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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

STILL KOOL【リマスタ編】

2007-07-21 04:25:14 | ソウル・ファンク
【前回の追記です】

"STILL KOOL"のボーナスCDの音のよさは気のせいではなく、
やはりリマスタリングされているようです。
(コメント下さいました皆様、ありがとうございます)
従来のベスト盤をお持ちの方にもお薦めです。
本当に音が良くなっていると思いますから・・
聴きなれた"Joanna"も、こんなに良い曲だったのか!
とボーナスCDを聴いて改めて気付きました。
ボーカルや各楽器の輪郭がクッキリ浮き出ている感じ。
それだけ音が良くなっていると思います。
(注:ボーナスCDは初回生産分のみかも)

今回、改めて「リマスタリングって何?」と
調べてみたところ、どうやらオリジナル盤に対し
ノイズを消去したり、時代の好みに合わせて音を
補正したりといった作業を加えることをいうようです。

参考記事
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200604201106

今回のCDがもしそうであれば、
リマスタリングの効果が最大限に発揮されているなあ、
と思いました。(エンジニアの方々、イイ仕事されてるなあ~)
"Ladies Night"の原曲を今の時代に聴くと若干ゆったりした
感がありますが、今回はそれが感じられずシャープに
聞こえたのもリマスター効果なのかも、と納得。
聴き比べるとスピード自体は変わっていないのですが、
曲の速さまで違って聞こえるなんて、すごいと思います。

(あくまで私個人が耳で聴いての感想ですので
 違っていたらすみません)

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STILL KOOL【ボーナス編】

2007-07-19 23:43:34 | ソウル・ファンク
【前回の続き】

KOOL & THE GANGの新作"STILL KOOL"には
往年のヒット曲を収録したボーナスCDが付いています。

1.Celebration
2.Hollywood Swinging
3.Joanna
4.Summer Madness
5.Ladies Night

(お値段を言うのは野暮ですが、これだけ入って
 2枚組で1700円弱でした。安すぎでは?)

選び抜かれた5曲を聴いてびっくり。
聴きなれたバージョンと違う。絶対違う!!
音の粒立ちがよく各パートがとてもクリアだ。
曲のテンポも若干速くなったような気がする。
これは・・新録だ!!
以前よりも更に良い曲になったなあ~(絶賛)
・・いや待て、ボーカルは以前と同じJTだ。
  本当に新録なのかな????

そんなわけでボーナスCDの謎にとらわれて丸五日、
自宅のおんぼろラジカセとへっぽこPCスピーカで
いろんなCelebrationやLadies Nightを比較検討し
検証に検証を重ねた結果、ようやく結論が出ました。

結論:猫山の勘違い

なんのことはない、オリジナルそのままです。
でもなぜ勘違いしたかというと、これら5曲が
ものすごくイイ曲だからだと固く信じています。
いつ接しても新鮮で色あせないヒット曲は
こうして聴き継がれていくのでしょう。
クラシックと呼ばれる名曲には時代を超える力がある、と
しみじみ思った今回の一件でした。

そんな珠玉のボーナスCDもついた"STILL KOOL"、
ますますお薦めです!

コメント (4)
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STILL KOOL

2007-07-15 00:56:41 | ソウル・ファンク

【Kool & The Gang11年ぶりのニューアルバム】

クール&ザ・ギャングに注目し始めたのはここ数年のことだ。
彼らが大ヒットしていた80年代はそのロック寄りの音が苦手で、
黄金期のボーカル・JTテイラーが脱退してから
気に入った曲を見つけてアルバムを買ったりしていた。

ところが2004年にJTテイラーがソロで来日したとき、
彼が"Ladies Night"や"Celebration"といったディスコ期の
ナンバーを歌い、踊りまくるのにすっかり魅せられた。
そこで昔のライブDVDを買ってみたところ、JTはもとより
バンドそのもののファンク魂溢れる演奏の虜になってしまう。

生のファンクバンドって、スゴイ!!!

