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NEOMAP Web Forum

総合地球環境学研究所プロジェクト4-4「東アジアの新石器化と現代化:景観の形成史」のwebフォーラム

Season's Greetings from Junzo (NEOMAP)

2008-12-30 22:50:26 | NEOMAP本部
Dear NEOMAP members, (Japanese text follows English. 日本語が後
についています)

Hoping you all are going very well, having a very pleasant holiday.

The year 2008 is the second year of the stage with full-funds
("FR2") for NEOMAP, and I am very happy to say that this year has
been a very productive and exciting year through various
opportunities to meet and discuss together in various places of the
world, such as Vladivostok in March, Vancouver in April, Beijing in
June, Dublin in August, Lisbon in September, Kyoto in October (the
landscape workshop at RIHN here!), and Okinawa in December. I think
that all these opportunities were extremely meaningful so that we
"NEOMAPPers" were fuelled a lot to create a further step to integrate
our perspectives under the flag of LANDSCAPE. It is frosty cold
outside here in winter, but my heart is very warm, filled with a
lively sense of gratitude for the great collaborations of you all of
this year and hopes of our future.

Sincerely wishing the coming new year 2009 bring you only joy and
success. Looking forward to seeing you all again!!

Warmest regards,

Junzo Uchiyama


(Japanese)
NEOMAPのみなさま

ご無沙汰しております。みなさまいかがお過ごしでしょうか。本年も押
し詰まってまいりました。

2008年はNEOMAPにとってFR2年目の年でした。本年も、メ
ンバーの皆様とさまざまなご機会にお会いし、お話をし、ご教示をいた
だきました。3月にはウラジオストク、4月にはバンクー
バー、6月には北京、8月にはダブリン、9月にはリ
スボン、10月には地球研での景観ワークショップ、そして
12月には沖縄でと、私が出席かないましたものだけでも本当にたくさん
の機会をいただきました。こうした機会はすべて、プロジェクトが今
後、みなさまのご研究の成果を景観の旗のもとに統合していくうえで有
意義なものだったと考えております。寒い日が続いておりますが、私の
胸の内は、皆様からいただいたご協力への感謝の気持ちとこれからの夢
とで本当にあたたかです。本当にいつもありがとうございます。

どうぞみなさま、良い新年をお迎えになりますように、お祈り申し上げ
ております。またみなさまにお会いできますこと、楽しみに楽しみにお
待ち申し上げております!!

敬具

内山純蔵 拝
(junzo)

第6回景観セミナーの延期

2008-12-16 21:32:47 | 景観セミナー
メンバ各位
After Japanese announcement the English follows.

急なご連絡で恐縮ですが、
12月19日の第6回景観セミナーを諸般の事情の為、延期させていただくことになりました。
発表予定のお二方とメンバ各位には、ご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。
皆さまのご理解とご協力をいただければ幸いです。

本年の景観セミナーは、おかげさまで有意義なものとなりました。
心から感謝申し上げます。
なお、2009年の景観セミナーは1月30日に予定しております。
あわせて宜しくお願いいたします。


Dear all,

We are afraid we decided to postpone the 6th seminar for certain reasons.
We apologize for the inconvenience.

The next Landscape Seminar will be held Friday, 30th January.
Thank you very much for your cooperation.

(makiba)

