私がピースワンコの何が一番ヤバイと思ったかというと...
「動物愛護の時間が止まる」→「共生社会が遠くなる」です。
ピースワンコが殺処分ゼロのノロシを上げる前、ようやく「不妊去勢手術の徹底」が愛護活動家の共通認識になりつつありました。
それまで数十年間という時間、何百万もの命の犠牲、泥を食むような草の根運動…崩されてなるものか!
しかし今、私たちの国の動物愛護は失速しています。
胸を張って言います、 これが正解。
■ Yamasaki Hiro氏 Facebookから。
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Adoption effort in a vicious circle
譲渡活動が予防活動を遥かに先行し、多くのマンパワーと
新たな金が使われる負の連鎖とは、過剰繁殖が解決されていない地域で起こる現象です。それが日本です。
日本はまだまだ問題の掘り起こしが出来ていない。
なぜか?
不妊去勢手術を受けるサービスが十分に可視化されず、
サービスを受けたい人を、マナー、ルールのもとで
限定してしまうからです。
更に、過剰繁殖問題が大幅に改善していない地域では、
繁殖業者や悪徳なNPOも暗躍します。
すると、管轄地域の行政はインチキな対応を取り始め、
問題はグルグルと負のスパイラルに堕ちていきます。
Adoption Effort
譲渡を推進する動きは空回り
vicious circle
悪循環に陥り抜け出せなくなる
Pet Overpopulation
専門家の間では過剰繁殖はモンスターと称されます
目を覚ましてください。
どれだけ努力しても、誰もが利用しやすいサービス
目に見えるサービスを安価と無料を使い分けて
やるしかないのです。
すべて「処分ゼロ運動」の幻想から来る譲渡推進です。
目指すべきは No Kill ではなく Low Kill なんです。
不妊去勢手術を利用し易くし
早期不妊去勢にインセンティブを。
そうしたら vicious circle は必ず大幅に減りますから。
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私は地域猫活動を始める際、餌やりさんや町内会に「10年で野良猫をなくしましょう!」と呼びかけます。
増えない&減らした状態での保護譲渡を心がけ、今のところ介入した地域は、全て実現に向かっています。
「殺すな」という前に ──
不妊去勢手術の啓発、そして普及を
ミルクボランティアや保護ボランティアに挙手する前に ──
産ませない、増やさない活動を
地域の動物医療を見直しましょう
シェルター設立に寄付する前に ──
公共施設での繁殖制限を
飼い主のいない猫には無料手術を
センターの譲渡判定や引き出し拡大を願う前に ──
行政には医療の行き届かない動物たちへ支援を求めて下さい
保護&譲渡で殺処分ゼロにしようと思う前に ──
過剰繁殖対策をしなくては!
■ 犬猫の過剰繁殖を防ぐ医療
なぜ正しい答えから、目を逸らし、資金と労力と時間を無駄にして、遠回りするのか理解できません。
不妊去勢原理主義者などと揶揄する輩は、活路を導き出して下さった先人たちへ失礼ですよ。
TNR 活動全般に反対する人は、ワーワーブーブー言っている間に、不幸な悲しむ命が増え続けることを考えて下さい。
野犬が収容される地域での保護譲渡促進は危険です。
改善されないばかりか、さらに時計が巻き戻ってしまいます。
ピースワンコを反面教師に、決してなぞらえることのないように。
ピースワンコのふり見て 軌道修正して!
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#ピースワンコ#殺処分ゼロ#多頭飼育崩壊
【 ねこてん 公式HP 】