濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

暗黙の了解

2017年01月18日 | ひとりごと・・
法治国家で生活をしているうえで、人間社会は規則・ルールの元に動くのは当たり前のこと
しかし、どこにも記されていない、大事な「暗黙の了解」も数多く存在する
暗黙の了解とはいえ、その基本は「他人に迷惑をかけないこと」そうオイラは思う

とくに、昔から、阿吽(あうん)の呼吸だったり、“むやみに口に出して明言しない”
これが美徳とされ、また、それが理解できないようじゃ「一人前」としても認められない
そのため、ときに、言った・言わない・・聞いている・聞いていななど“混乱”が生じる

そのいい例が天皇陛下の皇位継承の件
多数のマスコミは「2019年1月1日付け即位改元」あたかも決定事項のように報じている
しかし、現時点でなにも決まっていない

さらに混乱を招いたのが宮内庁次長の発言「2019年1月1日の即位改元は困難」
これらは、昨年8月、陛下の「お言葉」のなかに“平成30年”という表現があり、
このことから“暗黙の了解”という悪しき慣習から一人歩きを始めてしまったか?

いずれにせよ、こうした国を挙げての重要課題は慎重にことを進めてほしい
皇位を継承されれば元号も変わる。そのため、混乱を回避するため早い時期でこの課題の
収拾を図りたい・・・その気持ちもわからないではない

しかし、「皇位継承と改元」という歴史的にも重要な事項を、「ハロウィン」のような
イベントのように軽々しく扱って欲しくない!!
陛下の心中をお察し申し上げると本当にお気の毒で仕方がない

ちかごろは、「墓場までもっていく」
こうしたフレーズも通用せず、もはや死語になってしまったのか・・・

二十四節季と七十二候

2017年01月18日 | ひとりごと・・
それぞれ、二十四節季(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)と読む
二十四節気は、半月毎の季節の変化を示し、さらに、約5日おきに分けて、気象の動きや
動植物の変化を知らせるのが七十二候である

濱の与太郎ではお馴染みの二十四節気と七十二候
ともに古代中国で作られたものである。しかし、二十四節気は古代のまま使われているが、
それに対して、七十二候は何度も変更されてきた

その大きな理由は“日本の気候風土にあわせるため”である
大陸と島国“ニッポン”とを一色単にするにはあまりにも無謀!?そこで、先人たちは、
江戸時代から明治にかけて改定作業を行い、現在に至っている

とくに、オイラが感心するのは「七十二候」である
約5日ごとにつけられた其々の名称は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」のように、
微妙な気候の変化や、動植物の様子が美しい短い文で表現されている

まえにも紹介したが、「熊蟄穴(くまあなにこもる)」のように非日常的な事象もあるが、
おおかたはその時期の「兆し」を伝え、四季折々、日本独自の繊細な季節のうつろいを
感じさせてくれる・・・

さて、きょうは1月18日。そこで、暦から分析!?してみると・・・
四季はもちろん「冬」。しかし、冬にも「初冬」「仲冬」「晩冬」と3つの区分がある
いまは「晩冬」。寒さは日に日に増していくけど、暦のうえでは冬も終盤!!

また、二十四節気は「小寒」、七十二候は「雉始雊(きじはじめてなく)」
そして、この週末(20日)から晩冬を締めくくる「大寒」がはじまり、さらに!!
大寒が過ぎれば「立春」。旧暦では1年の始まりは立春からとされている

実感として「春」の陽気を感じられるのはまだまだ先のことである
しかし、七十二候を参考に、意識しながら生活してみると、僅かであるが季節の変わり目、
また、その兆しを感じることがあり、先人たちが遺してくれた財産にあらためて感謝!!

ちなみに、大寒が始まる1月20日(金)
関東地方は「雪」の予報・・・・