恐らくこのDVDを観なければ、コットンクラブに通いつめることも
ブログを始めることもなかっただろう。(→DVDのご紹介はコチラ
ライブの素晴らしさを教えてくれたクールとの出会いは貴重だ。

さて若干23歳の新ボーカルを迎えたこの"STILL KOOL"、
熟成されたブランデーのような(といいたいところだが、
ブランデーは分からないので11年寝かせた泡盛のような?)
ふくいくとした芳香を感じる素晴らしいアルバムだ。
脂ぎったファンクではなく、R&B、ジャズ、フュージョン、
ポップといった要素を煮込んだ極上のスープに仕上がっている。

80年代風のキャッチーなポップス調から今風のR&Bまで
何よりも曲がポップで分かりやすいのが嬉しい。
最近では珍しく「うたごころ」を感じさせてくれる音楽だと思う。
新ボーカル・Jirmad Gordonさんの上品な節回しも素晴らしく、
美しくまろやかな女性コーラスにピッタリ合っている。

先行でヒットした新たな名曲"Steppin' Into Love"をはじめ、
個人的に一番好きなスムースR&Bの"Trust Me"など、
聴くほどに味わいの出るスルメのような佳曲揃いである。
さすが40年以上もの歴史を誇るクール&ザ・ギャング。
ラストを飾るクリストファークロスの"Sailing"のカバーは意外だが、
爽やかな今作を締めるにふさわしい。

輸入盤で歌詞カードもついていないが、
普段全く歌詞を見ない自分でさえ、各曲の意味を知りたいと思う。
なにかとてもイイコトを言っているような気がするからだ。
某先生の解説付きで、日本盤が出ないかな?

KOOL & THE GANGの名曲はサンプリング音源として
若い世代にも馴染み深いそうだが、このアルバムも
幅広い世代に受け容れられるのではないだろうか。
いや、ぜひ受けいれられて欲しいなあ~
木漏れ日の中で涼しい風にあたりながら聴いているような
気分になる、とても気持ちのよい一枚。お薦めです!

コメント (11)
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ダズバンドリターンズ

2007-07-13 00:05:05 | ソウル・ファンク
気になるCD映画イベントてんこ盛りの昨今ですが、
またもや絶対行きたいライブが決定しました。

昨年コットンクラブで素晴らしい演奏を
聴かせてくれたDAZZ BANDの再来日が決定!
あのジャジーでファンキーな世界が甦る!!
(→昨年の感想はコチラ

おおおお~、今から楽しみです!!!

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ワンダーランド

2007-07-02 00:45:35 | ソウル・ファンク

ベースプレイヤー、日野賢ニさんのソロデビュー作
"JINO IN WONDERLAND"を図書館で発見。
(→試聴はコチラ

日野さんのお名前を知ったのはつい最近。
フィリピン出身のR&B歌手・JAYのアルバムにハマったときに、
ゲストとして力強いベースを弾いていたのがこの方です。

さてこのアルバム、クールで且つぶりぶりの
ファンクベースが炸裂し、気持ちよいことこの上ない。
曲調のハッキリしたフュージョン系の選曲が心地よく、
一曲目から最後までするすると聴いてしまう。

ときおり入る女性ボーカルも曲によく合っているし、
ご本人の控えめでグルーヴィーなボーカルもとてもイイです。

驚いたのがThe Systemのヒット曲"You Are In My System"。
原曲のシンセベースがソリッドな生ベースとなって
いっぷう変わった素晴らしいアレンジで収録されており、
システムファン(私だ)にも大いにお薦めできる好盤です。

コットンクラブでのライブ、観てみたいなあ・・

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ミッドナイト・スター@コットンクラブ

2007-06-25 02:17:31 | ソウル・ファンク


80年代エレクトリックファンクの大御所、Midnight Star。
昔のライブ映像を見て、カラフルな衣装に身を包んだ紅一点
べリンダさんの、男まさりの豪快なステップに目を奪われた。
おお、この人に会いたい!でも20年以上前の映像だ。
生でみる現在の彼女は、一体どんな方なのだろう?
・・というわけで直前まで予習に励み、やってきましたコットンクラブ。

