マロニエラン Part 1

14日午前4時宇都宮に向け自宅を出発、天気予報通り
小雨が降りしきる夜明け前の国道をひた走る。

クラシックカーのイベントに参加するのは昨年11月の
コッパ以来なので、はやる気持ちを抑えつつ冷静さを
装うが、ステアリングを握る拳にこころなしか力が入る。

ヘッドライト、ヒーター、ナビなど電力消費の大きな
電装を使用していたために電圧が下がり、ミスファイヤー
が顕著に現れてきたが、行程も残すところわずかな
所まで来て、引き返すわけにも気持ちにもなれず
元来楽天的なオイラなので、ケ・セラ・セラで走っていたが
佐野藤岡I.Cまで２Kmのところでついにバッテリーが
逝ってしまった 、、、、、、

200メートルほど手前にG.Sがあったが、早朝のため
営業しておらず、コンビニで尋ねると最寄のスタンドまで
２Kmはあるらしいので、困ったときのJAF頼みとなった。

時刻は5時50分、受付開始までおよそ1時間 ・・・・
レスキューの到着まで30分かかると言うインフォメーション。

オイラ達の、まだ始まったばかりのカーニバルは栃木県
佐野市で終わってしまうのか ・・・・・・・・・？

JAFの到着はさすがに早かった、問診を元にバッテリー
とオルタネーターにテスターをあてた結果、オルタの
トラブルによる充電不足と判明。

今回お世話になったサービスには、車両を置いて帰るように
勧められたが、こんなところで引き返すわけには行かないので
とりあえずバッテリー交換して、途中リタイヤとなるか
はたまた、開会式にもたどり着けないかもしれないが
行けるところまで行ってみよう・・・と決心した。

かくして、手負いのカニが目的地、宇都宮に到着した
7時30分には予報を裏切る青い空が頭上に広がり、
オイラ1号・2号の今日の活躍（？）を暗示している
かのようであった。