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ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

前原氏の民主党新代表就任、2大政党制へのいばらの道なり

2005-09-18 00:06:18 | 政治&社会
43才の若手政治家の双肩に、日本が2大政党制への健全な道のりを歩めるかどうかがかかっている。なんとシビアなアサインメントであろうか。心から健闘を祈りたい。総選挙の歴史的敗北という結果を踏まえての結論ではあるが、従来の民主党のあり方のままで自民党と共に2大政党制を担おうというのはやはり無理があったと思えてくる。そういう意味では、彼らの敗北は必然であったという気がしており、今回の敗北が民主党の将来の飛躍のためのスクラップ&ビルドの1プロセスとなるか、このままじりじり衰退してまた元通り日本の政治が1強他弱時代に戻るかは、前原氏の手腕にかかっている。国民は決して自民党の一党独裁を望んでいるわけではない。そもそも従来の民主党は反自民の大同団結政党であり、一枚岩でも何でもなかった。反自民という総論には賛成だが各論はばらばらというのがその本質であったので、このような政党が小泉さんの単一争点戦略に対抗できる単純明快で一貫した対抗策を打ち出すことはもともと不可能であった。これは民主党の本質から起因しており、岡田氏の指導力不足が原因などとするのは余りに酷である。民主党の再生にはこの体質を劇的に変えるしかなく、ドラスティックな体質の変革に挑戦する機会が訪れたことを喜ぶ勇気と胆力が前原新代表に備わっていることを望む。変革の方向性は極めて単純である。労組とか特定の利益代表であることをきっぱりやめて、国民全体の利益を考えた政策の提案を愚直かつ具体的に続けて、自民党政権より民主党政権の方が国民全体のプラスになるということをわれわれ国民に認めさせることである。2大政党制の一翼を担うという気概と責任感を誰よりも民主党自身に持ってもらわないことには始まらない。特定の利益を代表したり、総論賛成各論反対でまとまらなかったりしている間は2大政党制の片方の受け皿などには絶対になれないであろう。従来のようなあいまいさ古さでよく政権担当能力があるなんていってくれたもんだなと思う。小泉さんの高哂いが聞こえるようだ。言うのは簡単だが、実施となると気が遠くなるほど大変なのは誰にもでもわかる。そもそも党内に自分より何倍も老練な政治家が渦巻いていて、党内掌握もなかなかおぼつかないだろう。心から同情したくもなるが、ここはやはり、日本の政党政治史上の大きな分かれ道を自分が担っているとの気概で新代表にはがんばっていただきたい。

岡田前代表、本当にお疲れ様でした

2005-09-16 14:37:26 | 政治&社会
民主党の新代表が決められようとしているが、今回小泉さんを全面的に支持して自民党に投票した私だが、民主党の総選挙惨敗の責任をひとりかぶるような形で辞めていった岡田全代表に心からお疲れ様でしたと言ってあげたい。誰一人からも「よくやった」といってあげる声が全然聞こえないのはちょっとひどいのでは?酒でも一緒に飲んで、愚痴を思いっきり聞いてあげたい気持ちだ。言いたいこと、やまほどあるだろう。将たるものの悲哀というべきか。彼の愚痴は、そもそも好きで民主党の代表になったわけじゃないんだ、ってところから始まるだろうか?小沢氏が年金不払いとか何とかで逃げた結果の就任だった。岡田さんという人は、リーダーというより実直で有能な補佐役という感じがする。小泉さんの下で幹事長でもやらしたら自民党はもっと勝ってたりして。郵政民営化だって、もともと通産官僚で経済もよくわかる人だから、本心は大賛成ではないか?ほんとは、民営化を大前提として、どうやればベストかを竹中さんあたりと議論したかったのではないだろうか?労組に気を遣ったり、必ずしも本位でない言動を強いられてきた。小泉さんのことを心底うらやましがっていたのではなかろうか?でもオレにはあそこまではとてもできないな、と思ったとは思うけど。代表就任直後のぎこちなさを脱して、最近は党首としてサマになってきたなと思っていたので、今回の辞任はやむをえないとしてもかわいそうだ。不運としかいいようがない。彼はベストを尽くしたと思うし、民主党のほかの誰がやっても結果は同じだっただろう。新代表を争う二人には全く期待していない、というか、誰がやっても今の小泉さんには勝負できないだろう。こう見ると、もはや民主党には役者が残っていないし、次代のスターにはまだ荷が重過ぎる。せっかく2大政党制になっていくかと期待していたが、しばらくは自民党というより小泉党の一党独裁だね。政治家の転向が今はやってるみたいだから、岡田さんも電撃的に自民党に入ったらどうですか?小泉スクールの教頭先生みたいな役割など、ぴったりじゃないですか?