生ベリンダさんは、やはりとても魅力的な方だった。
黒いスーツを着こなし颯爽と登場した彼女は
プラチナブロンドの似合う素敵な女性だが、
MCの第一声を聞いてビックリ!男と間違うほどの低音だ。
そして昔の映像さながらの、キレのいい身体の動き。
片足を高々と上げてキックする姿には惚れ惚れする。

ラメの光る黒装束でキメた6名が繰り出すのは
超重量級のどファンクナンバーの数々である。
ぶいんぶいんと唸り続けるロボット声にシンセベース。
まさに「エレクトリシティ(←鼻をつまんで発声)」の世界だ。
アンコールで演奏するのではないかと思われた数曲を
早々にやってしまったのは嬉しくも意外だが、
そこからが彼らの真骨頂だった!

予想外というか予想通りというべきか、
ミッドナイトスターというバンドからは
とても落ち着いて紳士的な印象を受ける。
一曲ずつ間をおいて丁寧に演奏してゆくし、
MCも会場を熱く煽りたてるというよりは
客席に静かに語りかけるようなクールな雰囲気で、
来てくれたお客さんへの感謝の辞を忘れない。
超ベテランなのにどこか初々しい感じがするのは
数年前に再結成して間もないからだろうか?
アップテンポも熱く楽しい。でも現在の彼らの
一番の魅力はスローナンバーにあると思う。

前半を彩るノリのいい曲の中では
個々のボーカルはさほど目だたないが、
各曲の締めにさりげなく差し挟まれるコーラスが絶品だ。
また、フロントメンバー3名のボーカルの力量は
ミディアムナンバーでこそ際だつと思うし、
実際後半のバラードはため息が出るほど美しく、
口をポカーンと開けて聴き入るしかなかった。

そしてバラードを堪能した後は再びファンクの世界へ!
"Freak-A-Zoid"で「小刻みに震えダンス」を披露する
ベリンダさんと共に、心おきなく踊りまくる。
最後にファンクに戻るステージ構成も素晴らしい。

ホット且つクール。一粒で二度おいしいミッドナイト・スター、
コットンクラブのライブは今宵も最高でした!

コメント (10)
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真夜中のラストスパート

2007-06-23 01:09:10 | ソウル・ファンク

緊急事態発生!

今日から始まるミッドナイトスターの公演。
数々の名曲を聴いてイメージトレーニング中ですが、
聴き込みが足りず予習が間に合わない(汗)
ともあれ、ぶっつけ本番で頑張ります

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ルーツのルーツを辿って

2007-06-18 00:24:03 | ソウル・ファンク

【昨日の続き?】
さて、世界遺産サルバドールのドキュメンタリーを見て
南米とアフリカの人々に思いをはせるうちに、
大昔に見たアメリカのTVドラマ、「ルーツ」を思いだした。
200年前にアフリカから北米に連れてこられた黒人奴隷の
7世代にわたる苦難の歴史を辿る大河ドラマだ。

あれこれ調べて一番驚いたのが、ルーツという外来語の
語源がどうやらこのドラマにあったらしい、ということ。
このドラマは放映当時日本でも大変な人気を博し、以後
「ルーツ(祖先)を辿る」・・いわゆる「自分探し」にも通じる
ルーツという言葉が日本語として定着したそうだ。
ということは、恐らくこのドラマがなければ
日本人がアメリカのこうした歴史を身近に知ることもなく、
あの缶コーヒーだって生まれなかったのかもしれない。

言葉は30年で変化する、といわれるが
社会現象を巻きおこした「ルーツ」の影響力は大きく、
極東の言語にまで変化をもたらしていた。
日本語のルーツのルーツはルーツにあったのだ!

