九月も終わりの屋根の上
陽を受けた蝶と蝶とが
音なく けれどひらひらと
仲睦まじそうに飛び交っていた
同じように陽を受けた植物の
緑色から黄緑色へと深呼吸する姿に目配せして
どこか知らず飛んでった
色の具合はよくわからなかったけれど
太陽に向かって命を伸ばしていた
どこか光のあふれる方へ向かったのだろう
二匹結ばれたら蝶々という名になり
天に光を受け返すのだろう
黄緑に呼吸する葉の群が静かに揺れている
幾重にも重なって
蝶の夢にそよいでいる
陽を受けた蝶と蝶とが
音なく けれどひらひらと
仲睦まじそうに飛び交っていた
同じように陽を受けた植物の
緑色から黄緑色へと深呼吸する姿に目配せして
どこか知らず飛んでった
色の具合はよくわからなかったけれど
太陽に向かって命を伸ばしていた
どこか光のあふれる方へ向かったのだろう
二匹結ばれたら蝶々という名になり
天に光を受け返すのだろう
黄緑に呼吸する葉の群が静かに揺れている
幾重にも重なって
蝶の夢にそよいでいる