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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

史上初のディナーショウ

2007-02-09 01:08:56 | チンドン
いつもの出勤途中、満員電車の中でふと顔をあげると
某週刊誌の中吊りが目に飛びこんできました。
鳥インフルエンザとか捏造番組といった
センセーショナルな見出しの陰に隠れるように、ちっちゃな文字で
「史上初、ちんどん屋ディナーショー」なる題目が。

な、何ですと!?

早速帰りがけに週刊S潮を購入しよみふけったところ、
業界最大手の大阪のチンドン屋・「ちんどん通信社」が
ホテル日航茨木大阪で行ったディナーショーのことだと判明しました。
なんでも牛フィレのソテーを頂きながら演奏や寸劇を楽しむ趣向らしく、
事前宣伝も殆ど無いのに人気を博したそうです。

気になったのでちんどん通信社さんのサイトを覘くと、
史上初のディナーショーに向けて、戸惑いながらも
念入りに準備された様子がうかがえました。
しかも、ショウの様子は関西テレビで放映されたらしい・・
お宝映像だった筈です。見られず大変残念。

このディナーショーはホテルの先代総支配人のアイデアだそうで、
系列ホテルへの紹介も考えているとか。
ホテル日航の今後の動きに注目です。

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今年の瑞兆

2007-01-04 01:49:07 | チンドン


初詣に向かう道すがら、前方より
聞き覚えのある懐かしいフレーズが。

ちちちっ、ドンドンドン。

チンドン屋さんだ!
おおラッキーと思う間もなく、
彼らはにこやかな笑顔を振りまきながら
とあるお店の中へと消えてしまった。
一曲ぐらい聴きたかったが、残念でした。
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チンドンコンクールの思い出 其のニ

2006-04-10 00:28:03 | チンドン
(前回より続く)
・・というわけで、実際にチンドンコンクールに出掛けてみて
少し分かったことがある。

まずはチンドンコンクールの現在についてだが、
一時期は、参加チームが相当減ったものの、その後
若い世代の参入により、かなり盛り返しており、
参加チームも年々増えているそうだ。
(音大を出て、この業界に就職する方も多いと聞いた)

バブルの頃や、その後の価値観の変化を考えると、
若い世代の伝統回帰という現象は、なんだか納得できるなあ、と思う。
実際、会場では若いチンドン屋さんの生き生きとした姿が目立った。

先述の「チンドン屋始末記」には、当時の若手ホープ、
ちんどん通信社の林幸次郎親方の奮闘記が紹介されていたが、
この方に憧れてチンドン屋を目指す人も多いそうだ。
(ちなみにこの方、チンドンコンクールの
 「演者」兼「審査員」兼オーガナイザーとして、会場で大活躍されていた)

一方ちょっと寂しかったのは、観客の平均年齢が高いということだ。
音楽のジャンルを超えて、すごいステージを見せてくれた
「チンドンスーパーライブ」にしても、
演奏者が20代、30代の若手中心であるにもかかわらず、
観ているのは地元のお年寄りが多かった。
もっと若い人も会場に足を運んで、この素晴らしいライブを
観てくれればいいのに、と心から思ってしまった。

演じる側と観る側との、意外な世代のギャップを感じたりもしたが、
いろいろな発見のある、充実した3日間だった。

富山には遠く、なかなか行ける機会もないと思うが、
今後とも遠くからエールを贈りたいと思う。

最後に・・
アダチ宣伝社さん、今年の優勝おめでとうございます!

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チンドンコンクールの思い出 其の一

2006-04-09 19:25:24 | チンドン
毎年富山で行われている全日本チンドンコンクール
戦後、壊滅状態となった富山の街の復興を記念して
始まったイベントで、今年で52回目を迎える。
(今年は4月7日~9日)

全国各地から、プロのチンドン屋さんが何十チームも
集まり競演をくり広げる、年に一度のお祭りである。

私がこのコンクールの存在を知ったのは、中学生の時だ。
チンドン屋始末記」(PHP新書・絶版かも?)という、
チンドン屋の歴史や風俗をひもといた本に、
このイベントのことが書かれていたのを覚えている。

以来このことはずっと忘れていたのだが、
一昨年、たまたまネットでこのイベントのウェブサイトを見つけ、
「50年、ずっとやっているんだ!」という驚きと、
ン十年ぶりの「チンドン屋さん」との再会に、いても立ってもいられず
単身富山に乗り込み、丸三日間、この祭りを堪能してきた。
2年前の話だが、そのときの様子を少々。

初日:【幽玄ちんどん夜桜流し】
    川べりの遊歩道。花見客の間を縫うように、
    何組ものチンドン屋さんが歌い流す。
    チンドン屋さんの滑らかな口上に、酔客もノリノリ。
    ふと川に目を向けると、
    小舟に乗ったチンドン屋さんが上流から流れてくる・・
    幻想的(かつシュール?)な感じで、非常に面白い。
  

2日目:県庁舎前での「オープニングセレモニー」の後、富山城址公園に移動。
    4月とは思えない強い陽射しに、日射病寸前になりながらも
    朝から晩まで公園にへばりついていたのでした。
    
    【素人チンドンコンクール】
    全国から集まった素人のチームで、口上やパフォーマンスを競い合う。
    びっくりする程、沢山のチームが参加していた。
    (いつもどこで活動しているのだろう?)
    このときの最優秀賞は、早稲田大学ちんどん研究会の
    「風街宣伝社」だった。

    【チンドンコンクール】
    こちらはプロによるコンクール。各チームが、
    規定の口上(テーマ)に沿って、3分程度のパフォーマンスを披露する。
    この年は「スポーツ」/「50周年」/「富山」をテーマに、
    各チームが趣向を凝らした演出で会場を沸かせていた。
    優勝は、大阪の「ちんどん通信社」。

    【チンドンスーパーライブ】
    この年は50周年記念ということで、全国のプロのチームが
    「屋号の違い」を超えてのジョイントライブを行った。
    これがもう、懐かしの昭和歌謡からジャズ(?)、ロックまで
    何でもアリの素晴らしいライブで、
    観られて本当にラッキーだったと思う。


3日目:【フィナーレ】
    商店街での各種イベントの後、富山城址公園まで
    パレードが行われ、お開きとなる。
    ステージの上にチンドンマン全員が集合しての
    (100人近くいたのでは?)お囃子の定番曲、
    「四丁目」の大合奏は、すごい迫力でありました。

    **昨年よりコンクールの形式が大幅に変わり、
      予選・本選の2部方式になったそうです。
      また、今年は会場も変更になった模様。
                            (続く)
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