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日々の備忘録

木戸祭~旧木戸邸&達磨堂~

2011-09-26 | 幕末



命日の5月でも、誕生祭の6月でもないですが、

一人木戸祭開催!



まず、旧長州藩邸へ。






お久しぶりです!
お元気でしたか?
何年ぶりでしょうか、、、
と、物思いにふけりながら、パチリ

この辺り、いつも、人が多いんですが、
今回は、おらず。

初めて、案内板を読む。






え?
いつの間に松陰の門下生になったの?




さて、次に9/30まで公開中の達磨堂へ


京都市中京区土手町夷川上ル末丸町28
10:00~16:00(受付終了)
¥600


外観


天皇行幸の地


こちらは、死ぬ数日前に天皇がお見舞いに来た場所です。

天皇が来たということで、家を処分されずに済みました。

けれども、現代は本宅はなく、この茶室のような小屋があるのみです。



着いて直ぐ、ボランティアガイドさんが「はいはい!」と上がるように催促されます。

1階に上がり、正座

ガイドさんのお話が始まります。

ちなみに、
こちらのガイドさんも「松陰先生の門下生」と

ど~~~も、京都市観光協会の教科書に載ってるみたいだな。
でも、ワタクシは、指摘いたしませんわよ


部屋からの景色


お話を聞きながら、映すの図。

この風景とか見ながら、苦しさに耐えてたのかな~と思うと感慨深い


円形の障子


この小屋の特徴の円形の障子。


達磨火鉢


お部屋にあった火鉢。

これ、忠太郎コレクションの1つかな?



説明が終わると、ごゆっくりと言われる。


が、ゆっくりしてると、ガイドから2階へ!と催促される。


2階へ

孝允も忠太郎も松子も幸一も登ったであろう階段









上は、3畳と5畳のお部屋。
中には、入れません。
階段の踊り場?でまたもやガイドさんの説明。

秀吉の妻のねねさんが住んでた場所とか三本木が近くにあるとか
外の山は、東山だとか、そんな説明でした






外は、東山の景色。

きっと大文字も見えます。

ぼ~っと眺めてると、ガイドさんが早く降りろとまたもや催促。


なんか、まったくゆっくりできない


靴を履いて、達磨堂前へ。










中に入ると、目に飛び込むのは、この絵。

このお堂は、達磨コレクションを収めるためだけに

大正12年、忠太郎君によって建てられました。



証拠だるま。
(お堂の入り口左側)



大正十二年十二月
満鉄社員有志寄贈

は????


忠太郎「達磨コレクションのお堂が完成したんだよ

満鉄社員「ぜひ!これをコレクションの1つにして下さい!」


なんか、楽しい満鉄






細部までこだわったらしく、
窓もだるま

ここでも説明されるんですが、
だるまの数を数えたことがないとか言ってました。

や、数えろよ。。。




木戸忠太郎氏(作者不明)



ん???





こ、これは!もしや幸一氏達磨???



所狭しと並ぶだるまちゃん。

      

   

   

   




天狗にしか見えないのが、1こある。
となりも、福助だよな。。。




中国の達磨、、、、に見えない




茶碗に描かれただるまのコレクション。




家の中にあった達磨の火鉢にそっくりなもの発見!

ってか、これ、ラ・フランスじゃね?




昭和の戦後まで生きてるので、比較的新しいおもちゃだるまもあります。
んで、マトリョーシカにしか見えないのもあります




にこにこダルマ鉛筆。
パッケージだけ、鉛筆は普通。




<食品シリーズ1>



「だるまさんぬ゛」と「だるまコンブ」。
※危険ですので、食べないで下さい。

「だるまさんぬ゛」ってなんて読むんだろう。
つか、なんだろうこれ
食品みたいだけど。。。



<食品シリーズ2>



「ワンツードロップ(カード入り)」、「甘納豆」、「コドモキャラメル」、「だるまガム」


なんか、この辺見てると、

流石!木戸家の人間だなぁ

と思う。

血は繋がってないけれど、しっかりお父様の性質を受け継いでるね。





本棚もあって、その中にお父様の資料が





ちょっとは、かたずけろ埋もれとる





この中では、説明ガイドがおらず、好き勝手に見てました。
もう楽しくて仕方ないし

この一つ一つを忠太郎君が並べたのかと思うと、
笑い転げて感動してしまいます


真剣に捜しませんでしたが、
肖像画で忠太郎君が持ってる達磨は、見つかりませんでした。



こちらに来て、検証してみたかったのは、
同じ構図で写真を撮ること。



検証1 


   


時代は、昭和初期かな?
明治天皇行幸の碑がありません。

丁度、忠太郎君が立っているところに今は松が植わっています。




検証2


   

新築記念と満鉄社員寄贈の達磨の位置が違いますね。

いつ移動させたんだろう。。。





ひとしきり楽しんだ後、かもがわ会館にて飲み物サービスを受けます。

コーヒー(Ice/Hot)、リンゴジュース、オレンジジュースから選べます。



飲みものを頼むと、チケットが切られる。



会館の中にも達磨が陳列されていました。





数えたことないって言ってたけど、
昭和55年現在に、約3万点って書いてるし。


触れるところにこいつがいる。
これも、コレクションかな?








や~~~思った以上におもしろかった。

また、何年か後に行ってみたい場所になりました。

特別公開しなくても、事前に申し込めば入れるみたいなので、

機会はあるはず。



そして、和田小五郎→桂小五郎→木戸孝允資料のお堂が欲しくなった次第であります。




つづく。。。