ルーツ、恐るべし。DVDでもう一度観たいものだ。


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夢の音楽タクシー

2007-06-11 01:15:24 | ソウル・ファンク
最近全然読んでいない新聞を束ねていると、
一週間前の日曜版に目が留まった。

一面を飾るのは、夜の街を走るタクシー車内の写真。
後部座席の上方には2つのワイドモニターが設置され、
ギターを弾くジョージ・ベンソンのライブ映像が
双子のように左右の画面に映し出されている。
その名を「ミュージックタクシー」という。
長崎の音楽好きの運転手さんが3年前に始めたもので、
音楽に夢中になり乗り過ごす人もいるそうだ。

このアイデアの元祖は東京の「ジャズタクシー」で、
東京の夜景を巡るジャズクルージングが好評だという。
人生の大事な場面で、記念にと乗車するお客さんや
来日する有名ミュージシャンを乗せることも数多いとか。

・・一度でいいからこういうタクシーに乗ってみたい!
夜景にジャズでも大変雰囲気よさそうですが、
かけるDVDはできればファンクでお願いします。
決して車内で踊りまくったり暴れたりしませんから・・

憧れの音楽タクシー、さて行き先は何処に?


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モータウンの夜

2007-06-05 00:07:56 | ソウル・ファンク
毎度驚きのゲストが登場するスマスマ。
事前に心の準備をして見ているのですが、
今日は不意打ちをくらいました。
総集編のあとに更なるサプライズゲストが・・

テンプテーションズ&シュープリームス。

あわわわわ・・

番組欄にも載っていないとはこれいかに。
あーびっくりした。

とりあえずTVの前で一緒に歌いました。

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レイクサイド@コットンクラブ:その2

2007-05-21 00:16:36 | ソウル・ファンク
【昨日の続き】
理性が勝つか、ファンクが勝つか。
さて、日比谷公園で内面の声とじっくり向き合おう
とするも、何せビールのおかげでイイ調子だ。
あまつさえ眠くなってきたりして、だんだん弱気になってきた。
今から行っても席もないだろうし、もう帰ろうか?

と、そこに突然「第三の声」が飛び込んできた。
なんだか妙に爽やかで、「ビリーズブートキャンプ」
のビリーのようなイイ声で自分を励ましてくれる。
「ここまで来て帰るのか!?頑張って行くんだ!」

・・・よし、行くぞ!航海、いや、後悔先にたたず。
日比谷公園を後にして有楽町へと針路をとる。
さあ、ファンクランドはもうすぐだ!

というわけで、またもや来ましたコットンクラブ。
昨日と違い、メンバーは赤や黄色の体育帽と
同色のレイクサイドTシャツでキメている。
連日のハードなステージからか、メインボーカルの
マーク・ウッドさんはさすがに声が出し辛そうだったが、
昨日以上にサービス精神いっぱいのステージを見せてくれた。

レイクサイドのメンバーを見て強く感じたのが、
見るからに優しげでいい人そうだなあ~ということだ。
そのお人柄は、観客席へのアプローチでも存分に感じられた。
こういうショウのお約束として、客席へ降りてのファンサービスも
よくあるのだが、マーク・ウッドさんの場合汗だくになりながらも
客席の求めに応じて一番後ろのほうまで回ってくれる。

この日はほぼ満席で、最後に飛び込んだ私は
客席の一番後ろにいたのだが、それでも
彼と2回も握手することができて驚いた。
それも一人ひとりをしっかり見据えて丁寧に応えてくれるのだ。
コットンで見たアーティストは皆とてもサービス精神旺盛だが、
これほどまでにしてくれた人を初めて見た。

熱いステージは続き、とうとう最後の一曲、
"FANTASTIC VOYAGE"へ旅立つ時間がやってきた。
時間よ、止まれ。やはりこの曲はクラシックだ。
どれだけ演奏を延長してくれても構わない。
一日中でも聴いていられる特別な力がある。

9名の心優しき海賊達、レイクサイド。
Please take me to your GREATEST FANTASTIC VOYAGE Again!

追記:この日はドラムのFred Alexanderさんのお誕生日だったそうです。
    皆でバースデイソングを熱唱しました。Happy Birthday!

