ねずママのねごと

日々生活しながら、あるいはインターネットの世界に遊びながら思うことをいろいろ。

クリストファー・リー氏のこと

2008年06月03日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 先日書いた日記からの連想で、俳優クリストファー・リー氏のことが気になりだしました。私くらいの世代だと、まず「吸血鬼ドラキュラ」の役者として思い出しますが、若い人たちのあいだでは「サルマン」や「ドゥークー伯爵」のほうが有名なようです。

 リー氏のドラキュラ伯爵はとてもこわくてかっこよかったので、ドラキュラをやらなくなってしまったのを当時は残念に思っていましたが、今になってみれば、ドラキュラ役者で終わらなくて、よかったなあ……。イメージ払拭にずいぶんと苦労されたと思いますが(実際、私はしばらくのあいだ、どの役でもドラキュラに見えてしまってしかたありませんでした)、いまや「威厳のあるおじいさん」として大活躍。しかもまだまだお元気そうでなによりです。この5月に86歳になられました!

 ネットで調べてみてびっくりでした。イタリアのメタルバンド「ラプソディー・オブ・ファイア」のThe Magic Of The Wizard's Dream (2005)という曲で歌っているとのこと。ええええ? 歌うの? と驚くのは遅すぎで、もっと前に「キャプテン・ザ・ヒーロー」(1983)という映画で悪役として出演した時にも美声を披露しているというのです。
 某所で歌声もチェックしてしまいました。即CD注文(笑)。
 さらにさらに、声優としてのお仕事もいろいろ。すてきな声ですものね。「コープスブライド」(2005)の出演は話に聞いていましたが、アニメ「ラストユニコーン」(1982)(スタジオジブリの前身トップクラフトが制作に参加したことで有名、らしい)では英語版とドイツ語版のふたつにKing Haggard 役で声の出演をしているとか。そしてゲーム「キングダムハーツ2」(2はローマ数字)(2005)の英語版にも出ているらしいのですが、私はゲームはあまりやらないし、さすがにそこまで追っかけはできないかもです。

 最近のお仕事(今見られる最新のものは「ライラの冒険 黄金の羅針盤」でしょうか?)を少しチェックしたら、また昔のホラー系映画でも(ツッコミいれながら)見直そうかと……幸い、DVDがけっこう出ていますから。

私にはないものを持っている人たち

2006年11月29日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 子ねずみ2号をピアノの先生の家まで送っていったのですが、そこでちょっとした事件。電子ピアノを触ったとたん、「あれ、なんか音がおかしい」と言うのです。私にはべつにおかしいと感じられず、音色がいつもと違うものになっているのかな?と思ったのですが、そうじゃなかったんですね。私にはわからない「音の違い」があったのです。「どこがおかしいの?」と聞くと「半音違ってる」。
 うわー、そうなのかっ! 絶対音感のない私には、全然わかりませんでした。先生も「あれ、どこかいじった?」と言いながら、直そうと一生懸命あちこちのボタンを押したりしてます。この電子ピアノって、ピッチまで変えられるのね……すごいなあ。
 そんなこんなでやっと元の音(442Hz)に戻り、「これでお互いに気持ち悪くなくなりましたね」とレッスン開始、母退場。あのー、私だけ、気持ち悪くなかったです、ごめんなさい。半音違ってたって、叩く鍵盤は同じなんだからそのまま弾けばいいじゃない、と子ねずみ2号に言おうと思ってたくらいです。
 自分だけ仲間に入れなくて、少し寂しかった……なんて、嘘です。へぇ、気持ち悪いのか、そうなのか、と自分にないものですから想像もつかないのですけど、おもしろいなと思いました。


 そうすると、カラオケで自分の音域に会わせて原曲より3度高くとか低くとかするのも、絶対音感のある人には大問題なのでしょうか? それともすばやく頭の中で調を書き換えて歌っているんでしょうか。ちょっと、聞いてみたいです。ちなみにうちの子ねずみ2号はカラオケ嫌いなので、そのへんの意見を聞くことができません。

