ねずママのねごと

日々生活しながら、あるいはインターネットの世界に遊びながら思うことをいろいろ。

たいちろさん……

2008年03月08日 | 私の好きな声優さん
広川太一郎氏が死去 007ムーアさん吹き替え(共同通信) - goo ニュース


 68歳は、まだ早いです……。ご冥福をお祈りするとともに、ありがとうの言葉を。私がまだこどもだった頃から、活躍されていた方です。

 ロジャー・ムーアとかトニー・カーティスとか、マイケル・ホイとか……数々のダジャレCMとか、アニメなら名探偵ホームズや古代守やキャプテン・フューチャー、キザトトくん……。
 私がいちばん好きなのはいまでも、「ムーミン」のスノークです。岸田今日子=ムーミン、と瞬間的に思っちゃうのと同じくらい広川太一郎=スノークなのですよ、ですよ。アニメのEDで使われた「スノーク家のしつけ」という歌はいまでも覚えてます。初期の二枚目風からどんどんどんどん崩れていって、なんともすばらしい魅力を持ったトンデモなキャラクターになったのは、広川さんの声の演技が影響したからとしか思えません。 
 広川さんがお亡くなりになっても、あの広川節は不滅です。いやほんとに。なにか映画のDVD借りてきて、吹き替えを「聞こう」かなと思っちゃったりなんかしたりして。

声優ではない人を声優に起用することについて

2004年08月22日 | 私の好きな声優さん
 私の行きつけの、とある個人サイトの掲示板で、ちょこっと話題になっていたので、この機会に少し。

 宮崎アニメ「ハウルの動く城」に木村拓哉さんが声の出演をするそうです。そういえば宮崎監督は、声優ではない俳優やその他の芸能人をよく起用していますが、声優があまり好きではないのか、ほかに理由があるのか、そのへんはよくわかりません。「声優をつかわないことについての是非」の議論はこれまでにもいろんなところでされているみたいですし、いまさら、なのかもしれませんが、最近個人的に思うことを、ちょっと文章にしてみようかなと。

 ベテラン声優さんが声を当てていると、安心して聞けます。劇中のキャラクターに感情移入できます。一方、声優経験のない、または少ない芸能人が声を当てる場合、ふつう、声当ての技術では声優さんにかないません。天性のカンで上手に当てているひともいますが、そうでないと、なんか不慣れな感じ、どうもしっくりこない、あるいは「ヘタ」という印象を観客も持ってしまいます。声をあてているご本人の顔がチラチラ浮かんできたりもします。それが気になったまま終わりまでいってしまうと、なんだか悲惨なことに。
 そのリスクを背負って、あえて声優でない人をキャスティングする理由は……「声優さんの演技の『型』にはまらないものを期待して」でしょうか。
 声優さんの演技は、もちろんひとりひとり個性がありますが、なんとなくある種の型というか、なにか「いかにも声優」という雰囲気というか、そういうものが感じられるのです。おなじセリフでも、声優でない人が言うと、全然違って聞こえます。それによてキャラクターに個性を出したい、というねらいがあるのではないでしょうか。
 たとえが悪いかもしれませんが、あるポップスソングを、ポップス歌手ではなく演歌や民謡やクラシックの歌手が歌うところを想像してください。なんか違和感がある、変だよ、と思うかもしれませんが、逆にうまくハマると、ああ、こういう歌い方もあるんだ、おもしろいな、新鮮な感動だな、と思うこともありませんか?

 ……やっばり、けっこう「賭け」だという気もしますが。(笑)

 私は最近の宮崎アニメをあまり見ていないので、成功率(?)がどのくらいなのかは知りませんが、昔「これはすごいっ!」と思ったのは「天空の城ラピュタ」のドーラさん役、初井言榮さんです。経歴をざっと見てみたところでは、声の出演は「ラピュタ」だけのようです。きっと声当てのカンがすごくいい方だったんですね。


 ここまで書いて、ふと思い出しましたが。
 昔の映画やテレビドラマって、撮影後に声を別に撮り直して入れたっていう話をどこかで聞いたことがあるんですが……。つまり本人がアテレコするわけですね。そういう経験がある俳優さんなら、声当ては多少慣れているのでしょうか?

 ああ、しまった。まとまらなくなってしまいました。
 とりあえず、キムタク(やその他の方々)の健闘を期待しています……。映画の公開は11月20日からとのことです。