汗とダイエット

ボクシングトレーニングは、よく汗をかくことが出来るスポーツです。
冬でも、ボタボタと汗を大量に床に滴らせて動いている方が大勢います。
汗をかいて運動すると、達成感も加わって、とても気持ちいいものです。
（わざわざ部屋を暑くしている訳ではなくて、室温は、ネクスタイルでは１８度〜２０度をキープするよう空調を調整しています。）
トレーニング中は、極力、こまめに水分を補給していただくようアドバイスすることを心がけています。

特に女性のお客様には、ネクスタイルに通い始めの頃には、なかなか汗をかけない方を見かけますが、
そんな方も、暫くトレーニングを続けているうちに、しっかり汗をかけるようになったと言っていただけます。
いわゆる、「代謝」が改善されたことになるんでしょうね。

ところが一方で、
時折、夏でもサウナスーツを着込んで汗をかこうと頑張っている方を見かけますが、
汗をかくことと、ダイエット（減量）が同じ物であるといういうように誤解されている方が多いようです。
汗を出せば、一時的に結果として体重は減るでしょうが、身体から水分が抜けているだけで、補充すれば元にもどります。
水分不足は冬でも熱中症の危険がありますので、気をつけていただきたいと思います。
必要以上に汗を出すことはパフォーマンスも落ちますし、熱中症の危険が高まるだけです。

ダイエットのためには、”燃焼”が必要です。”燃焼”と”汗”は別物です。
汗は体温調節のために出て来るものです。
”燃焼”すれば体温が上がり、結果として汗が出て来ることになりますが、
汗をたくさん出しても、たくさん”燃焼”する訳ではありませんのであしからず。