気になっていた「イナバウアー」

2006年03月13日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 いまや小さな子どもでも知っている、荒川選手の「イナバウアー」。今年の流行語大賞の筆頭候補でしょうねえ。
 ところで気になっていながらなかなか意味(?)を調べずにいたんです。ドイツ語っぽいなあ、と思うのですが、この技を開発した人の名前かな? ビールマンスピンみたいな……。
 ネット検索すると、フィギュアスケートに詳しい方々があちこちで書いてくださってました。やっぱり、人の名前だったのですね。ずばり、「イナ・バウアー」(Ina Bauer)という、1950年代の西ドイツのフィギュアの女子選手の開発技でした。爪先を180度に開いて片方の足を曲げ、もう片方はうしろに伸ばして横に滑る、というものらしいです。べつに体をそらせなくても、「イナバウアー」なのですが、後ろに反らせて滑ることも多く、それが「レイバック・イナバウアー」と呼ばれているそうです。

 調べて良かった。やっぱり誤解していました。(笑)

 朝の報道番組の中で紹介されていたのですが、どこかのおそばやさんがつくった「イナバウアーそば」。おそばの上に大根おろしとエビの天ぷらが(そりかえって)のっているというものが、裏メニューであるそうです。楽しいですね。

「こけらおとし」

2005年12月27日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 今日、テレビのクイズ番組を見ていて初めて知ったのは、

「こけらおとし」の「こけら」は、「柿(かき)」とは違う字だということ!

 ……「かきおとし」と書いて「こけらおとし」と読むのかと思ってました。意味を考えれば、変だなあと思うはずなのに、なんにも考えていなかった自分が恥ずかしいです……。

やっぱり「宇宙戦争」という響きが好き

2005年06月20日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 「宇宙戦争」というタイトルは、"THE WAR OF THE WORLDS"(こんどのスピルバーグの映画では、最初の「THE」がついていないみたいですが)の訳としては、なんだかちょっと違うのではないかという気もします。「スター・ウォーズ」とまぎわらしいじゃないか、という人もいます。でも、やっぱり「宇宙戦争」なんですよね、日本では。映画にあまり興味がないけどH・G・ウェルズの原作が好きな人や、1953年の映画が好きな人が「お?宇宙戦争?」と注目しますしね。(私も、どっちかというとそれでひっかかったのですが……)
 それにしても最初に「宇宙戦争」と訳したのは誰で、どうしてそうしたんだろう、と気になりました。ひょっとしたら、1953年のアメリカ映画が日本で公開された時のタイトルが先で、それが原作の翻訳の書名に流用されたんじゃないかとも思ってしまいました。だって、「宇宙」とつけるほうがいかにもSFっぽくて、わくわくして見たくなるじゃないですか。(少なくとも昔は)
 そんな疑いを持ってネット検索したところ、

しは小説家・詩人のシ2.1 光用穆の場合その2
 (東京人形倶楽部 あかさたな漫筆)

にて、秋田書院から大正4年(1915年)1月1日に光用穆の訳で「宇宙戦争」が発行されているという記述を発見。映画じゃなくて、本が先だったんですね。でもなぜ「世界間戦争」じゃなかったのかはやっぱりわかりません。



ところで、オーソン・ウェルズが制作したラジオドラマ「宇宙戦争」をごぞんじでしょうか。1938年のハロウィーンにアメリカのCBSで放送されました。臨場感を出そうと、「番組の途中で臨時ニュースが入る」という形式で作られたため、途中からラジオを聞いた人の多くが、火星人の襲撃は実際の出来事だと勘違いしてしまいました。全米でパニックが起きて大変だったそうです――という話は、おりにふれていろんなところで聞いたことがあるのですが、それだけの騒ぎを起こしたオーソン・ウェルズはどう責任を取らされたのかというところまでは知らなかったので、ずーっと気になっていました。こちらにその事件とその後日談が詳しく書かれていましたので、興味のあるかたはぜひ。驚きの結末です。


オーソン・ウェルズとグローバーズ・ミル ~1938年火星人騒動の舞台~
 (www.tampopo.info-NJ生活誌おしゃべりたんぽぽwebサイト)


 伝説のラジオドラマは、なんとCDつきの本で出ているそうですよ。(現在品切れっぽいですが)いったいどんなふうなのか、聞いてみたいです……でも英語わからないからなあ……。




