建築家の黒川紀章氏が死去(読売新聞) - goo ニュース
政治を志していた最後の1,2年しか知らない人にとって黒川氏といえば「変なおじいちゃん」ぐらいの印象しかない人も多いのではないか。もちろん彼が確信に満ちて選んだ選択だからとやかく言うつもりは全くないのだが、最後の方の彼のエキセントリックでちょっと3の線が入ったようなある意味滑稽な姿だけで彼を語ることは絶対にしてほしくない。
世界に通用する掛け値なしの才能と豊富な実績、「共生」を早くから唱えていた見識、黒を好んだクールでスタイリッシュな姿、天下の美女を妻に娶り、赤坂での芸者も好きだったとかいう遊び心・・・黒川紀章は白洲次郎と並んでずっと私の憧れの存在でした。さすがに最近の姿にはあの黒川紀章が何でそこまでやるんだろうと疑問を持つ場面もあったが、若い頃からいつもクールで確信に満ちた姿はいつもかっこよすぎた。まさに世界のどこに出しても恥ずかしくない正真正銘の国際人とでもいうのかなあ。あえて言えば中田ヒデの先をずっと昔から走ってた人とでも言えばいいんだろうか。
私が憧れていた黒川紀章はつねにクールで隙がない存在であった。でももしかしてそういう彼って彼の一流の自己演出で、つまりムリしてたわけでもあって、最晩年のちょっとヘンで滑稽な姿が実は彼の本性みたいなところがあって、そういうところを臆面もなく出していた最近の自分のことを案外気に入ってたのだろうかとも思ったりする。こういう風にやるのって随分楽だなあ、今まではいつもカッコ付けるだけ付けてやってきたけど、この年になるともうそういうの疲れるしなあ、なんて言ってね。
男が憧れる男といえば白洲次郎の専売特許みたいになってるし、私自身も彼に強く憧れてるが、かっこよさという意味では黒川紀章の生涯も実はたいへんなもんだんですよ、って言いたいね。男であること、見たいなテーマについてもっともっと語ってほしかったね。レオンあたりにそういうテーマで連載してほしかったよ。おしゃれの話、クルマの話、オンナの話・・・面白い話がいっぱい聞けたんじゃないか。ほんとに残念だ。
政治を志していた最後の1,2年しか知らない人にとって黒川氏といえば「変なおじいちゃん」ぐらいの印象しかない人も多いのではないか。もちろん彼が確信に満ちて選んだ選択だからとやかく言うつもりは全くないのだが、最後の方の彼のエキセントリックでちょっと3の線が入ったようなある意味滑稽な姿だけで彼を語ることは絶対にしてほしくない。
世界に通用する掛け値なしの才能と豊富な実績、「共生」を早くから唱えていた見識、黒を好んだクールでスタイリッシュな姿、天下の美女を妻に娶り、赤坂での芸者も好きだったとかいう遊び心・・・黒川紀章は白洲次郎と並んでずっと私の憧れの存在でした。さすがに最近の姿にはあの黒川紀章が何でそこまでやるんだろうと疑問を持つ場面もあったが、若い頃からいつもクールで確信に満ちた姿はいつもかっこよすぎた。まさに世界のどこに出しても恥ずかしくない正真正銘の国際人とでもいうのかなあ。あえて言えば中田ヒデの先をずっと昔から走ってた人とでも言えばいいんだろうか。
私が憧れていた黒川紀章はつねにクールで隙がない存在であった。でももしかしてそういう彼って彼の一流の自己演出で、つまりムリしてたわけでもあって、最晩年のちょっとヘンで滑稽な姿が実は彼の本性みたいなところがあって、そういうところを臆面もなく出していた最近の自分のことを案外気に入ってたのだろうかとも思ったりする。こういう風にやるのって随分楽だなあ、今まではいつもカッコ付けるだけ付けてやってきたけど、この年になるともうそういうの疲れるしなあ、なんて言ってね。
男が憧れる男といえば白洲次郎の専売特許みたいになってるし、私自身も彼に強く憧れてるが、かっこよさという意味では黒川紀章の生涯も実はたいへんなもんだんですよ、って言いたいね。男であること、見たいなテーマについてもっともっと語ってほしかったね。レオンあたりにそういうテーマで連載してほしかったよ。おしゃれの話、クルマの話、オンナの話・・・面白い話がいっぱい聞けたんじゃないか。ほんとに残念だ。