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レイクサイド@コットンクラブ:その1

2007-05-20 02:45:44 | ソウル・ファンク

【ファンクの世界へ】

1980年代に活躍したファンクグループ、LAKESIDE。
といっても、恥ずかしながら代表曲"FANTASTIC VOYAGE"と
"EVEREADY MAN"しか知らない。
そこで音源を探してみると最近のライブ映像が見つかり、
音を聴くや即コットンクラブ行きを決意した。

IT'S ALL THE WAY LIVE

SOMETHING ABOUT THAT WOMAN

・・おお、すごい!この体幹にくるファンクを体感しなくては!

というわけで訪れたレイクサイドのライブは
予想を遥かにしのぐ超すんばらしいステージでした!

ライブはいきなりノリノリの"OUTRAGEOUS"で幕を開ける。
白い帽子に空色のレイクサイド作業服でキメた
9名が繰り出すディープファンクの世界。
"IT'S ALL THE WAY LIVE"で挿入されるラテンのリズムも最高だ。

コットンクラブじゅうに響き渡るよく通る声で
朗々と歌い上げる、メインボーカルのマーク・ウッドさん。
ものすごく巧いだけでなく、非常に説得力のある歌声だ。
"I WANT TO HOLD YOUR HAND"では
客席の女性の手を握りしめたまま、大声で長々と歌い続ける。
そのくどいことといったら、賞賛に値するしつこさだ(笑)
又、フワリと軽く駒のようにクルクルとスピンしたり、
マイクスタンドを蹴り倒し、起き上がりこぼしのように
素早く受け止めてみせたりと、大柄な人なのに
まるで背中に羽根の生えたような身軽さだ。

加えて、サブボーカルの方の魅力的なことといったら!
ピアスをした熊さんのぬいぐるみのような(失礼)
小柄で愛嬌のある彼がニコニコしながら客席をあおると、
えもいわれぬ幸せな気持ちになる。
彼の一挙手一投足がいちいち私のツボにはまり、
しまいには身振り手振りを真似るようになってしまった。
彼のステップはここだけ無重力かと思うくらい軽やかで、
マークさんとのハモリも見事だ。

白い歯の眩しいFred Alexanderさんの
モチつき機のようにネバりのあるグルーヴを醸しつつ
ポップコーンのようにぱんぱんと元気にハぜるドラムに、
Marvin Craigさんの強力なベースライン。
パーカス兼キーボードのFred Lewisさんは、
いつも穏やかで冷静なリズム職人という感じだ。
(アルバムのジャケでオウムを乗せていたのは貴方ですね!?)
SE音も効果的なシンセ類にキュルキュル泣きまくるギター。
全てがからみあい、レイクサイドの音楽を創りあげている。

素晴らしい。あまりにも素晴らしい!!!!!
なにがどうとか、考える暇もない。頭の中が真っ白だ。
またもや、他と比べられない最高のライブに出逢ってしまった。
毎回同じことを言っているようだが決して大げさではない、
コットンのライブはいつもそれだけ素晴らしいのだ。

ただ、彼らのライブの質の高さに比べ、
客席の温度がステージ中盤まで低く感じられたのが
かえすがえすも残念でならない。皆、もっと盛り上げようよ!

ファンクのリズムに酔いしれた最高に幸せなひととき、
この時点で翌日も行こうかと悩み始めたのでした。
【続く】

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いざ出航前夜

2007-05-17 23:55:46 | ソウル・ファンク

↑肩にオウムを乗せてる方に惚れました

LAKESIDEのアルバムを慌てて予習中です。
このソーラーレーベル30周年記念盤、
最後にオマケでながながと入っている
"Fantastic Voyage"のライブバージョンも素晴らしく、
大変おトクな1枚です。

そして見開きの中ジャケ写真も素敵です。
海賊のコスプレでキメた9名の勇姿よ!
(特に腹巻みたいなのをした一番左の人が素敵)

ジャケットに戻ると、荒波の中で楽しげに舵をとる
メンバーの全員のイラストが描かれています。
中ジャケ写真のコスプレに驚くほど忠実です。

では、一番左の方は誰ですか!?

懸命にイラストと突き合わせることしばし、
ついに「左の君」をつきとめました。
肩にオウムを乗せた、貴方です。
キーボードの方ですね!?

