三つ子ママのひとり言

三つ子の成長や悪戦苦闘中の育児について・・たまには育児から離れてママのホッと一息を日記にしました

登園後の風景

2006-10-11 11:41:57 | ママのお出かけ
子供達が登園するためバスに乗り込んだあとはいつものごとくママは戦闘開始モード。
そのまま車に飛び乗り幼稚園に行くこともあるし家事を一度済ませてから
買い物や用足しに出かけることもある。

そのまま車に飛び乗ると近所の道路はそこらじゅう幼稚園バスだらけ・・・
我が家の近所に走ってる幼稚園の送迎バスは多分10校あると思われる。
子供達の幼稚園を選ぶ際にあちこちと調べては見たのだが
こんな沢山あるとは思わなかった・・・。
結構遠くから来てるバスもある。我が家の三つ子の通っている幼稚園も遠い方かな?
大体バスには皆どこでも20分くらいは乗ってるらしい。
近くてもアチコチぐるぐる回っていくからね。

バスの色も様々でイロイロ模様がついていたりカラフルな色だったりとかわいい。
バスの中もお歌を歌ってるらしき幼稚園もあれば静かにしてる幼稚園もある。

子供達が幼稚園に入る前はこういうバスをみて
「うちの子たちはどうなるんだろう・・・?」とぼんやりと眺めていたのを思い出す。

もうちょっと遅い時間に車に乗ると今度はデイケアセンターのバスがそこらじゅうを走ってる。
国の政策でこうなったのだろうがこういうバスってちょっと前までは見なかったよなぁ・・
などと思いながらノロノロと走る車椅子マークの車の後ろをついていく。
家の三つ子が歩けなかった頃この車が恨めしかった。

市の多胎児サークルに行こうとしても育児学級に行こうとしても
結局自分でそこまでは連れて行かねばならず車の乗せ降しがどんなに大変だったか・・・
ソレが大変だからと市の育児支援センターなどに電話してみたが
「来て頂ければ何とかお手伝いできるけど・・・頑張ってきてください」などといわれ
ほとんど利用も出来なかった。
来てくださいったって駐車場に連れて行くのも駐車場から連れ出すのも一人ではどうにもならない。
車椅子マークの優先駐車場だって使えないのだ。

遠いところに停める羽目になってやっとこさベビーカーを押して歩いていると
車椅子優先パーキングに停めたデイケアセンターの車から
お年寄りが杖を付いてヨタヨタと歩いて降りてくる。
その人には二人も介護の人が手を差し伸べている。

「どういうこと?」曲がりなりにも歩けている人なのに・・・
しかも介助の人が二人も居るのにここに停められるんだ?
たとえ車椅子に乗ってる人であっても同じ。
介助の人はさらに増え三人くらい居たりするのだ。

こっちは小さいとはいえ全く歩くことも出来ない、話すことも出来ない赤ん坊三人。
そして介助の手もなくまま一人・・・
「なにが少子化対策よ!」と出かけるたびに悲しくなってたような・・・

とこうやって書いていて思い出してきた。

人間の能力の中で優れていると思うのは記憶する能力があるのも関わらず
ソレを簡単に忘れて(封印して)生きていけるという点だと常々私は思っている。
そうでもなきゃ何度も懲りず何かに挑戦することは出来ないよね。
子育てなんてまさにその能力のおかげで出来ているようなもんで
過去の大変さをまざまざと鮮明にいつまでも覚えているようじゃ育てられない。
ましてや次にもう一人生んで育てるなんて出来るはずがない。

簡単にたった1~2年まえのことを忘れて今のことだけを考えて生きていられるから
私だってこうやって何年も三つ子を育てれれるというものだ。

ただ記憶は全く消し去られたわけではなく封印してるだけなので
なにかのきっかけで封がとかれることもある。

子供達が出かけてのんびりと近所のスーパーにお買い物に行くと
2~3歳の子供を連れたお母さんを沢山見かける。
小さな赤ちゃんをベビーカーに乗せ上の子の手を引いて・・・

たいした買い物がなくてもこうって出てくるのがママの気分転換だった時もあったなぁ・・
途中歩きたくなくなって泣き出す三人を抱っこして帰るわけにも行かず
途方にくれていたこともあったし
帰り道はジュースで釣ってひたすら歩かせたり・・・
途中の公園で一休みしたり・・・
牛乳一本買うのにも常に両手を開けておく為にリュックを背負って買いだし状態(笑)

でも三人がいちぢも愚図らず初めて往復歩きとおせた時の嬉しかったこと。
多分必死の形相で三人を連れて歩いてたであろう私に優しく励ましの言葉をかけてくれたり
そっと手を差し伸べてくれた人も沢山いた。

なんてことも思い出したりする。
こんなこと思えるようになったなんて子供達も成長したんだとつくづく思うが
「子育ては成長する楽しみがあるからこそできるのよ。ソレは幸せで楽しいことよ。
先が見えずにお世話することがどんなに大変か・・・」と言う義母の言葉が身にしみる。

それでも
子供が一人でも三人でも大変な時期はみんな同じ。
年寄りをいたわるのは大事だけど、子連れのママも相当大変。
精神的にも大変だったりするのでほんの一声かけてもらうだけで救われたりする。

見ていて大変そうだな・・・と思う人がいたらほんの一声だけでもかけてあげてね。
お年寄りと違って絶対(と言っていいのか?)嫌な顔する人はいないと思う。
大人と会話できるだけで嬉しかったりするしね。
と、大勢の人に(行政を含めてね)言いたくなっちゃったりもする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする