![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cf/a105c6117282df25d8e6b9efcdbd775c.jpg)
絶滅危惧種のスリランカオオリス(鼻がピンク色で顔が愛くるしい。動きは確かにリスですばしっこかった。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
写真はインビテーション・ロックをちょっと登って下を振り返ってみた写真である。
日本だったら絶対にこんな観光地はないだろう。
というか、「登ってはいけません!」となる。
しかし、ここまでは風もあまり感じず、さほど危険には感じなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/94/ca3cf268b84c73515f338120f233ab82.jpg)
下で現地の人が俺を見ていた。
「あいつ登っていきやがったぜ。アホじゃねぇの。」
と言ってるんじゃなかろうか?
岩はツルツルしていて滑りやすかったので、岩の熱さ対策に履いていた靴下を脱いで裸足になった。
岩の中ほどの高さぐらいから、風は強くなっていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
インビテーション・ロックの上は猛烈な強風だった。
なにかにしがみついていないと吹き飛ばされそうである。
若いころ、冬の八ヶ岳の横岳で強烈な風をうけたことがある。
その時、俺の友人は風で横に吹き飛ばされたのだが、それ以来の強風である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/70/fe5b1d2276b284a129d43d2600ef07da.jpg)
(四股を踏むかのように足を開き、手で鉄柵をつかみ、万全の体制で撮った写真)
俺以外、誰も登らないのは当然なのであった。
熱帯なのに寒さを感じたぐらいの横殴りの強風なのだ。
鉄柵に括りつけられた国旗が団子状態で柵に絡みついている。
背負ったザックが風を受けて、それに引っ張られて奈落の底に落ちそうである。
「アホなオッサン、スリランカにて風に飛ばされ転落死」
という新聞記事が脳裏に浮かぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ac/4cff134976a407d3b67ed5119480024f.jpg)
なお、この岩のてっぺんで、仏教伝来された日として伝えられる6~7月の満月の日には毎年”ポソン”というお祭りがおこなわれ、仏教の信者が集まり、頂上で満月を拝むのである。
なかなか、風流なお祭りである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e7/d06806db31450738ecdb028c96596821.jpg)
降るときも、下から登ってくる人は皆無であった。
なんとか下に降りて、心中穏やかならずも、俺はひたすら冷静を装いながら、岩のふもとにある、このアムバスタレー大塔へきた。
無事を感謝し、これも神仏のご加護なのかと思い、
「南無釈迦牟尼仏」
と手を合わせたのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ef/7703c4c6bf10df34799e9c5ce39614ea.jpg)
シンハ・ポクナ(ライオン沐浴場)の上部
水が山側から流れて沐浴場に溜まる仕組みだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/a8/4f6719949be06d44ef1d383ce90b14ff.jpg)
狛犬みたいなライオンが刻まれている。
もっとも、話は逆なのであり、狛犬はライオンなのである。
古代インドで、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたのが狛犬の起源だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/5a/5400e8ccad0899c2e7ef90f9fcf429e3.jpg)
シンハ・ポクナの横
立ち上がったライオンが刻まれており、その口から噴水が流れていたらしい。
見て判ると思うが、この沐浴場は小さくて深い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/5e/a5d1bb69e8301e2b8f81ed1c6793215e.jpg)
なんとなく、わかるだろうか?
ライオンが後ろ足で立ち上がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b9/d2dce2842703294d9a6b4480dd29f452.jpg)
全体はこんな感じで、静かなところだ。
このすぐ近くにスリランカ最古の仏塔 Kanthaka Cetiya がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/01/fb296064d1020e932939882c90049766.jpg)
ガイドブックによると紀元前60年頃にできたらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
この辺で帰ることにした。
早く帰って、ビールが飲みたい。
来た道を逆に戻った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cf/a105c6117282df25d8e6b9efcdbd775c.jpg)
プルメリアの階段を下る途中で大きなリスを見つけた。
とても大きい。
体だけでも猫ぐらいの大きさはある。
尻尾も入れたら60センチぐらいだ。
俺が近寄っても、全然逃げない。
むしろ、ドンドンと俺に近寄ってきたのだ。
「なにか食べ物をくれ」、とでも言ってるのだろうか?
愛嬌のある顔で、鼻がピンク色でとてもカワイイ。
可愛いので、動画も撮らずに見ていたのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/79/713a5b82ce49ab1f51536a7334029ea6.jpg)
本当に手が届きそうな距離まできて、俺を見ている。
俺が、そんなに面白いのかなぁ?
