キョロキョロ散歩の雑記帳

あちらこちらの里山や緑地公園・史跡を探訪しながらキョロキョロ歩き回って思いつくまま記します。

自然

2011-10-01 19:43:39 | 日記

今週の初めから体調不良続いていたが、やや安定したと思い、前から申し込んでおいた、名古屋学芸大学短期大学部主催の「地域の自然と環境を学ぶ」という文化講座に参加してきた。

場所は東白川村。白川村は合掌造りで有名な地域だが、その隣の東白川村は92%が東濃ヒノキ林で村中覆っている。白川茶も有名だがそれ以外何もない地域。

バス停の時刻表

到着後、約1時間30分、東白川村について、山村と森林について、森林と人との関わりについて、東濃ヒノキについて、木と環境について等々講義を受ける。

講師は、川尻氏:岐阜県立森林アカデミー教授。(府中市の国立大出と云うのだから東京農工大出?)

昼食時、村長が歓迎挨拶に出向かれた。今日は土曜日。恐縮です。

昼食後川尻先生の案内で村内を散策。

明治の廃仏毀釈の折に、村の2寺を廃寺とし以降今日まで村全体が神道になったそうだ。

その折南無阿弥陀仏の碑も打ち壊されるところ、腕の良い石工が4つに立ち割り隠したそうだ。その割った碑が役所の前に建てられている。

見事な割り方で、正面2つ割り、幅も2つ割り。これだけの大きい石を縦に割るのはいったいどうやって?今なら機械切りだろうに。

 

反対側が見える。

案内

今、山の管理はすべて森林組合が請け負っているそうだ。

世界的な「森林認証制度」があり、東白川村はFSC(Forest Stewardship Council)の認証を受けている。

この認証は環境保全の点から見て適切で、社会利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的とし、このような森林管理がなされているかどうかを信頼できるシステムで評価し、適切な管理がなされている森林を認証するとしている。

ヒノキの皮(桧皮=ヒワダ))をとる職人を原皮師(もとかわし)というそうだ。きれいに剥いだ(はいだ)ヒノキがあった。

他に見たものをアップしておく。

ツバネの実(落ちるとき、はねつきの羽のようにくるくる回って落ちる)

コシアブラの花

榊の実

周りが森の中だけに見慣れない木が出てくるが、何せ物覚えの悪い上に、木、花、鳥などの名前をすぐ忘れるので、アップしたことも忘れそう。

久しぶりに歩いたせいか、帰宅後37℃。まだまだ用心。