濱の与太郎

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盂蘭盆(うらぼん)

2016年07月11日 | ひとりごと・・

7月13日から5日間は、七十二候の「蓮始開(はすはじめてひらく)」
そのまんま、蓮の花が咲き始める頃であり、蓮の花は7月~8月にかけて咲く夏の花

とくに、仏教では、蓮は泥の中に生まれても汚れなく清らかに咲くことから「清浄無比の花」
こう呼ばれるほど尊ばれており、お盆の盆棚にも蓮の花を模した盆花を飾る習慣がある
また、蓮の葉はご先祖様や仏様にお供え物を捧げるための器としても使われている

さて、“お盆”を正式には“盂蘭盆(うらぼん)”という
ウラ・・と言っても、裏表の「裏」ではない・・・それもそのはず、「盂蘭盆」とは、
インドのサンスクリット語“ウラバンナ”が語源と云われている



ウラバンナとは、サンスクリットで「逆さ吊り」という意味があるそうだ
どう考えても“お盆”と“逆さ吊り”という異種格闘技的な組み合わせ・・・である
なぜ、お盆と逆さ吊り・・・なのか、その由来はというと、

お釈迦様には、弟子に目連尊者(もくれんそんじゃ)という高僧がいた
彼は、神通力によって亡き母が地獄に落ち、逆さ吊りにされて苦しんでいると知る
どうしたら母親を救えるのか?

困った挙句、お釈迦様に相談したところ、お釈迦様は「夏の修行が終わった7月15日に
僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救うことができるであろう」・・・
そう進言されたという

そして、お釈迦様の言う通り、供養したところ、母親は極楽往生が遂げられたそうな・・
こうして、夏に精霊を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事が定着するようになり、
現在の「お盆」になった・・・と、菩提寺の住職から聴いてきた



ちなみに、横浜(東京)では、7月13日から16日までの4日間が「お盆」
その他の地方では8月13日から16日に行われる。8月のお盆のことを「旧盆」、または、
「月遅れのお盆」という

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