イラストの皆様の出航から30年弱、
時空を超えて、船は一路コットンへと
ファンタスティック・ボヤージ。

明日、コットンクラブでお会いしましょう!

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That's The Way Of The World

2007-05-10 00:17:40 | ソウル・ファンク


【ネタばれあるかも】
アース・ウィンド・アンド・ファイアーが出演しているという
1975年の幻の映画、That's The Way Of The World。
この映画のテーマ曲である「暗黒への挑戦」はもとより
「アースのライブ映像が素晴らしい」と評判だ。
すると一体どんなストーリーなのだろう?

物語は、音楽業界の舞台裏を描いた暴露話である。
「黄金の耳」を持つと誉れ高い若き敏腕プロデューサーは
アース演じる実力派黒人バンドをデビューさせるべく奮闘中だ。
しかしそんな折、アースとは似ても似つかない
凡庸なファミリーグループをスターダムにのし上げるよう、社命が下る。
本人は納得いかないが、組織には逆らえない。
理想と現実の狭間で、どうする敏腕プロデューサー!

・・この映画、面白いです!突っ込みどころ満載だ。

アースのライバルというからどんなバンドなのかと思いきや、
これがまさにカーペンターズの”マガイモノ”で、
スター性の無いことおびただしい(笑)
こんなの売れないよ~、といいたくなるオーラの無さだ。
ところがどっこい、敏腕プロデューサーがミキシングすると
あ~ら不思議、平坦なサウンドにどんどん厚みが増し、
つまらない彼らの歌もなんだかいい曲のように思えてくる。
そう、敏腕プロデューサーはプロなのだ。
彼のマジックにかかると、ぱっとしないメロディも輝きだす。
不本意ながらも仕事は確実にこなす彼、なかなかの男前だ。

しかし勿論、彼が本当にデビューさせたいのはアースのほうだ。
そこで彼がとった行動とは・・

ところが物語はこの後予想もつかない方向に向かい、
我々はアースの歌よりもむしろ、なんちゃってカーペンターズの
まったりした歌を延々きかされる羽目になる(笑)
しかも敏腕プロデューサーのサウンドプロダクションのお陰で
けっこう売れ線狙いのいい歌だと思えてきたりして、
映画の意図が読めなくなってくるのだ。これぞB級の味わい?

そんな物語の中で、時折アースの凄いライブシーンが挿入される。
しかも場所は巨大ローラースケート場だ。アフロの男女が滑走する中、
ヴァーダインがベースを弾きながら宙を舞い、若き日のモーリスが歌う。
空跳ぶベース VS 素人ファミリーバンド。そのアマリニモな対比。
・・アースが主役なのかチョイ役なのかさっぱり分からないこの映画、
ある意味とても面白い!全体的にボヨヨンな展開ながらも
アースの素晴らしいサントラで後味スッキリ、な謎の好映画でありました。

主人公のハーヴェイ・カイテル風に〆ると
"That's The Way Of The World" 世の中そんなもの・・(!?)

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すばらしきオーディエンス

2007-05-05 03:26:16 | ソウル・ファンク
コットンクラブでの公演が間近に迫ったレイクサイド。
最近のライブ映像もとても良いのですが、
1996年にジャマイカで行われたファンクのジョイントライブ、
Sinbads Summer Jamの映像にもシビれました。

LAKESIDEライブその1 Outrageous~All The Way Live
http://www.youtube.com/watch?v=yt73uzmW3MY

LAKESIDEライブその2 Fantastic Voyage
http://www.youtube.com/watch?v=LkPjsQh0fYw

あ~なんとすばらしい演奏なのでしょうか。
CON FUNK SHUNKOOL & THE GANGといった
他のアーティストの出演部分にも同じ感想を持ちましたが、
このライブ、観客の熱狂的な盛り上がりも素晴らしい!

音楽のグルーヴと完全に一体化した観客の動き。
会場を埋めつくす何千何万という観客全員が
両手を高くかかげてファンクのリズムに酔いしれるさまは
それだけで見る者に感動を与えてくれます。
まさに理想のオーディエンスと申せましょう。

以前も書きましたが、こんな観客に私もなりたい・・

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