舁山ば舁く際に着用しゅる専用の法被のことたい
山舁き中は頻繁に勢い水ば浴びるとこらからこん名前がついたと
背中に流名、もしくは町ば表す文字や図柄ば染め抜いた無地木綿のものと、
長法被と同じ意匠の絣地のものがあるったい
各町、流れごとにデザインが異なり、そん種類は全部で44種類にもなり、
ひと目でどこん流かが見分けられるようになっとーばい
たいがい、水法被の前ば固く結んで着用すると
これは山笠の前で転んだ場合、法被に手ば掛け放り出すこつが出来けん、
そんため、法被が緩いと、法被が脱げて山の下敷きになりかねないけんね
江戸時代まではこん水法被ば着用しぇずに山笠ば舁いとったと
が、明治期に裸同然の姿が問題だとして県議会で山笠ば廃止しゅる案が出され、
水法被ば着るこつで解決!それ以来、水法被に締め込みのスタイルが続いとー
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