ネイチャーサロン by こうちフィールドミュージアム協会

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実体顕微鏡を使ってみる

2021-11-25 23:04:10 | 日記
 プラナリアは面白そうだけど,問題は道具. 実体顕微鏡なんて持ってないし.... 

 というわけで,さて,手軽に実体顕微鏡を使えないものか?

 ネットオークションがお薦めです.ヤフーのネットオークション「ヤフオク」で「顕微鏡」を探すと,実体顕微鏡も出ています.

 写真は私のお気に入り.「ヤフオク」で入手したものです. 解剖顕微鏡 DN-30.製造元は中村理科工業(現在の社名はナリカ)だそうです.古い顕微鏡です.もう製造してないでしょうね.

 ニコンの「ファーブル」などと同じ,いわゆる実体顕微鏡だけれど,双眼でなく単眼です.
 単眼はシンプルで軽く,使いやすい.また接眼レンズ(1)は,通常の顕微鏡の接眼レンズを流用できる.本来は拡大率(総合倍率)が20倍程度だけれど,接眼レンズを変えることで簡単に総合倍率を変えることができる.

 ちなみに,照明(2)は百均店で見つけた電池式のもの.見たいもの(3)をポンと置いて観察します.

 ステージ(4)は円盤で,オモテが白,ウラが黒.この写真では黒の面を使っています.プラナリアとかボルボックスを見るには白い面を使うと良い.一方,ヒドラとかアメーバを見るには,黒い面のほうが適しています.

 ネットオークションでは,「ファーブル」は,あまり出ていません.メーカー品(ニコン)だし,価格もよく知られているせいか,出てもすぐ高値がつきます.「ファーブル」と類似の実体顕微鏡としては,狙い目はビクセンの「ミクロボーイ」という機種.これならネットオークションで,かなりリーズナブルな価格で入手できます.

 いずれにせよ,机上にデンと置いて使うような重い大きな機種でなく,シンプルな小型軽量のものを選べば良いでしょう.拡大率が可変のものは機械も重いので,固定倍率のもの(x20程度)がお薦めです.

 ネットオークションは冒険です.失敗しても痛手をこうむらないために,あまり高額な取引にならないように,注意が必要です.

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