。
 何歳まで生きたいですか?と尋ねられたら、「センテナリアンになるのさ」というのも格好良いが、このブサイクなおっさんはいたって「死ぬまで生きる」と答える。
 中島みゆきさんの曲でアルバム『寒水魚』の中に「傾斜」という国語の教科書にも載った歌があり、中に、~年を取るのはステキなことです、いいじゃないですか 忘れっぽいのはステキなことです いいじゃないですか~ 少々忘れっぽくなってきた感のある父に聴かせてやりたいな。

「一笑一若 一怒一老」これは、中国にある諺。人間は一度笑うと若返り、一度怒ると年を取る、という意味で、それくらい笑いの効用が大きい、ということなのだ。きょうも怒らない怒らないと思うわけではありますが・・・。


 今日もお立ち寄りくださりありがとうございます。気をつけてお過ごしください。

中島みゆき『傾斜』/ bysoko

中島みゆき 傾斜 歌詞

傾斜10度の坂道を
腰の曲がった老婆が 少しずつのぼってゆく
紫色の風呂敷包みは
また少しまた少し 重くなったようだ
彼女の自慢だった足は
うすい草履の上で 横すべり横すべり
のぼれども のぼれども
どこへも着きはしない そんな気がしてくるようだ
※冬から春へと坂を降り 夏から夜へと坂を降り
愛から冬へと人づたい
のぼりの傾斜は けわしくなるばかり※
△としをとるのはステキなことです そうじゃないですか
忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか
悲しい記憶の数ばかり
飽和の量より増えたなら
忘れるよりほかないじゃありませんか△


息が苦しいのは きっと彼女が
出がけにしめた帯がきつすぎたのだろう
息子が彼女に邪険にするのは
きっと彼女が女房に似ているからだろう
あの子にどれだけやさしくしたかと
思い出すほど あの子は他人でもない
みせつけがましいと言われて
のぼりの傾斜は けわしくなるばかり
(△くり返し)
(※くり返し)
(△くり返し)

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