濱の与太郎

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1万年前の恐怖

2016年08月17日 | ひとりごと・・

過去、地球上では4回の大きな「氷河期」があったとされる
最も古いのが24億年前であり、科学的根拠がしっかり遺されているのは7億5千年前、
次が3億6千年前で、このときには生物の大量絶滅が起きている

そして、最後の氷河期に関しては、約1万年前に終わったと云われている
さて、現在、地球の平均気温は14℃前後というが、仮に、大気中に水蒸気、二酸化炭素、
メタンなどの温室効果ガスがなければマイナス19℃くらいになるという

つまり、太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、
その地表から放射される熱を“温室効果ガス”が吸収し大気を暖めている・・という理屈だ

ところが、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類など、
温室効果ガスが大量に排出され、その結果、大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えるため、
ぐんぐん気温が上昇し始めている。これが「地球温暖化」というやつだ

生活するうえで一定の“温室効果ガス”は必要不可欠であるが、多くの新興国では、
日本でいえばちょうど高度成長期にあたり、そのため、生産第一!安全は二の次!!
温室効果ガスは垂れ流し状態となっている現状がある

とくに、中国やロシアなど、石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される
二酸化炭素が最大の温暖化の原因であり、この二酸化炭素濃度は、産業革命前1750年は、
僅か280ppmであったが、2013年には400ppmを超え、実に40%以上も増加している

そのため、最近、昔に比べて夏は酷く暑くなり、冬も暖冬傾向がみられる
しかし、地球平均にすると100年前に比べてわずか0.5度しか気温は上がっていない

ところが、国際機関は、「今後100年で、最大6.4度の気温上昇!!」と予測している
つまり、これまでの100年間に比べて10倍以上の気温上昇!!になるという
もし、これが本当なら、地球はどうなってしまうのか?

まず、地球温暖化により、降雨量の変化や異常気象が多発するようになる
そのため、動植物への影響も大きく、森林の消滅や生物種の絶滅などが予測される

あれだけ潤沢な水量を誇るアマゾンですら、50年後には砂漠化すると云われている
すでに、世界各地で異常気象が多発するなど、地球温暖化の影響は始まっており、
日本でも000ゲリラ豪雨であったり、干ばつなど、そのたびに大きな被害が発生している

さらに、地球温暖化による海面の上昇はもっとも脅威である
ちなみに、南極の氷の10分の1が融解するだけで海面が7メートル上昇するという

すでに南極の気温は2.5℃上昇!今後100年で両極の気温は10℃以上の上昇が予測され
今世紀末、ついに、北極海の氷がなくなるとNASAが警告しているのである

近い将来、バングラデシュ、モルジブなど数十カ国で国土の大半が水没することになり、
日本でも、海面がおよそ1メートル上昇した場合・・・
東京、大阪など都市部を中心に水没域が発生、90兆円以上の資産が失われるという

さて、地球温暖化による気温の上昇、また、気温の上昇に伴い、海面が上昇する!!
こういった当たり前の話はよく耳にするが、それ以上に恐ろしい事実が判明した

それは、すでにロシアで現実に起きたものであり、今後、さらに地球規模で拡散する?
そういう可能性を秘めている

つい先日、ロシア極北の自治管区で、炭疽(たんそ)菌による集団感染が確認された
その原因について、「今回の感染は、70年前に炭疽菌の感染で死んだ動物の埋葬地で、
氷が解けたために起きた可能性が高い」と専門家が言っている

とくに、ロシアは世界平均よりも2.5倍!という驚異的速さで温暖化が進んでいる
おなじように、北極にも、炭疽菌以外の得体のしれない病原体が眠っているとされ、
これらは氷の融解とともに露出する恐れがあると考えられている

すでに、マンモスの死骸の中からも「巨大なウイルス」が新たに発見されているという
水面のように、目に見えるものについては対策も講じられるが、ロシア、そして北極など、
溶けた氷から発せられる得体知れない病原菌に関して対策など講じようがない!!

目に見えない1万年前の「病原菌」が拡散される日も近いと云われている
世界規模で真剣に!温暖化対策について早急な対応を進めてほしい・・・

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