たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

bagの中には…

2013-09-16 23:56:28 | 母の記憶
台風一過の青空が広がった午後。

写真は3年前の10月頃に台風が来た後か、直前の空。お気に入りの一枚。

雨なら買い物も面倒と思ったけれどからりと晴れ上がり、空気も澄んでいる。近くまで買い出しに出かける事にする。今日は休みなので余裕でスーパーに行く時間がある。
仕事の日は帰りにスーパーによるという時間ではないので、何かあるとコンピニを利用するが、最近はちょっとしたおかずや、少し手を加えたらよいレトルトもの、納豆や豆腐、もずく等私がいつも冷蔵庫にキープしているものも売っているのがありがたいが、基本は簡単なものでも「作って食べたい」方なので、夜11時過ぎに帰っても大抵は何かしら作る。

さて、スーパーに出かけるにはリュックがいる。買い出しして両手にスーパーの袋、よりリュックを持って行った方がラク。帰りは闇市に行ってきたような姿になるわけだ。

写真撮影時にもリュックなので(両手が空くように)私には必需品。さっと出かけられるように、中にはいつもタオルハンカチ、ティッシュが入っている。たまにミンティアかフリスクも入れている。そういうバッグがいくつかあるのだ。入れ忘れると嫌なので…。そこである時、気づいた。
母が亡くなってから、いくつか遺品を整理し、使えそうな慶弔用のバッグをもらって帰ってきたときの事。

中にティッシュが入っていた。そういえば、亡くなる直前まで使っていたらしき別のバッグにも、入っていた。 どうやら、私と同じことを考えていたらしい。




右の母の持っているブラウンのバッグも、子供の頃よく見たものではっきりとした記憶があるが、この中にもいつも入れていたのだろうか?一緒によく、ガーゼっぽいハンカチが入っていたような気もする。

私は見た目も性格も父似と思っていたが、案外母のDNAも影響している部分があるのかもしれない。

例えば、出かけて帰ってきたとき。落ち着いて座る前に面倒なことを済ましてしまおうとする。着替える前に何かの下ごしらえだけしてしまったり、掃除機をかけたり、旅行帰りなら洗濯。
母は良く、「座っちゃったらもう立ちたくなくなるからね」と言っていたが、私にもそういう所がある。
同居人は例えば、スーパーの買い物から帰って収納が終わったら、「一休み」の方だ。彼は料理好きで、料理の経過を楽しんでするが、私はどちらかと言えばさっさと作ってしまいたいところがある。
後片付けも、ご飯が終わったら速攻で済ませたい。のんびりしてからだと洗うのが物凄く嫌になるからだ。これは母もそうだった。なんなら食べている途中で空いた皿を片付けて、「うちはレストラン方式だからね」と笑っていた。

結局のところ「せっかち」なんだろうな。

初秋の花めぐり

2013-09-09 23:38:08 | 現実
酷暑つづきの夏だったけれど、涼しくなり始めるのは意外に早かった。

去年は9月に入ってもずいぶんと暑い日が夜も続いて、「もう勘弁して」と思った記憶があるが、今年は8月末から雨が多かったせいか、わりに早く熱帯夜が終わった気がする。

雨の日続きの約2週間、やっと晴れ上がった秋空に誘われて、「花めぐり」を思いついた。

お気に入りのサイトに「そうだ、京都行こう」というのがあり、季節ごとのイベントや観光ガイドが載っていて、京都歩きの好きな私にはうってつけなのだ。

http://souda-kyoto.jp/

ここには「季節の花」というページがあり、ここを時折参考にする。

例えばこれは「8月」の欄を参考にして行った、真如堂の木槿の花。



しかしながら…これは広い境内のなかにたった3本位の木で…死ぬほど暑い中石段登って行った上帰りは雷雨、という花めぐり、まあ、それも面白かったかも?
暇そうにしてたお寺の方が丁寧に色々説明をしてくれたし。


今日の花めぐりは、京阪出町柳駅近くの「萩の寺」常林寺、桔梗が有名な紫式部邸跡、廬山寺、そして百日紅が咲く京都御苑。余裕で歩ける距離。

常林寺の萩はちょっと早すぎたのが残念。境内は萩の花で埋まっていて歩く場所もほとんどない位、もっと咲いていたら見事だったろう。




ここから鴨川を渡って行くのだが、このあたりはちょうど、上賀茂方面からの賀茂川と、比叡山方面からの高野川がぶつかるところ。三角地帯に下賀茂神社がある。

水量はそう多くないので、亀さんと石を飛んで川を渡るのも楽しい。




廬山寺はあまり観光客がぞろぞろ訪れる、という場所でもない。「ゆっくり見学できていいですね」と同じくカメラを携えた、80歳を越えたと思われる男性が言う。

白砂がすがすがしく青い桔梗が映える庭を眺めながらのんびりした後は、すぐそばの京都御苑へ。



敷地の広さはびっくりするくらい。建物の中は拝観できないが、犬の散歩や自転車の人たちが行き交う、憩いの場にもなっているようだ。

ここは、例のサイトで「百日紅の花が見頃」となっていたが、さて、この広い敷地のどこに??と不安になったが、割合すぐに見つけることが出来た。京都御所の建礼門の傍にかなりの古木があった。
百日紅の花、なんてあまり意識して見たことがなかったが、小さいが豪華な花。



さるが滑るとはよく言ったもので、幹はつるつるした感じであまり風情がないが、フリルのような花びらが華やか。

秋まで約三ヶ月間も咲き続ける紅色の花 の意から、百日紅という名にしたもの。

中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界、その死んだ日の後に咲いたという花.



調べてみるとこんな意味があるようだ。 実際には、猿は滑らないらしいが。