執行部にすり寄る自民「反乱組」、不愉快なり

2005-09-16 00:18:17 | 政治&社会
小泉さんの解散・総選挙をめぐる潔い仕切りに比べたら、彼らはほんとに恥知らずだと思う。参議院議員「転向組」の、民意がここまで郵政民営化法案を支持しているとは思わなかったのでという説明は、いかにも苦しく白々しいがまだ納得できる。だが、小泉さんに堂々と反旗を翻して郵政民営化法案反対を訴え、しかもそれを支持して投票してくれた選挙民が多数いるにも関わらず、その主張をコロっと変えようとしたり、あれだけ口汚くののしっていた小泉さんに首班指名では投票すると言ったり、これが自民党本来の政治家なんだなと、わかりやす過ぎて情けない。一番腹が立つのは、彼らの「民意」軽視の姿勢である。郵政民営化法案に反対を主張して、彼らの選挙区ではその主張が支持されて当選したのである。彼らにはその主張を引き続き彼らの政治的活動の根幹にする責任を選挙民に負っているはずだ。たとえば野田聖子女史もそういう主張をして立ち、一方で郵政民営化法案に賛成する人の意思の表明の対象として、あの茶髪・美貌・私生活わけありの刺客、佐藤ゆかり女史が立ち、どちらの政策を支持しますかというわかりやすい形になったのが今回の選挙である。そして岐阜一区では聖子女史が当選したのだから、法案に反対というのが民意である。この厳粛な事実が聖子女史の頭の中ですごく軽くとらえられて入るように思えてならない。ここでころころ主張や態度を変えて、投票してくれた選挙民にどう責任取るつもりなわけ?日本のサッチャーとか言われて、とてもそう見えないが見る人が見たらそうなのだろうかと思っていたが、今回の件ですごくがっかりした。当選した自民「反乱組」はここでへたに転向すると政治家としての志の高さや一貫性が疑われるから、今は冷や飯と割り切って、じっと我慢して従来の立場を堅持した政治活動に精を出すべきだ。世間様はそういうところをちゃんと見てる。小泉さんを支持するわれわれも彼の独裁化にはすごく警戒しているわけで、彼に反対する立場の政治的活動の重要性は極めて高いはずだ。心配しなくても冷や飯は小泉さんが在任の間だけだ。彼の後、安倍氏が継ぐのか谷垣氏か知らないが、誰がなっても小泉さんほど頑固で妥協を廃する政治家とはとても思えないので、きっと「おとなの解決」をしてくれるだろう。自民党内で「反乱組」に穏便な処置をという声がでてるというのも気に食わない。小泉さんはこういう声に一切耳を貸さないで、厳正に処分してほしい。彼らの今回の公約無視の行動はそれに値するほど重大である。

佐藤ゆかり議員、おめでとうございます。スキャンダルにつぶされずよかったですね。

2005-09-13 10:19:12 | 政治&社会
予想したほど、あなたに対する悪意に満ちた「不倫スキャンダル」が大きくならず、選挙区で多少影響があったにせよ、比例に回って当選できたのだから、ほんと、よかったですね。不倫については、個人的には、大人が自分の判断でやることなのだからと寛容なスタンスに立ちたいような気もしないでもないが、ただこれからは衆議院議員という公人としての自己規制をしたほうがいいかもしれませんね。それじゃ山崎拓センセイはどうなるんですかって話にはなるけど。今回騒ぎが大きくならなかった大きな要因は「相手方」が沈黙を守ったこと。今回、地位も名誉もある、失うものがたくさんある男を相手にしてよかった、と胸をなでおろされたのではないですか?今後も、ホストとかはやめてこのスタンスは絶対に守ろうって思われたかは不明ですが。「相手方」が週刊誌の手記やらワイドショーの独占インタビューやらで踊ってたら、もっと打撃が大きかったでしょう、ですよね拓ちゃん?小泉さんの方針で新人議員は派閥入りせず彼の親衛隊のような位置づけで改革に取り組んでいただけるそうなので、こんなスキャンダルなんか忘れさせるような目覚しい活躍を心から期待しています。他の新マドンナ議員はそれぞれに個性豊かで優秀な方ばかりなので、ぜひ彼女たちに負けない活躍をして、新マドンナ議員入閣一番乗りを目指してください。史上初茶髪閣僚ってのも悪くないのでは。

