卵巣の手術のため明日から入院。
また大げさにも遺書をしたためてみた。
腹腔鏡下手術ってミスもちょくちょくあるし、万が一のため。
といっても乳がん手術時の手紙をほぼ使いまわし+ちょっと加筆。
大きく違うのは「お父さんお母さんへ」が「お母さんへ」に
なったとこかな。
お父さんの最期を見ていて私も「最高のパートナー」探しすれば
よかったなと思いました。
おじいちゃんおばあちゃんたちがいて、 . . . Read more
「心配なら腫瘍内科にも行ってみては?」と主治医に勧められ
術後補助療法についてセカンド(サード)オピニオンを聞きに
別の病院の腫瘍内科へ行く。
執刀医と治療を受ける病院の主治医の意見が大きく違うので
腫瘍内科医の意見も聞きにきたわけだけど
ここでまた異なる第3の意見を聞いてしまう。
Dr「たしかに、この場合、補助療法によって得られるメリットは少ないです。
でも、うちならホルモン療法(経 . . . Read more
父が亡くなって1ヶ月。
父が好きだった喫茶店で「プチお父さん」とランチした。
「プチお父さん」とは父がよく着ていたシャツの生地で作った
小さな巾着袋にお骨や髪の毛などを入れて母が作ってくれたもの。
父は母と私と3人でこの店に来たいと言っていたと
亡くなった後、母から聞いた。
その頃父はもう歩くことすらおぼつかなかったし
食べ物もほとんど喉を通らなくなっていた。
今度体調のいい日を見計らって… . . . Read more
「夜明けの街で」(東野圭吾著)
私は不倫反対派だけど、サザンの不倫ソング「LOVE AFFAIR~秘密のデート」
は大好き
歌詞がステキ
で、桑田さんの「やさしい夜遊び」で東野氏があの曲を基に小説を書いた
と知って、読んでみた。
「大黒埠頭で虹を見たり」、君に会えない夜は「闇を見つめた」り、
歌詞がたくさん散りばめられた小説。
クリスマスのところを読んでいて
「クリスマスは彼女とケーキを食べ . . . Read more
お買い物…と言っても、香典返しを買いにだけど
デパートへ。
人一人亡くなると、各種手続き、仏事諸々で忙しい。
(ほとんど母に任せきり…おかん、ごめん)
不慣れなことばかりだから、粗相があったらどうしよう、
恥をかいたらどうしよう、、と香典返しひとつ買うにも。
仏事って人を悲しみにひたらせる暇がないように
うまくできてるのね…。
香典返し購入後は、今、医療費がかさみまくりで火の車なんだから
デパ . . . Read more
訂正の入った病理結果を持参して地元の病院の乳腺外科へ。
私「前回の先生のご指摘の通り、病理結果にミスがありました」
と結果を渡す。
Dr「抗がん剤は必要ないですね」
と即効で仰る。
私「むこうの病院では必須ではないけど、選択肢としてはあると
言われましたが」
Dr「1mm以下の浸潤に抗がん剤は要らないです」
私「でも悪性度が高いのですが。」
Dr「核異形度が高いのは乳管内の石灰 . . . Read more
乳腺外科@手術をした病院。
なかなか病理結果&紹介状が送られてこないので
先生個人の連絡先を知っている人にお願いして
どうなっているのか聞いてもらった。
病理結果に記載ミスがあり、修正中とのこと。
命に関わることなんだから、
間違いが判明した時点ですぐに連絡くれるべきだと思う。
Dr「いやー、結果をお渡しするのが遅くなってすみません」
謝るのは遅くなったことじゃなくて
間違いがあったことと . . . Read more
「箱の夫」(吉田知子著)
岸本佐知子さんが「気になる部分」でこの本を
「1999年のベスト」として紹介していたので読んでみた。
表題の「箱の夫」の薄気味悪さはよかった。
岸本さんも言っていたように
奇妙な出来事が日常の細々したことと
同列で語られていることが怖い。
他7編もすべてシュールな作品。
でも、読み進めているうちにそのシュールさに慣れてきて
新鮮味が薄れてしまった。
この方は主婦な . . . Read more
「雲南の少女 ルオマの初恋」
ルオマの初恋の切なさとハニの棚田の美しさが
静かに心に染みる地味ながらステキな映画。
「初恋の来た道」を彷彿とさせる部分もあるけど
「初恋~」ほど激しく切なさを主張していない。
都会の恋人と結婚するために村を出て行く友達の話を
みんなで羨ましそうに聞く場面を
「あー、私もこうやって都会へ出て行く人を羨ましく眺めていたっけ」と
山奥で育ち、都会に憧れていた頃の自分 . . . Read more
「最高の医療をうけるための患者学」(上野直人著)
乳がん関連の本やニュースでたびたび拝見し
気になっていたMDアンダーソンがんセンター 上野先生の
著書を読んでみた。
乳がんになったときを例に挙げ「最高の医療」を受けるための
ハウツーが9つのステップに分けて説明されている。
具体的でとてもわかりやすい。
ただ、日本の病院でこれらすべてを実行すると
「うざい患者」だと思われる恐れがあるように . . . Read more