このブログを書きながら「スリランカ リス」と検索したら、あの時のリスと同じ姿の写真と絶滅危惧種という文字をみつけた。
このリスは絶滅危惧種でスリランカの国獣だったのだ。、
見つけた時は、「随分とデカいリスがいるなぁ」という程度で、「熱帯だから日本より成長がいいんだろう」、ぐらいの考えであった。
歌舞伎町のネズミはデカい、という単純発想である。
スリランカオオリスの動画があった。
(NHKクリエイティブ・ライブラリー創作用素材より)
このリスの正式名称はRatufa macrouraである。
日本名だとシモフリオオリス(Grizzled giant squirrel)となる。
世界でオオリスは4種しかいない。
そのうちの1種である。
偶然の出会いであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b7/5d32ab2c4edec8ad56ebcfa346973f91.jpg)
来る途中で見かけた古代の病院の跡である。
何気なく、寄ってみたのだが、そこでビックリの石を見つけた。
病院の跡にあった石がこれなのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/06/31505e0d5da69d553c1159e810abbb9c.jpg)
実に不気味な石で、人の形に彫られている。
まるで棺桶のように見えた。
もしかして、手術台だろうか、などと考えた。
だから、薄気味悪くて、恐ろしくて、写真は撮らなかったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fa/f30205c9ea380806a59488780f85cf59.jpg)
(写真は采々歳時記よりお借りしました。)
帰ってきてから調べてみたら世界三大伝統医学のアーユルヴェーダで使用するもので、薬草オイルの治療で使った浴槽だと判った。
アーユルヴェーダというのはオイルマッサージだという程度の理解しかない俺にはビックリなことだ。
全身を油の中に入れるんだろうか?
これは、究極のアーユルヴェーダである。
こういうアーユルヴェーダをやっている人がいるのかと調べたが見つからなかった。
考えてみると、これだけのオイルを使ったら赤字になるか、高額な治療費になるだろう。
ちなみに治療費といえばだが、スリランカでは基本的に医療費が無料である。(私立は自費)
健康保険料なんてものもない。
だから、乞食でも病院に行けるのだ。
しかも、外国人でも公立の病院なら無料だということだ。
国に支払う金額(諸々の税金、年金、社会保険料)をトータルで計算したら世界でも上位である、どこかの国とは大違いである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0035.gif)
路線バスに乗って帰った。
降りるところが終点のバスターミナルだから、安心して寝てしまった。
隣に座っていたオジサンに起こされた。
宿に戻ってから、すぐに熱いシャワーをあびた。
冷たいのも気持ちいいが、熱いのも気持ちいい。
宿の奥さんに酒屋の場所を聞き、ついでに食事にでかけた。
今思うと、よく飽きずに食べたと思うが、またスリランカライスにした。
とにかく旨いのだ。
(俺が、ここまで同じものを食べ続けることはまずないと思う。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/0c/dc3521dec37e66b8da2b2c7218cfc774.jpg)
日本であの味を食べれる場所はあるのだろうか?
いつか、調べてみようと思う。
店の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/53/445c619b0bf92cb6c36b15be37678387.jpg)
このレストランで酒のツマミになるパンを2個購入する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beers.gif)
酒屋は店から5分も歩けば着くところにあった。
WINE STORES の小さい看板がすぐに俺の視野に入った。
スリランカの酒屋は大抵そうなんだが、何故か鉄格子の中にあるのだ。
なんだか、酒を呑む→悪いこと、というイメージだ。
どうしてなんだろうか?
酒を呑む奴は危険人物ということなのか?
考えてみると、あの時、来ていた客は目つきが悪かったような気が… しないでもない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/4e/dd11429395fb4d2a468bc4999526bc36.jpg)
(写真はU氏の遊園地よりお借りしました。)
俺は、刑務所の面会にでもきたような感じで鉄格子越しに
ライオンビール(黒)のロング缶を3缶くれ!
と購入したのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b6/06bbc766391768bb1270533b0bac82a1.jpg)
部屋の前のテラスでライオンビール(黒)を飲んだ。
もう、体中に染み渡るのだ。
ン、クゥ~、うっ、うまい!
プハッーッ、たまらんっ!
しかも、8%の度数で芳醇な香りの黒ビールである。
しかも酒脱して5日目なのだ。
この瞬間に酒脱し清められた我が五臓六腑は、覚醒したのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_m.gif)
3本目を飲み終わったころには日は完全に暮れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/2e/99d2f6a80c1b8d2437ca94f8b3d1f5c0.jpg)
部屋の道路側テラスからの景色
久しぶりに飲んだビールで完全に酔ってしまい、すぐに寝たのだった。
バタンキューである。
明日は、アヌラーダプラ遺跡をチャリンコでまわるのだ。
(つづく)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/a0/c479dee11a82d3e4c8811869f39fed8e.jpg)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/0c/fce258a959796fd8b80c1b279a2fb31a.png)
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日本だったら絶対にこんな観光地はないだろう。
というか、「登ってはいけません!」となる。
しかし、ここまでは風もあまり感じず、さほど危険には感じなかった。
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下で現地の人が俺を見ていた。
「あいつ登っていきやがったぜ。アホじゃねぇの。」
と言ってるんじゃなかろうか?