小泉さん、おめでとうございます。小泉さんへのお願い

2005-09-12 15:39:26 | 政治&社会
小泉さん、歴史的勝利おめでとうございます。郵政民営化にかけるあなたの一貫性と不屈の闘志に心より敬意を表します。総裁立候補の時から、あなたの志は全くぶれることなく、抵抗勢力との妥協も拒否されましたね。自民党にも、というか日本にもこんな政治家がいたのかと、驚嘆と敬意を覚えました。抵抗勢力の方々はあなたの「刺客」戦略に怒り狂ったようですが、怒りといえば今まで選挙の時だけ公認ほしさに郵政民営化反対の立場を必ずしも明確にせず、あなたの人気に便乗して当選しておいて、いざとなったら民意が支持した自民党の公約も無視して公然とあなたに反旗を翻した自民党の政治家たちに対するあなたの怒りの方がよほど強かったのではないかと同情します。でもそういうところを国民はよく見ていましたね。今回の結果を見て「日本人も捨てたモンじゃない」と同胞に敬意を覚えました。私の懸念は、衆議院の議席数という意味において日本憲政史上最高の権力者となったあなたが、独裁者となることなくほんとに国民全体の利益を考えて政治をやっていただけるのかということです。野党が主張していたように、国民は郵政民営化以外の問題であなたに白紙委任したと決して思わないでください。あなたの妥協を廃する強い意志に国民全体の利益を考える姿勢がずっと伴っていけば、あなたは史上まれに見る名総理の名をゲットできると思います。ご検討をお祈りします。期待しています。

広島6区、亀井氏当選。堀江さんお疲れ様でした。亀井さんはヘンな感情論とか今後やめてください。

2005-09-12 01:30:25 | 政治&社会
広島6区の民意はもちろん尊重されねばならないが、結果にはがっかりした。その理由はいろいろあるが、亀井氏の選挙戦中の言動が広島6区のリーダーとしてふさわしいとはとても思えなかったことも大きい。国民が郵政民営化法案に賛成かどうかの民意を問うのが最大のポイントなのだから、選挙区にそれに賛成の候補と反対の候補を並び立ててもらえなければ選挙民は民意を示しようがないではないか。それを「殺し屋」とか「安政の大獄」とか、なんだあれ。魔邪に亀井氏の前で「はあーっ!?」てやってほしかった。小泉さんの今回の仕切りに怒り心頭なのは充分理解できるが、怒りで理性が麻痺して感情論ばかりになっていて、器の小ささがモロ出しになった。郵便局がなくなると言い続けたのもひどい。そんなこと誰も言ってないのに。広島6区の選挙民で、誤解して、そりゃ困ると亀井氏に投票した人もいただろう。これじゃ「工事しないと家が壊れますよ」とだます悪徳リフォーム業者と変わらない。もっと正々堂々とかっこよく選挙を戦ってほしかった。こういう人に日本が改革できるとはとても思えない。尾道に道路や橋を持ってこれるかも、これからは疑問だと思うが。

今日、自民党に投票してきた。私の関心は広島6区の結果。堀江氏が勝てるのか?

