たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

京紅葉、いろいろ。

2014-12-02 00:02:37 | 現実
もう12月、あっという間だ。

11月は大好きな京都の紅葉を堪能できた。今までで一番あちこち回ったかもしれない。

11月2日に大原三千院、寂光院、知恩院ライトアップ、3日は伏見稲荷、10日は嵐山天龍寺、16日は高雄の神護寺、23日は永観堂、青蓮院ライトアップ、とメジャーどころ目白押しの紅葉狩り続き。


なかでも紅葉が美しかったのは「もみじの永観堂」 ここは3度目、同居人とも行ったが、その時はハズレ年だったようで、紅葉はどれもちりちりしていて乾燥した感じ、少し遅かったのかもしれない。

今回は夕方、ライトアップとの境目、ぎりぎりで入場、夕日に映える紅葉は素晴らしかった。

「うん、永観堂は大したことない、と思ってたけど考えは変わったな」と同居人。 「人が多すぎて落ち着かないけどな」

確かに。細い橋の上まで来ると、スマホをかざす人が止まるのですごい渋滞なのだ。人を避けてカメラを構えるのも難しい。




夜は4年前にも行った青蓮院のライトアップ、今使っているデジタル一眼を買ったばかりの頃、(というかここのライトアップを撮るために買ったのだが)初めて使ってあまりきれいに撮れるのでびっくりだった。
行ってみてびっくり、門まで500メートルもの行列が!近くにある知恩院まで届きそうな人の列、確か屋内はそれほど広くなかったと思うけど入れるのか?この人数?と言う位だった。
実際庭も屋内もぎゅうぎゅうだったが、何とかお茶席にも入ってお菓子とおうすをもらう事も出来た。しかしゆっくり座って夜の紅葉が映える庭を眺めるのは無理…

それにあまりの混雑で、庭の紅葉を撮っている人を避けて歩いたら思い切り転んでしまった。やれやれ。





伏見稲荷は正直、景色は見られない。鳥居がずっと続いているし鳥居と人の背中見るだけ。人気のない時に行くべきだと実感。

妙にアグレッシブな顔のお狐さんがあちこちにいるのが印象的。







高雄の神護寺。こちらは同居人と「嵐山パークウェイ」のドライブがてら少し早い紅葉狩り。山奥と言うのに人が沢山、車を停めるのが一苦労だった。紅葉自体はまだ早すぎた感あり、2年前に一人で行ったときの方が良い写真が撮れた。400段の石段はやはり、すごい!
石段てどうしてあんなに登りにくいのか?間隔が狭かったり広かったり、石が摩耗していたり、こけてる人を2人も見かけた。


天龍寺へ向かった日は、電車で読書に夢中になっていて、嵯峨嵐山駅で降り損ねてしまった。「次の駅はトロッコ嵐山駅、こっちの方が天龍寺に近いな」とgoogle mapを見て思った私は相当の愚か者。

あっという間にどんどん電車はスピードを上げる。
???そして気づいた。
私が乗ってるのは普通のJRの電車、観光用のトロッコ電車に乗ってるんじゃなかった…

「次は保津峡、保津峡…」

保津峡って…いきなり山の中まで連れてこられてしまった…保津峡の川下りでもするか? でも一人でそれもさびしかろう、とすごすご折り返しの電車で戻る。しかしここの駅は保津峡の高い橋の上にあって、ホームしかない。絶景!かえって良かったかもしれない。






天龍寺で驚いたのは外国人旅行者の数。6割が外国人だった。嵐山だから当然だろうが、ここ数年の傾向だろう。どのグループも「自撮り棒」を持っているのが目についた。
写真を撮る人の多さもここ数年で段違いに多くなった。スマホの普及恐るべしである。

しかし嵐山を借景に取り込んで、どこもかしこも美しい庭なのだから仕方がないだろう。

記憶と言うのは案外に、というか当然のことながらか?相当あいまいで、私は天龍寺の庭で、「橋を渡った」と思っていた。高校の修学旅行の時だ。橋の上で撮った写真があるのだが、改めて来て見ると、渡れる橋など池にはかかっていない。






昔の写真を再度見直すと、ヒントがあった。私の立つ橋の前、池の中に「大内石」と書いた札。ググってみると、これは銀閣寺の庭にあるものだった。

なんでまた天龍寺と思い込んだのかわからないが、まあ、歴史ある庭の池にかかった橋の上であかんべえをしている高校生だから…



嵐山はとにかくいつでも人が多いので、もうずっと、紅葉の頃にはあえて行く気がなかった。母や叔母、いとこたちと回ったのが15年近く前か? それが紅葉の頃訪れた最後とは驚きだが。



こちらは今年のもの。




紅葉で彩られた山や、川の流れは変わっていないが、母はもうこの世におらず、一緒に行った叔母たちも亡くなってしまった。
私自身もずいぶん若い。




デジブック 『京紅葉、いろいろ。』
コメント
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