地球研北陸WG2007年第1回ミーティング報告
070522(火)・23(水) (於:ホテルニューオオタニ長岡・新潟県立歴史博物館)
参加者:内山純蔵(NEOMAP代表・北陸WG)カティ・リンドスとローム(NEOMAP本部)岡田浩樹(北陸WG) 中村大(北陸WG) イローナ・バウシ(北陸WG) 中井精一(北陸WGリーダー)
北陸WG2007年第1回ミーティングは、新潟県信濃川流域で調査をされているセインズベリー日本芸術文化研究所のSimon Kanerさんの来日に合わせて、急遽会議日程の調整を行い実施した。
会議では、以下を確認した。
内山代表から、NEOMAPの基本コンセプトおよび北陸WGの位置づけについての説明があった。
東アジアの内海沿岸(日本海と東シナ海沿岸)を対象として、人間・自然関係の中でも大きな変革が起こった新石器化と現代化の時期に注目し、沿岸諸地域における人間活動と自然条件を総合的に分析し、現代あるような景観がどのように形成されてきたかについて、人間文化の側面に焦点をあてながら解明する。景観は、単に目に見える風景や光景ではなく、自然環境と人間の活動や文化の諸要素が複合的に組み合わさった、統合的な現象と定義できる。したがって、「景観」は、自然環境に関係する物理的・生物学的なプロセスの説明に用いられるばかりではなく、自然環境に対する人間活動の背後にある文化的・心理的プロセスを説明する概念として欠かせないと考えられる。
ついては、以下4点をベースに研究プロジェクトを実施したい。
1:東アジア原風景がどのように発生・成立し、東アジア内海に広がっていったのか。
2:生業や交易、信仰といった人間活動の歴史を考えるうえで注視される、河川や湖、潟といった水に関わるエリアに注目し、景観との関係で分析する。
3:移民などによって新たな文化が外部からもたらされることで、もと景観がどのような変化をみせるのか。
4:外的景観と人間の内的景観・心性に関する分析。
北陸は山と海が非常に近接しているエリアとして、「山」・「海」に焦点をあてるとともに、それらをつなぐ河川・水系を加えた3つの要素に注視しながら研究をすすめていきたい。
上記の発言を踏まえて、メンバーから2007年度の研究計画に関する報告があり、事前に実施計画を提示されている高岡氏・安室氏の研究計画を含めて検討をし、富山県を中心に隣接する地域を主たるフィールドにして今年度の研究プロジェクトを実施することに正式決定した。
(内容は2006年度報告のとおり。なお、新たに岡田さんのところで『後飛騨の風土記』をデータベース化することになった。)
同席されたSimon Kanerさんから、セインズベリー研究所の独自事業として信濃川流域での調査・研究をすすめるが、NEOMAPと相互協力の体制を構築していきたいとの発言があった。これをうけて北陸WGとしては、信濃川流域は対象エリアとはしないものの、神通川・庄川といった富山県内の流域と比較するためにもSimon Kanerさんと相互に協力しながら研究をすすめていくことになった。(8月上旬に参加できるメンバーで、共同研究会を開催することになった。詳細は未定)
なお、今後は、WGのメンバーが相互に連絡を密にするためにもフィールドワークの時期を調整したり、外部の研究者をゲストスピーカーにした研究会を複数開催し、情報の共有をはかりながら研究を推進することも合わせて確認した。
070522(火)・23(水) (於:ホテルニューオオタニ長岡・新潟県立歴史博物館)
参加者:内山純蔵(NEOMAP代表・北陸WG)カティ・リンドスとローム(NEOMAP本部)岡田浩樹(北陸WG) 中村大(北陸WG) イローナ・バウシ(北陸WG) 中井精一(北陸WGリーダー)
北陸WG2007年第1回ミーティングは、新潟県信濃川流域で調査をされているセインズベリー日本芸術文化研究所のSimon Kanerさんの来日に合わせて、急遽会議日程の調整を行い実施した。
会議では、以下を確認した。
内山代表から、NEOMAPの基本コンセプトおよび北陸WGの位置づけについての説明があった。
東アジアの内海沿岸(日本海と東シナ海沿岸)を対象として、人間・自然関係の中でも大きな変革が起こった新石器化と現代化の時期に注目し、沿岸諸地域における人間活動と自然条件を総合的に分析し、現代あるような景観がどのように形成されてきたかについて、人間文化の側面に焦点をあてながら解明する。景観は、単に目に見える風景や光景ではなく、自然環境と人間の活動や文化の諸要素が複合的に組み合わさった、統合的な現象と定義できる。したがって、「景観」は、自然環境に関係する物理的・生物学的なプロセスの説明に用いられるばかりではなく、自然環境に対する人間活動の背後にある文化的・心理的プロセスを説明する概念として欠かせないと考えられる。
ついては、以下4点をベースに研究プロジェクトを実施したい。
1:東アジア原風景がどのように発生・成立し、東アジア内海に広がっていったのか。
2:生業や交易、信仰といった人間活動の歴史を考えるうえで注視される、河川や湖、潟といった水に関わるエリアに注目し、景観との関係で分析する。
3:移民などによって新たな文化が外部からもたらされることで、もと景観がどのような変化をみせるのか。
4:外的景観と人間の内的景観・心性に関する分析。
北陸は山と海が非常に近接しているエリアとして、「山」・「海」に焦点をあてるとともに、それらをつなぐ河川・水系を加えた3つの要素に注視しながら研究をすすめていきたい。
上記の発言を踏まえて、メンバーから2007年度の研究計画に関する報告があり、事前に実施計画を提示されている高岡氏・安室氏の研究計画を含めて検討をし、富山県を中心に隣接する地域を主たるフィールドにして今年度の研究プロジェクトを実施することに正式決定した。
(内容は2006年度報告のとおり。なお、新たに岡田さんのところで『後飛騨の風土記』をデータベース化することになった。)
同席されたSimon Kanerさんから、セインズベリー研究所の独自事業として信濃川流域での調査・研究をすすめるが、NEOMAPと相互協力の体制を構築していきたいとの発言があった。これをうけて北陸WGとしては、信濃川流域は対象エリアとはしないものの、神通川・庄川といった富山県内の流域と比較するためにもSimon Kanerさんと相互に協力しながら研究をすすめていくことになった。(8月上旬に参加できるメンバーで、共同研究会を開催することになった。詳細は未定)
なお、今後は、WGのメンバーが相互に連絡を密にするためにもフィールドワークの時期を調整したり、外部の研究者をゲストスピーカーにした研究会を複数開催し、情報の共有をはかりながら研究を推進することも合わせて確認した。