紅茶の日

2004年11月01日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 11月1日は紅茶の日。誰がそんなこと決めたかというと、「日本紅茶協会」さんです。

 江戸時代、海難でロシアに流れ着き、帰国まで10年間異国に滞在した大黒屋光太夫とその仲間。彼らは1791年の11月には女帝エカテリーナに会うなど、上流社会の人々との関わりがあったようです。それならお茶会にも招かれたことがあるだろうということで、光太夫が日本人として初めて(お茶会で)紅茶を飲んだ日として、この日が定められたそうです。

 ちょっぴり風流な話に思えますが、光太夫たち、ロシアにいるときも、帰国してからも、たいへんな苦労をしたんですよね。私は今後毎年、紅茶の日には、大黒屋光太夫の運命を思い出すことになりそうです。


7月10日は何の日?

2004年07月10日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 7月10日はNATO(北大西洋条約機構)の日、ではなくて、納豆の日なのだそうです。このあいだの「ゴーヤの日」と同様、なんてわかりやすい、というか、そのまんまじゃない、というか。

 私は子供の頃「好きな食べ物は?」と聞かれて「納豆と梅干し」と答えていたくらい、納豆が好きなのですが……例によって、ただ「好き」なだけです。納豆の種類に詳しいとか、いろんな調理法を知っているとかいうことはないので、期待した人がいたらごめんなさい。

 私の納豆の食べ方は、添付のたれとからしのほか、刻んだ葱を少量混ぜてネバネバするまでかき混ぜ、あたたかいごはんにのせて食べます。これが一番好きです。生卵をいれると、なんだか水っぽくなってネバネバ感も減り、いまひとつという気がするので、ほとんどやりません。刻み納豆も歯ごたえがなくなるので寂しいから、納豆巻きのときくらいしか食べません。マグロ納豆は、「別々に食べる方がそれぞれおいしいのに、もったいない」と思い、納豆汁は自分の好みには合いませんでした。結局、シンプルな食べ方が一番好きだということで落ち着きましたね。

 ところで「豆腐の日」というのもあるのでしょうね。きっと10月2日だ!調べてみたらやはりそうでした。と思ったら、ほかに毎月12日が「豆腐の日」なのだそうです。2つもあるなんて、すごいですね。
 ではさっそく、今日は納豆、あさっては豆腐を食べようキャンペーン……なんて、やりませんのであしからず。うちは今夜は焼きそばです(笑)。

桜餅の関東風・関西風

2004年04月20日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 今日、とあるフリーペーパーを見ていたら、「桜餅(関東風)の作り方」というのがありました。ええっ!お雑煮やうなぎの蒲焼きだけじゃなくて、桜餅にも関東風と関西風が?初めて知りました。
 ネットで調べたらぞろぞろ出てきます。しまった、常識だったんですね。ふたつの違いは、餡を包む皮でした。関東風は小麦粉で作った薄い皮(クレープ風?)なのに対して、関西風は道明寺粉(蒸したもち米を乾燥させて砕いたもの)で作った餅なのです。関東風を「長命寺」、関西風を「道明寺」と呼ぶのですが、私は今の今まで関東風のが「桜餅」で、関西風は桜餅ではなくて「道明寺」というべつのお菓子なのだと思っていました。うわー、ごめんなさい。
 もっと詳しく知りたい人へ。こちらが参考になります。
まいうー!桜餅の定義・歴史!
 

助六

2004年04月11日 | ねずママ的「へぇ~」な話
 主人がお昼にスーパーで「助六寿司」を買ってきました。海苔巻きとお稲荷さんがセットになっているあれです。私も好物です。
「どうしてこれを助六っていうか、知ってる?」
と聞くので、
「歌舞伎の助六となにか関係あるんだろうと思うけど、知らない」と答えると、
「助六の彼女の名前が、揚巻って言うんだよ」
 なるほど、揚げと巻きかぁ。おもしろいですね。
 主人は歌舞伎好きなので、前からこのことを知っていたのかと思ったら、
「このあいだ京都でタクシーの運転手さんから聞いた」
のだそうです。
 ちなみに歌舞伎の「助六」の正式名?は「助六由縁江戸桜」だそうです。