音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

インドネシアフェスティバル2010@代々木公園

2010-07-11 17:07:10 | アジア
今年で3回目を迎えるインドネシアフェスティバル。
観たいステージが朝と夕方に分散しているので悩ましいが
雨が降らないことを祈りつつ向かった午後の代々木公園。



そよ風の心地よいベンチでビンタンビールをあおりつつ
お目当ての「インドネシア伝統舞踊団」を待っていると、
バリ舞踊のあとにちょっと不思議な民族舞踊が始まった。
衣装も音楽もなぜか中華っぽくて面白いなと思っていたら、
さらにパワーアップしたスゴイ演目が始まった!

赤い上着の集団が民族楽器でダンドゥットを奏ではじめる。
洋風のドラムが演奏を引き締めているが、よく見ると
ドラムセットも平たい太鼓でできているではないか。

同じく赤い上着に眼鏡をかけたさだまさしっぽい男性が、
朗々と何かの歌謡曲を歌いながら楽しげに聴衆をあおる。
するとインドネシアの皆様が次々とステージにあがって
独特のスローモーな動きでニョロニョロと踊り始めた。
粘っこいビートにゆるい振りが最高にマッチしている。



次にたくさんの太鼓と賑やかな金属楽器をバックに
5名の可愛いダンサーが小さなタイコを抱えて登場し、
「ヘ~イ」の掛け声とともにダイナミックに踊りながら
カラーのグラサンをかけてコケティッシュに飛び跳ねる。
突如あらわれた塩沢トキ軍団に唖然としていると、ふたたび
先ほどの男性が現れ、ダンドゥットタイムが始まった。



聴衆に囲まれてエネルギッシュに踊るダミ声のさだまさし。
リズムに合わせてノリのいいラップを披露する若者もいて、
ステージの上はすごいことになっている。いや~、楽しい!
こういうライブがあるからお国フェスは大好きなのです!

それにしても、このパワーはどこから湧いてくるのだろう。
民謡(?)といっても日本とは違い、伝統的なビートと
ポップスとの垣根が低いように感じられて羨ましい。

ロックやバリ舞踊もいいが、インドネシアフェスティバルでは
ローカルなダンス音楽もきかせて欲しいと切に思います。
ご当地のエッセンスを味わえる、貴重な機会だと思うから。

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2 コメント

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さだまさし(笑)? (catfish)
2010-07-12 00:57:41
これは昨日のリポですか?或いは、日曜の早い時間?おそらく僕が見た緑の衣装のおじさんが、さだまさしだったのでしょう。僕が見た時は塩沢トキは二人だけど、後は魔除けの仮面を被ってました。伝統系を期待したところ、いきなりのポップ展開で唖然とさせられつつも、雨中の大盛り上がりで、肝心のユートピアを見ずとも、結構満足して会場を後にしました。
第一印象が(笑) (猫山)
2010-07-12 23:43:26
catfish様

レポは土曜の夕方のものです。ユートピアも少し観ましたが正調ポップロックという感じで、さだまさしバンドのほうが強烈なインパクトがあったと思います。

>僕が見た時は塩沢トキは二人だけど、後は魔除けの仮面を被ってました

おお~、3名は魔除けのお面ですか!ますますナイスですね!しかし摩訶不思議なバンドでした。ネットで検索しても情報が出てこないのですが、ああいうバンドスタイルって他にもあるのでしょうか?謎は深まるばかりですが、次回のインドネシアフェスも楽しみです。

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