練金術勝手連

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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

人が仮面を脱ぐとき ★★★ 3月例会より

2007年03月26日 | 読者会定例会
練馬読者会

 3月24日の例会には20代新人の初参加がありました。
 ひとが人として扱われなくなりつつある実社会に、若人はいかに立ち向かったら良いのか?
 ほっておけば、本音や人間らしい感情でコミュニケーションできる場面はドンドン減るばかり。“空気”を読んで仮面をかぶり、“結果”を出す……。安く使い捨てされるか(不安定雇用)、過酷に働かされても、少しはカネでメンテされるか(正社員?)いずれにしても人は商品、会社だって投資屋からみれば売り買いする商品でしかない。

 一歩会社を出たら出たで、やれ買えあれ買えカネ落とせ、という誘惑情報の洪水。今度は金を使わせるための商品情報に追いつめられる。あァ自分が萎える。これが《新自由主義》《構造改革》というものなのか。

 かくして、人間精神の劣化は進み…、ビジネス社会ではカウンセリングや心療内科が大流行。かしこい人は仮面に頼る。場面に合わせて仮面を替える。いつしか仮面の数はふえ、脱げなくなった仮面に気づく。

 しかし、気づくのに遅すぎるということはない。怒るべきときに怒らなくてどうする。理不尽なことには怒ろう。そろそろ、自分のアイデンティティを取り戻すとき至れり、だろう。
 この4月、東京だって変われるのだから……。
(練金術師)



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