三つ子ママのひとり言

三つ子の成長や悪戦苦闘中の育児について・・たまには育児から離れてママのホッと一息を日記にしました

いらっしゃいませ~

2007-07-13 10:57:18 | 今日の三つ子
ここ数日子供たちはお店屋さんごっこがブームのようだ。

日によって売る商品は違うのだが毎日のように「いらしゃいませー」という声が聞こえる。
最初はゆーたんが自分で折り紙で作ったものを売っていた。
最近ゆーたんは自分で折り紙の本を見て作れるようになったので
商品も色とりどり様々なものがあった。
その後、ナァナとノノが自分達の箪笥の引き出しをひっくり返して洋服屋さんになっていた。
その後は三人とも粘土でなにやら一生懸命作って「出来立てパン屋さんでーす」と言っていた。
ゆーたんは粘土でパンを作るだけでなく、お店もちゃんと作って
紙にケーキのようなお菓子のような絵を描いて『ゆーたんのおみせ』と書いてあった。

毎日毎日よく考えるものだ・・・と感心していたのだが、何かがおかしい???

そうだ!お店屋さんしかいないのだ。
誰もお客さんがいない。
三人ともお店を開いているだけで誰も買わない。
ママに「お客さんになってー」とも言いにこない。

去年しまじろうの付録のお店屋さんごっこセットが届いた時はママが居ないと何一つ出来ず
ママはお店屋さんのお手伝いしたり、お客さんになったり・・・忙しかったのに。
今年はママなしで出来るようになったらしい。

どうもこれは幼稚園で先日行ったバザーの影響のようだ。

幼稚園のバザーは基本的には父母向け(父母が献品したものや手作りのものを売って
その収益は園児に還元されるしくみ)なのだが
園児もママたちの手作りのおもちゃなどを買えるのだ。
もちろん年少さんの去年もやっていたのだが去年は何がなんだかわからず
言われるがままにもらって帰って来たという感じ。

しかもナァナとノノは同じものが欲しかったのか、自己主張できなかったのか
二人で手を繋いだままモジモジ半べそかいたような顔でお店(?)の前に立ちすくみ
先生がアレはどう?これは?とたずねるものの首を振り、
とうとう彼女達のクラスのお買い物時間が終わって次のクラスが来てしまい
しぶしぶもらって帰って来たという有様。

今年は色々わかってきたので数日前から楽しみにしていた。
「今日はバザーのお買い物のときのお財布を作ったよ」
「お金も2つ作った」
「それで2つお買い物できるんだよ」と嬉しそうに三人が言っていた。

前日には私も係りのお手伝いで幼稚園に行くことになっており
「ママもバザーのお手伝いだから、終わるまで幼稚園で待っていてね」と言うと
「ママは何を売るの?」
「ママの買えるの?」
「ママは制服のリサイクルで制服売るからあなたたちは買えないわね」と言うと
「制服かぁ・・・じゃぁつまんないから他のママから買う」
などと張り切っていた。

「今日は明日どんなものがあるか見せてもらった」と言って帰ってきてから一悶着。
ゆーたんは男の子なので一人「ピカチュウのお面にしようか・・」「それともゲキレンジャーのロケットにしようか」
悩んでいるくらいですんでいたのだが
ノノが「ティアラにする」と言い出して喧嘩が始まった。
「ナァナと一緒のものにしないで!」と怒り出した。
「じゃぁ、ナァナが違うのにすればいいでしょ?」
「だってナァナはもう幼稚園で見たときに決めてたんだもん」
「ノノだって綺麗なのがいいんだもん、ナァナはジャラジャラ棒にしなよ」
とまぁ本気で喧嘩していた。
あまりにくだらないので放っておいたのだが見かねたゆーたんが
「ナァナがノノを叩いてノノが泣いている・・」と涙目で訴えにきた。
いたたまれなくなったんだろう。
ゆーたんがかわいそうで仕方なく仲裁に入ることにした。

ま、仲裁と言っても私は優しいママではないので「いい加減にしなさい!!
誰が何を買うかは自分で決めることなんだから、人にあれ買えコレ買っちゃダメと言ってはいけない!!」
それでもまだぶーたれてるナァナに
「そんなこと言うならナァナがなにも買わなきゃいいでしょ!!」
「ノノもそんなこと言われていちいち泣かない!クラス違うんだから好きなもの買ってもナァナはわからないんだから・・言わせておきなさい」
とまぁ大人顔負けの(?)ワル知恵まで吹き込んで何とか収めた。
後で知ったのだがどうやら幼稚園でお友達が「○○ちゃんと同じものを買う」と優柔不断なことを言った子がいて
先生が「同じものじゃなくてちゃんと自分の好きなものを買いましょう」と言ったのを
ナァナが理解しきれず覚えていて「同じもの買っちゃダメなんだよ」と言うことなったらしい。

それにしても去年は同じじゃなきゃイヤだと半ベソかいてた二人が
「同じにしないで」と喧嘩するとはね・・・笑ってしまうわ。
ゆーたんがこなければずっと放っておいて一人笑っているつもりだったんだけどね(笑)
と言うのも、子供たちが喧嘩をしている頃私は必死で次の日に持っていく手作りお菓子を作っていたのだ。
一人の子のクラスだけに貢献するのがかわいそうで(三人平等に扱いたいので)
各クラスに「つくりまーす」と気軽に返事したのだが
よく考えればオーブンが一つしかないので時間のやりくりが大変なのだ。
パウンドケーキとスコーンは焼いてる間に生地を作って続けて焼けば簡単なのだが
パンは発酵をオーブンでしたいので焼いた後だと冷まさなくてはいけないし・・
でもベンチタイムとかのロスがあるので先にパウンドとか焼きたいし・・・
てな葛藤で結局午前中にスコーンを焼いて、幼稚園に行ってお手伝いをし、
夕方戻って子供たちの夕食を用意しながらパウンドを焼き
喧嘩の仲裁をしなくてはいけない頃はパンを丸めてたのだ。

さっさと寝かしつけたい子供たちはその日に限ってなかなか寝そうにない。
「ママの作ったお菓子はノノは買っていいの?」
「ママなに作ってるの?」
「ゆーたんたちのお菓子はないの?」と代わる代わる見に来る。
オーブン使ってるし急いでるし・・・でちょろちょろされると危ないので
「さっさと寝なさーい」とベッドに押し込んだのだが
「いいなぁ、ママはお菓子とか作れて」
「なんでママのお菓子買えないんだろうね?」などとピロートーク(?)は続くのだった。

まぁそんなママの様子も見ていたせいか
作ったものを売るんだ・・・ということがわかったらしい。
「ママお菓子作るの頑張ってね」
「ママ、制服売るの頑張って」と応援の声をかけて寝入った様子。

当日は結局ゆーたんはゲキレンジャーにしたし、ナァナもノノもティアラにしていた。
子供用のキャンディレイも買ってきて大満足の様子。
「ゆーたんは○○君のママから買ったよ」
「お店は綺麗に飾りがあるんだよねぇ」などと帰りの車の中から大騒ぎ。

多分その印象が強かったんだろう。
ママ達みたいに自分達で作って物を売ることをしてみたいのだろう。
今朝もはよから「いらしゃいませ~」とどこにもいない客に向かって叫んでる三人であった(笑)
平和・・平和・・・
ママも自分でマゾかと思うくらい、二日間疲れた甲斐があったというもんだ。
今朝のいらっしゃいませの声も夢うつつで聞いていたくらいだよ(笑)
コメント
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