2005-09-09 23:46:14 | 政治&社会
今日、期日前投票してきた。自民党に入れた。結果は最後までわからないが、各種調査では自民安定多数確保という予想が一般的だ。個人的意見だが、正直うれしい。世界的に類がない政治的無関心といわれてきた(もちろん私も含めて)日本人だが、この調査結果を見て「さすが日本人、やるときゃやるわ」と同胞に敬意と共感を抱く。私など、まったくひどいもんで投票なんか行ったことがなかった。今日一人で投票に行ったもんだから、勝手がわからずうろたえること甚だしかった。私の残る関心は、郵政民営化に反対した候補たちの結果である。多少極端な議論ではあるが、やはり郵政民営化法案を支持するかどうかの民意を問う国民投票みたいなもんなんだから、それに反対する候補は否定されてしかるべきだ。政策への支持、不支持以外の情実とか、利益誘導とかで当落が決まったら、もちろんそれはそれで選挙民の声、100%尊い民意であり尊重するが、やっぱりなかなかそう簡単に日本は変わらんわ、と激しく落胆する。この戦いの象徴が広島6区であり、対戦が古い政治の象徴と新しい政治の象徴の戦いで、わかりやすい。総論は賛成だが各論ではやはり地元に利益を、みたいな政治はほんとにもういやだ。だから、今まで投票しなかったのは消極的ではあるがこういう政治への反抗でもあった、といえばかっこよすぎるが。利益を各地元にどう配分するかを決めるための各代表が代議士である、といった世界を小泉さんは壊そうとしているように思えるし、強く支持する。亀井氏が支持を期待しているのは、そういう風に誘導された利益を享受してきた人たちではないのか?堀江氏はプロ野球参入やフジテレビ騒動での見え方が悪くて、新しい世代のヘンなやつ、キワモノの代表みたいな感じでここまで来たが、最近は本人も回りも見せ方、態度立ち回り方にすごく気を配って、くだらない中傷はされなくなってきたのではないか?経済にしても政治にしても、古い日本に風穴を開けようとする強烈な行動力はすばらしいと思う。主張に賛同できない人もいるだろうが、それはあたりまえでありそれでいいのだ、それがいいのだ、と思う。どんどんいろんな意見が出てきて日本中で議論が沸騰すれば、それも今までになかった新しい日本だ。日本全体のベクトルを先に向けて少しずつ進ませる影響力を持ってきたのではないかと評価している。日本全体としては改革が必要というのがどうやら民意だということで、ほっとしつつ、同胞に敬意と共感を抱く。では地方はどうか?やっぱりすぐには変わらんか?それとも地方も私の個人的な敬意と共感に値するのか、この結果を見守っている。

選挙は自民党に投票する。小泉さんの今回の仕切りはわかりやすく潔くかっこいいと思う。

2005-09-05 23:53:07 | 政治&社会
小泉さんが言うように、今回の選挙は国民が小泉さんの郵政民営化政策を支持するかどうかの民意を問う国民投票的な要素がある。こういうはっきりした形を作ったのは彼の大変な功績だと思う。総選挙で国民がYesかNoをはっきりさせるには、Yesと考えている候補者に投票するかNoと考えている候補者に投票するかしかないわけで、もし両方の選択肢が選挙区に用意されなかったら民意が明確に測れない。民営化反対組が刺客をぶつけられたのは冷酷だとか恐怖政治だとかいってるのは賛同できないどころか怒りさえ感じる。人情に訴えたりして潔くなくてかっこ悪いと思う。個人的にはそういう候補者は落選してほしい。私が描いているベストのシナリオはこうだ。与党が過半数を取り、最終的に郵政民営化法案が成立し、郵政民営化がスターとする。これも小泉さんが言うように郵政民営化は本来自民党からは絶対出てこない政策でむしろ野党からでてきていい代物だと思う。民主党だって、ほんとは法案に賛成している人の方が多いのではないか。岡田さんなんかもともと通産官僚で経済のこともわかるのだから、心の中では賛成してると思う。法案が成立して、民主党もこれで労組に気をつかって民営化反対のフリをする必要性が小さくなり、どのように民営化すべきか、というほんとに大事なことに議論の場を移すことができて喜ぶんじゃないか。こうやって、政策を具体的にどうして行くかをめぐって自民と民主が2大政党として議論し、勝ったほうが政権を担当するという本来あるべき形に少しずつ近づいていくというのが私の描いているベストシナリオである。国民の側も、自分が支持した党の政策が実施されるという期待感や緊張感をもつことができ、否が応でも政治に対する関心が高まるだろう。だいたい、郵政民営化反対を主張している政党は国民のことをほんとに考えているとはどうしても思えない。もちろん、今の民営化法案は骨抜きですでにぼろぼろだというのが実際だが、民間の活力とシビアさでやった方が国民全体が最終的に得するのに決まってると思う。なんで、民営化するかしないかではなくて、どう民営化するのがベストかを議論してくれないんだろう。それができないのはやはり誰かの既得権を守ろうとしているのだという小泉さんの批判に賛同する。反対派がいうように僻地に郵便局が全くなくなるなんて思わない。民営であっても公益性の観点は配慮されると信じている。たとえ不完全な法案からの出発であっても、まずスタートして、そこから民主党にもがんばってもらってベストの民営化を実現してほしいと思う。どうでもいいが広島の老政治家は「小泉さんが郵便局をなくそうとしている」と連呼しているが、そんなこと彼は一言も言ってないではないか?選挙民に誤解を生じさせる妄言でフェアじゃないと思う。なんだか小泉さんの応援団のようになってしまったが、もともと彼の支持者でもなかったのだけど、今回の彼の言動はわかりやすく、フェアで潔く、かっこいいと思う。大きな声では言いたくないが、今までほとんど選挙に行ったことがないのだけど、今回は行って自民党に投票する。その次からは全く白紙だけど。

田中知事の登場は支持できない。知事辞めて出馬したら?

