楽器修理.comブログ

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トロンボーンの種類!

2013年10月17日 18時31分59秒 | トロンボーン

皆さんこんにちは~



台風も落ち着き、本日は穏やかな1日になりました
徐々に本格的な寒さがやってくるのでしょうかー
もう夏が恋しいです





さて!
本日はトロンボーンの仲間をご紹介します



トロンボーンは、人間の声に合わせてさまざまな音域で作られた楽器です
かつてはソプラノ、アルト、テナー、バスがありました
ですが、バロック時代(17世紀~18世紀前半)以降にはソプラノは使われなくなり、現代ではトロンボーンというとテナーを指すことが多くなっています



基本形といえるテナートロンボーンはクラシック・吹奏楽・そしてジャズやポピュラー音楽など、さまざまなジャンルで、幅広く活躍しています
トロンボーンは、スライドの伸縮で管の長さを変えて音の高さを切り替える奏法が基本となりますが、体から遠いポジションほどスライドの移動距離が長くなり、スムーズな演奏をするためには独自の技術が必要になります
そこで、それを補うためにスライドとは別の管を取り付けて、遠くに腕を伸ばさなくても同じ音程が出るしくみにした楽器が、テナーバストロンボーンです

テナーバスはテナートロンボーンに「F管」と呼ばれる管を取り付けて、低音域を拡大した楽器ですが、「F管」を使うことで、遠いポジションを使わなくても演奏が可能になる仕組みにしたものです
その点で、初心者や小柄な人にも向いている楽器です
ただし太管のテナーバストロンボーンは、息の量も多く必要で上級者向き初心者には中細管がおすすめですよ



バストロンボーンは、テナーバストロンボーンを更に太くし、低音域を補うための管を1個または2個装着した楽器です
管が太い点以外は基本的にテナーバスと同じですが、口径の大きいマウスピースを使用することで、低い音が出しやすくなっています




トロンボーンは教会など、宗教的な場で活躍することが多い楽器だったそうです
人間の声の音域に近く、合奏によって荘厳なハーモニーを奏でるトロンボーンは、「神の楽器」として扱われるようになったのです
そのため作曲家たちも、ミサ曲や宗教的な音楽以外ではトロンボーンの使用を差し控えたそうですよ


そんなトロンボーンの神秘的な音色に、ご注目してみてくださいね




では、次回の記事もお楽しみに~



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トロンボーンの凹出し!

2013年08月07日 18時27分04秒 | トロンボーン


皆さんこんにちは~


昨日、残りの親知らずを抜歯しました
2回目なので、大丈夫!!と自分に言い聞かせましたが…
いざ!治療室に入ると、心臓バクバクバクバクバク
麻酔をして、「じゃ!抜きますよ~」の声と共にメキメキと音を立てる親知らず…
5秒程でポンっと!抜けました
上の親知らずも5秒ステキ~
と感動しましたが、麻酔が切れてゆくにつれ…痛みが増し、夜は痛み止めに頼りました
今朝は少々腫れていたものの、今は痛みもなく順調です
これで、親知らず4本抜歯終了ですスッキリした~




さて!
本日はトロンボーンの凹出しについてです


先日、落下して凹んでしまったトロンボーンの修理依頼がありました

トロンボーンはスライドの部分やベルの部分が凹んでしまう修理は頻繁にあります
今回は↑ベル手前のテーパー部分です



凹出しの修理の基本は、金型と呼ばれる型に↓

修理部分によってさまざまな型があります



凹んでしまった部分を押しあてて、力技で押し出します

意外と力が必要で、この時期は汗だくになりながらの作業です


管体が凹んでいると、そこから響が止まってしまう可能性があります(特に金管楽器)
凹みの大きさによってお値段や作業日程が異なりますので、まずはお見積り等でご対応させていただきます



さて!このトロンボーンはどう変身するのかっ近日公開予定~



では、次回の記事もお楽しみに~

ぽち!!!

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