琉球WGシンポジウムに参加して

2008-12-15 20:00:18 | 琉球WG
12月13日に沖縄県埋蔵文化財センターで開催された『琉球縄文時代の謎』に参加してまいりました。
琉球地域に人類が適応したのはいつからか?という問題について、高宮広土さんと伊藤慎二さんが発表を行いました。
 高宮さんは、縄文時代中期末から後期に人々が沖縄諸島に適応したという解釈を提示されました。高宮さんの適応とは人々がいるだけではなくその社会が再生産に成功している状態をさします。その観点からすれば、後期以降は遺跡数が大幅に増加する後期以降が該当する、それを可能にしたのが海洋資源と堅果類の利用システムの確立にあるという理解です。また、世界的に先史時代に植民された島々の地理的特徴をみると大型で大陸に近いという特徴があるが、その点では沖縄本島はどちらかといえば小型で大陸からも遠いという特徴を指摘されました。そのうえ、縄文早期・前期にあたる時期には陸上動物(イノシシ)という不安定な食料資源への依存度が高いと思われ、生業面からも断絶した可能性は低くないと述べられました。
 それに対し、伊藤さんは、土器の形態や文様が前代の特徴を何かしら受け継いでおり連続性があること、居住システムの変化にも段階を経て変化していることなどから、これらの連続的あるいは段階的変化は居住の歴史に断絶があったとは考えにくく、継続的な居住の開始期にあたる縄文時代早期末頃から適応したと理解する方が良いとしました。また、太平洋上にある人類の居住が断絶した島の考古資料を観察すると、交易の断絶により必要な生活物資が調達できなくなり、質の悪い現地産の資材で道具を作る場合がしばしばあることが分かるが、沖縄本島の考古資料には看取できないことも紹介されました。
 最後の飯田卓さんのコメントは興味深いものでした。縄文早期・前期は第1段階の適応(人口の比較的少ない社会として適応)、後期以降は生業の変化あるいは栽培の導入により人口増を伴う第2段階の適応というように異なるレベルの適応と理解することもできるのではないかとのことでした。
 私の雑感を1つ。これはスケールの問題でもあると思いました。高宮さんのように長い時間スケールでみると縄文後期とそれ以前の格差がより明瞭になる。伊藤さんのようにより細かな変遷を追いかけると各時期の特徴が相対的に強調されるのではないか?それが2つの異なる評価を生み出す一因でもあるように感じました。実は最近景観のほか考古資料の解釈を行う時に時間と空間のスケールを意識して使い分けることが必要なのではないかと考えており、またそうした視点はGISなどで定量的分析行うさいにも案外重要な視点になるのではないかと考えつつあります。
 半日でしたが、ほかの先生2名からも発表があり、大変勉強になったシンポジウムでした。開催にご尽力下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
(おおき)

2008年度 NEOMAP景観カンファレンス開催のご案内

2008-12-12 10:23:07 | NEOMAP本部
NEOMAPメンバー各位

2008年(平成20年)度 NEOMAP全体会議 開催について(ご案内)

NEOMAP プロジェクトリーダー
内山純蔵(総合地球環境学研究所)

謹啓
時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、下記の予定で、2008年度の全体会議を開催することになりました。
全体会議は、第2回リーダー会議、メンバー打合会、景観カンファレンス
で構成されます。カンファレンスではメンバー間の研究交流の促進を目的
として、10名前後のメンバーにそれぞれの研究についてご発表をお願い
いたします。
まずは、下記日程での開催のお知らせをいたし、詳細については改めて
ご連絡申し上げます。よろしくお願いいたします。
敬具



期 日:2009年3月12日(木)-14日(土)
12日(木) 
14:30-17:30 景観カンファレンス(講演室)
18:00懇親会(地球研ハウス なごみルーム 会費4000円程度)
13日(金) 9:00-16:00研究発表(講演室)。総合討論あり。

場 所:総合環境学研究所 講演室
(makiba)

第6回景観セミナーのご案内

2008-12-11 20:19:43 | 景観セミナー
第6回景観セミナーを下記のとおり開催いたします。
今年最後のセミナーです。
ふるって、ご参集下さいますようお願い申し上げます。
 
            記

■日時:2008年12月19日(金) 14:00-18:00
       (終了後に懇親会を予定しています。)
■場所:大谷婦人会館(2F 吉水)
       (京都市・東本願寺の北隣です。)
http://homepage2.nifty.com/otani-hall/fujin/akusesu.htm
■内容:
○研究発表
村上由美子(総合地球環境学研究所)
「河姆渡文化期の木製品と景観」

細谷 葵(総合地球環境学研究所)
「“過程”の聖化-奄美大島の稲作作業と祭り」
      (発表各30分、その後質疑応答・討論を予定しています。)

○12月11日開催の所内プロジェクト発表会でのNEOMAP報告の紹介
内山純蔵(総合地球環境学研究所)

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Dear all,

The 6th Landscape Seminar will be held Friday, 19th December.

Date: Friday, 19th December
Time: from 14:00
Place: Otani Fujin Kaikan, KYOTO

Presentation:
MURAKAMI, Yumiko (RIHN)
"Wooden tools and the Landscape in Hemudu Culture"

HOYOYA, Aoi (RIHN)
"Sacred routine- Routine works and festivals of rice agriculture in Amami Oshima"

UCHIYAMA, Junzo (RIHN)
"The report of neomap research activities 2008 "

Language: Japanese
(makiba)