2005-08-22 00:15:56 | 政治&社会
田中知事は有能な人物だと思うが、知事と国政を担う政党の党首との掛け持ちなどできるのだろうか?しかもその党首にしても、真剣に腰をすえて国政に参加しようというスタンスにはとても見えず、選挙用の一時的な知名度貸し、話題作りにしか見えない。自分は選挙に出ないくせに、自分を支持してくれといわれても、そんな片手間にやってるような党首が率いる党を誰が支持するだろうか?長野県民にも失礼ではないだろうか?過半数を取れなかったら退陣すると明言してる小泉氏や、郵政民営化反対の総帥みたいな亀井氏との一騎打ちをあえて選んだ堀江氏のほうがわかりやすく潔くかっこいい。田中氏に好感を持っていたのにがっかりした。そもそも彼の主張は本来郵政民営化に反対というよりは、利益誘導型、既得権キープ型の古い自民党政治に反対ということではないのか?彼が敵とすべき連中の集まりの代表になったようで、理解に苦しむ。民主党のシャドウキャビネットの閣僚であったことも彼の政治的一貫性を疑わせる。国政への野望を持ってるようで、彼ならユニークな動きもできそうで期待するにやぶさかでないのだが、どうも今回の動きはヘタ打っちゃったなと思えて仕方ない。

日本人がどの程度改革を望んでいるのかがモロ表れる今回の選挙、歴史的である

2005-08-21 00:27:25 | 政治&社会
これだけクリアな形で国民が「これからの政治をさあどうするのさ?」という問いを突きつけられた総選挙って今まで余りないのではないかと思うと、結果がどうなるかすごく関心があると同時に緊張する。過半数を取れなくてオレが降りてもいいのかと小泉さんは国民に迫っている。個人的には与野党含めて今の日本のリーダーとしては他の政治家よりは小泉さんがずっといいと思うようになった。今までそんなに明確な支持者ではなかったが、今回の彼の断固たる信念の強さ、潔さを見て支持するようになった。彼のようにやれといわれてもなかなかできないと思う。今回の選挙に関しての彼の狙いというか野望は、郵政民営化法案を通すというのはもちろんあるが、抵抗勢力を排除して、彼の「近衛師団」として自民党を再構成して彼の改革ビジョンをより効果的に推進できる体制を作ることが実は一番大きいと思うし、これをもし国民が支持したら、自民党の古い体制がかなり崩壊して世代交代がすごいスピードで進み、与党のサポートを確保して総理が今より効果的にリーダーシップを発揮できる、大統領制的な小泉政権ができるだろう。かつて中曽根総理が大統領的といわれたこともあるが、小泉氏に比べたら中曽根氏はあくまで古いタイプの自民党政治家だったといわざるをえない。小泉氏は登場の早い段階から「自民党をぶっ壊す」とい続けてきたが、彼がやりたいことはまさにこれだったのかと気付かされ、彼の志の強さ、一貫性、粘着力に素直に敬意を表する。個人的には、こういう形で小泉さんが彼のリーダーシップを今よりもっと発揮できる政権でもう少し改革をやってみるのが日本にはベストだと思っている。でも選挙の結果ははっきり言って予想できない。従来型の地元への利益誘導型の政治がそんなに簡単に崩れるのか、予想が難しい。もし小泉氏が勝ったら、日本人も捨てたもんじゃないなと思うが。広島での堀江氏と亀井氏の争いはまさに今回の選挙の象徴的な戦いではあるが、堀江氏に望みたいのは、余り調子に乗って老人をいじめすぎたりスタンドプレーに走りすぎたりして古い層の反感を買うような結果にしないでほしいということ。彼への反感が「刺客」全体への反感になって抵抗勢力が息を吹き返すということは避けたい。堀江氏はプロ野球参入騒動の時にもジジイ対応が三木谷氏に比べてヘタだったという前歴があるので心配である。堀江氏の言動に選挙結果がつまりこれからの日本の将来がかかっているみたいなところがちょっとあるのは正直つらい。小泉さんは堀江氏のプレゼンスを突出させないよう注意を払うべきである。他の刺客のプレゼンスもバランスよく高めなきゃだめだ。それこそ三木谷氏とか、影響力や話題性のある進歩的有名人をどんどん応援に動員すべきだ。