10月26日近鉄のてくてくマップを持って「養老公園周遊・志津北谷コース」へ友人と二人で挑戦。
挑戦とはオーバーだが、山の中を歩くので道をしっかり確認できるかが問題。
朝8時30分近鉄名古屋駅で合流。8時41分発急行で桑名に。桑名からは養老鉄道に乗り換え。9時15分桑名初に乗車。美濃津駅下車。無人駅。できれば駅員にでもコースを確認したかったが叶わず。
駅を出て取りあえず地図に従い歩き始める。前方見える山の周辺を歩く予定。
のんびり進むうちにコースの入り口に到着。でも人の歩いている気配感じられずいやな予感。最近の台風で山が荒れている恐れもあり覚悟して踏み入る。森の中は取りあえず歩ける感じ。坂をのぼりながらとった写真。
地図を慎重にチェック。登りが結構きつい。てくてくまっぷのコース案内に標識がしっかりしているとあったが最初の標識に出会う。
しっかりした案内標識にこれなら安心とほっとする。
しかしここからが、コースとしてはどーも変。地図にない川原越えなどとまったく我々に意味不明の方面が案内されている。この辺りから、不安になる。
しかしどこをどう通ればよいのか皆目分からず、取りあえず案内板に沿って進む。突然下から一人で上ってくる人あり。聞いてみる。行こうとしていた方向は登山コースと判明。養老方面のコースを教えられ助かる。
それでも、出てくる標識が都度時間と距離がばらばら。そのうち荒れたコースに踏み込んだり、沢を渡ったり。一向に進まず時間ばかり経過。
どこをどう歩いているのか分からないうち、細くてきわめて急な坂に出たりしてほうほうの体。
突然あずま屋が現れた時12時近く。昼食時間にして一休み。
改めて近くの方向表示を確認するうち、少し先に祠を発見。地図と祠をチェックするも合致せず。でもすぐそばを車道が見えているので、万一の時は車道に出ることを覚悟して、再度案内表示に従い進むこととする。
途中で写真のようなネットを見かけたのでそばまで行って見た。ネットの中に“クヌギ”と書いた木札があり苗1株植えられていた。周囲は植林された荒れた杉林だが、苗の周囲10メートル四方位の杉が伐採されていた。離れてもう1株あり都合2株。この辺りではほとんど自生のクヌギはなかなか見られない。無事成長するか?
森の中を抜けると展望のよい空間に突然出る。なんと名古屋駅ツインタワーが見える。
少し元気出るが、その先は相変わらず迷子状態。それでもなんとか地図にある地点に出る。たまたま農家のご主人に出会えたので、この先の道を尋ねると、相当な登りになり養老駅まで2時間以上かかると言われ、地図に沿って歩くことを断念。ご主人に言われた道を進むと県道56号線に出る。
県道56号線をネットで調べると、[岐阜県と鹿児島県の「姉妹県盟約」20周年を記念して鹿児島県木のカイコウズ(アメリカデイゴ)が道路沿いに植栽・整備された。このことから「薩摩カイコウズ街道」の愛称が付けられている。]とある。
てくてく歩くが交通量多い。30分くらい歩くと左手に赤鳥居が現れる。鳥居の扁額をみると「赤岩神社」とある。地図通り歩いていたら神社前に出る予定だった。友人がここまで来たら立ち寄ろうと提案。意を決して立ち寄ることとする。
坂道を登るうち途中の広場で養蜂しているところに出会う。テレビなどでみるだけで実際見るのは初めてなので、声をかけて見せてもらう。
この蜂は西洋ミツバチだそうだ。蜜仕事は今年は終り、これからはイチゴ農家で受粉作業だそうだ。
ここまで来ると、地図通りに歩けそうなので、再びコースに戻る。なんとか地図にある京ケ脇という集落に出る。集落のはずれに稲荷神社があったが神社まで奥深そうなので鳥居前でお参り。鳥居には寄贈した人の住所が“東京市”となっていた。色は落ちているがうっすらと赤色が残っていた。
ようやく養老公園に辿り着く。
二人ともやっと歩いたいる状態。駅までまで20分くらい。駅に着くと午後3時。なんとスタートから6時間半。細かい地図は老人に無理があった?
幸い駅に着くと6分後に電車が来る。桑名について帰りはJRで帰ることにする。名古屋駅に着いた時点で本日は8時間の行程。