お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

名作を漫画で読む

2009-11-27 20:50:03 | 日常生活、もしくは趣味
コンビニの書籍コーナーの文庫本の棚に、名作古典文学を漫画化した本が並んでいます。
最初は馬鹿にしてたんですけど、買ってみて読んだらけっこうはまります。
というのは、海外文学などはまず、当時の風俗なんかが描きこまれてないと、最近の読者は厳しいですからね。
多分考証がなってないと叩かれますから、そういうところはきちんと描き込まれているはずだと思いたいです。
何年か前に、ツルゲーネフの「はつ恋」を普通の文庫本で読んだのですが、描写が見事で目の前に映像が広がるようでした。
しかし、この作品を、多感な十代に読んでも、おそらくちんぷんかんぷんだったと思うんです。だって、風俗の描写を思い描けるほど、私の知識のスキルが無かったから・・・・

私は本を読むときは、多分他の方もでしょうけど、頭の中にスクリーンを作って、登場人物に服を着せて、背景や建物や、小道具を配置させて読んで行きます。登場人物の顔は、雰囲気のイメージに合う俳優やタレントに出演してもらいます。
ギャラは無料ですから、読書は本当にお得だと思います。

さて、最近読んだのは「アンナ・カレーニナ」でした。漫画家さんは多分男性でしょうね。女性の方に描いて欲しかった作品だったなあ。
で、びっくりしたのは、この話、知ってる!だったのでした。
小さい頃、テレビの洋画でクライマックスのアンナが列車に身を投げる場面があるんですが、そこを憶えてるんです。
美しいけれど、なんか疲れてしまったような女性がふらふらと、接近してくる汽車の前の線路上に入っていく。
汽車は警笛を鳴らすのだけど、彼女は、そのまま線路上に立ったまま、後ろに倒れます。倒れた彼女の上を列車が通過して行きながらエンドロールです。

実際は轢死なんて、こんなきれいな死に方ではないんですが。子供心に怖い終わり方だけが心にやきついてたのですけど
ああ、あの映画は「アンナ・カレーニナ」だったんだと何十年もの疑問が解けた瞬間でした。

当時のロシア貴族の風俗なんかは、なんとなく思い描けますが、横着者には手軽でよろしいかと思った次第です。その漫画名作文庫のことですが。

で、けっこうはまって、嵐が丘、若きウェルテルの悩み、失われた時を求めて、なんぞを買って読んだのでした。
できれば「グレートギャツビー」なんかも漫画にして欲しいな~。描く人はめんどくさそうですけどね。
当たり!は嵐が丘でした。作品と絵が合ってる気がしましたね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自分の持ってる人形が本に載... | トップ | 昨日やったこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常生活、もしくは趣味」カテゴリの最新記事