楽器修理.comブログ

楽器修理のお話やその他いろいろ載せてます!

フルートの選び方!

2013年12月05日 18時44分06秒 | フルート

皆さんこんにちは~



ご無沙汰しておりました
今後とも更新頑張ってまいります
お時間ある時は是非!除きにきて下さい





さて!
本日は、吹奏楽・オーケストラ・JAZZとさまざまな場面で大活躍のフルートの選び方ついてお話します




フルートは管の材質と厚さで、響きや音色が変わってきます
でも、どんな素材でどのくらいの厚さがあるのでしょうか~??


それではご紹介しましょう


白銅
[標準肉厚:0.4mm]耐久性があって響きやすい特性を持つ白銅(銅とニッケルの合金)は、どんな音域でもバランスが良く、明るい音色が特長です
耐久性と響きやすさから、スチューデントモデルに採用される事が多いですよ




19世紀のフルート改革者ベームにより見出されてフルートに採用された銀は、“最もフルートらしい”といわれる音色が特長です
キラキラした高音と、深く響きのある低音のバランスの良さは、魅力的な音色な事間違いなしです
[標準肉厚:0.38mm]豊かで暖かな、伸びのよい音色が特長です!その音はホールの隅々まで広がっていきます
[ライトウエイト:0.35mm]銀製の特長である豊かな音色はそのままに、非常に響きやすく、自在な音色の変化を楽しめます
[ヘビーウエイト:0.43mm]深くダークな音色で、奏者のパワーにしっかりと確実に応える響きが特長です




金は、フルートに特別な輝きを与えます!
その艶のある音色はピアニッシモでもしっかりと広がる遠達性をそなえ、その魅力はフルートの最上級を言われています
[標準肉厚:0.3mm]もっともバランスよく響く厚さで、際立って艶・輝きのある音色は演奏する人のイマジネーションを限りなく広げます
[ヘビーウエイト:0.35mm]抵抗感を増やして演奏者のパワーに応え、一層伸びのある力強い響きを作り出せます




木(グラナディラ)
[標準肉厚:3mm]グラナディラは非常に硬く、水に沈むほど比重が大きい木で、木質ならではの柔らかく暖かな音色は聞く人を魅了します




管楽器の中でも、フルートは素材や厚さが最も豊富なのではないでしょうか!?
音楽のジャンルによって、持ち替えるほど音色に素材や厚さが関係してきます

是非、ご参考にしてください



では、次回の記事もお楽しみに~


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フルートスワブ!

2013年11月07日 18時04分22秒 | フルート

皆さんこんにちは~




風邪がなかなか治りません…
同僚のお子さんの学校では、すでにインフルエンザが始まっているようです
手洗いうがいはしっかりしましょう





さて!
今日はフルート奏者の間で、最近話題になっている「クリーニングスワブ」をご紹介します



そのスワブがこちらです



たくさんのカラーがあって、色を選ぶだけでもワクワクしませんか



このスワブ、何がスゴイかというと…


通常、フルートのお掃除は、クリーニングロッドにガーゼを巻いて、管内の水分除去をします




ガーゼを使っての掃除だと、内側を傷つけてしまったり、頭部管の水滴を十分に掃除できなかったりと、内側の手入れは長年フルート奏者の悩みの種だったそうです

実は私も、修理が完了し、掃除をするときに気になっていました




その先端の水分!!
このカワベフルートスワブだと、簡単にお掃除する事が可能なんです



なぜか…??
このスワブの先端は

このような形状をしているため、布がつぶされず、先端の水分までしっかりお掃除が可能なのです



しかも、袋状になっているため、ロッドが管体を傷つけてしまう恐れもなくなります





カラーは全部で12色です

私は大人カラー、ネイビーブルーが気になります(あっ!決して汚れが目立たないから、というズボラな理由ではありませんよ




では、次回の記事もお楽しみに~

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フルートの種類!

2013年10月10日 18時27分43秒 | フルート

皆さんこんにちは~




最近はとても暖かい日が続いていますね~
チューバを運んだだけで、汗がドワっ
10月ですよね…??






さて!
本日はフルートの仲間達を紹介します




私達が普段「フルート」と呼んでいる楽器は、正しくは「コンサート・フルート」という名称なんですよ



コンサート・フルートには音域の異なる種類のものがあります
今日はその中から、3種類をご紹介します


まずは、ピッコロです
ナメック星人ではありませんよ…



ピッコロはフルートより1オクターブ高く、甲高いキーンとした音が特徴
長さが約30センチなので吹いていると右耳にかなり響きます
高音なのでバンドの中にいても、良く目立つ楽器です





次は、アルトフルート



アルトフルートは少し甘い音色がします
コンサート・フルートとの違いが分かりにくいですが、並べてみると一目瞭然です







最後に、バスフルート



バスフルートは管を伸ばすと長さが130センチほどで、コンサート・フルートより1オクターブ低い音が出ます


フルート奏者は持ち替えて演奏する事がほとんどです!!






では、次回の記事もお楽しみに~




今日もぽちっと

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フルートのタンポ調整!

2013年09月25日 18時58分07秒 | フルート

皆さんこんにちは~




雨模様の1日いかがお過ごしでしょうか
昨日から、右手親指の付根あたりからジワジワと痛みを感じております
すごく痛いわけでもなく…気になって気になって…
早く治ってくれる事を期待しましょう



さて!
本日はフルートのタンポ調整についてお話します


まずはフルートのキィカップはこのような構造になっています




フルートはクラリネットやサックスのタンポの様に、ラックを使用しません
固定ネジによってタンポを固定させて、交換や調節をしていきます


そのためクラリネットの様に、タンポを傾けながらの調整は難しいのです
そこで、フルートタンポ調整に欠かせないのが、台紙の存在です



フルートのタンポはこの「台紙」の厚さを調整してキィカップからのタンポの「出具合」で行っていきます
私の絵心ゼロの大雑把な図で、想像できますでしょうか…
キィを半分にした図です




この様に、キィを指で押さえたとき手前側しか当たらないときは、台紙を厚くしてタンポを出します
こんな風に調整していくのです




台紙はキィカップの大きさや厚みによって、色や形が変わっているので
見ためで分かりにくい厚みも、色の違いで判断できるように工夫されています




拙い文章で、少しでもお分かりになりましたでしょうか…





では、次回の記事もお楽しみに~


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1ヵ月に1度のお手入れ(フルート)

2013年08月19日 18時28分30秒 | フルート

皆さんこんにちは~


お盆休みはいかがでしたでしょうか
私は海に行ったり、音楽フェスに行ったりと夏を満喫してまいりました~
実家でスイカが美味しくて食べすぎ…お腹が大変なことになったのも良い夏の思い出です
美味しくても食べすぎはダメですね~




さて!
吹奏楽コンクールも一段落し、ゆっくりとした日々を過ごしている頃だと思います
ここで!ひと夏の練習を共に頑張ってきた楽器のお手入れをしていますか~
しっかりお手入れをして、これから始まる練習に備えるようにしましょう

そこで、今日はフルートの1ヵ月に1度のお手入れをご紹介します


用意するのはこちら!

トーンホールクリーナーです


取り出してみると…モールのようなアイテムですね

そのままでも、折り曲げても使用できます

フルートのこのような部分…よーく見るとホコリが溜まっています



ここに先程のクリーナーを使用して掃除をします

こんなところも



ぜーんぶ磨くと

こんなに汚れが溜まっていたのです


1ヵ月に1度、日にちを決めてお手入れすると良いですよ~


では、次回の記事もお楽しみに~

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