岩はツルツルしていて滑りやすかったので、岩の熱さ対策に履いていた靴下を脱いで裸足になった。
岩の中ほどの高さぐらいから、風は強くなっていった。
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インビテーション・ロックの上は猛烈な強風だった。
なにかにしがみついていないと吹き飛ばされそうである。
若いころ、冬の八ヶ岳の横岳で強烈な風をうけたことがある。
その時、俺の友人は風で横に吹き飛ばされたのだが、それ以来の強風である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/70/fe5b1d2276b284a129d43d2600ef07da.jpg)
(四股を踏むかのように足を開き、手で鉄柵をつかみ、万全の体制で撮った写真)
俺以外、誰も登らないのは当然なのであった。
熱帯なのに寒さを感じたぐらいの横殴りの強風なのだ。
鉄柵に括りつけられた国旗が団子状態で柵に絡みついている。
背負ったザックが風を受けて、それに引っ張られて奈落の底に落ちそうである。
「アホなオッサン、スリランカにて風に飛ばされ転落死」
という新聞記事が脳裏に浮かぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ac/4cff134976a407d3b67ed5119480024f.jpg)
なお、この岩のてっぺんで、仏教伝来された日として伝えられる6~7月の満月の日には毎年”ポソン”というお祭りがおこなわれ、仏教の信者が集まり、頂上で満月を拝むのである。
なかなか、風流なお祭りである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e7/d06806db31450738ecdb028c96596821.jpg)
降るときも、下から登ってくる人は皆無であった。
なんとか下に降りて、心中穏やかならずも、俺はひたすら冷静を装いながら、岩のふもとにある、このアムバスタレー大塔へきた。
無事を感謝し、これも神仏のご加護なのかと思い、
「南無釈迦牟尼仏」
と手を合わせたのだった。
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シンハ・ポクナ(ライオン沐浴場)の上部
水が山側から流れて沐浴場に溜まる仕組みだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/a8/4f6719949be06d44ef1d383ce90b14ff.jpg)
狛犬みたいなライオンが刻まれている。
もっとも、話は逆なのであり、狛犬はライオンなのである。
古代インドで、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたのが狛犬の起源だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/5a/5400e8ccad0899c2e7ef90f9fcf429e3.jpg)
シンハ・ポクナの横
立ち上がったライオンが刻まれており、その口から噴水が流れていたらしい。
見て判ると思うが、この沐浴場は小さくて深い。
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なんとなく、わかるだろうか?
ライオンが後ろ足で立ち上がっている。
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全体はこんな感じで、静かなところだ。
このすぐ近くにスリランカ最古の仏塔 Kanthaka Cetiya がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/01/fb296064d1020e932939882c90049766.jpg)
ガイドブックによると紀元前60年頃にできたらしい。
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この辺で帰ることにした。
早く帰って、ビールが飲みたい。
来た道を逆に戻った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cf/a105c6117282df25d8e6b9efcdbd775c.jpg)
プルメリアの階段を下る途中で大きなリスを見つけた。
とても大きい。
体だけでも猫ぐらいの大きさはある。
尻尾も入れたら60センチぐらいだ。
俺が近寄っても、全然逃げない。
むしろ、ドンドンと俺に近寄ってきたのだ。
「なにか食べ物をくれ」、とでも言ってるのだろうか?
愛嬌のある顔で、鼻がピンク色でとてもカワイイ。
可愛いので、動画も撮らずに見ていたのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/79/713a5b82ce49ab1f51536a7334029ea6.jpg)
本当に手が届きそうな距離まできて、俺を見ている。
俺が、そんなに面白いのかなぁ?
このブログを書きながら「スリランカ リス」と検索したら、あの時のリスと同じ姿の写真と絶滅危惧種という文字をみつけた。
このリスは絶滅危惧種でスリランカの国獣だったのだ。、
見つけた時は、「随分とデカいリスがいるなぁ」という程度で、「熱帯だから日本より成長がいいんだろう」、ぐらいの考えであった。
歌舞伎町のネズミはデカい、という単純発想である。
スリランカオオリスの動画があった。
(NHKクリエイティブ・ライブラリー創作用素材より)
このリスの正式名称はRatufa macrouraである。
日本名だとシモフリオオリス(Grizzled giant squirrel)となる。
世界でオオリスは4種しかいない。
そのうちの1種である。
偶然の出会いであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b7/5d32ab2c4edec8ad56ebcfa346973f91.jpg)
来る途中で見かけた古代の病院の跡である。
何気なく、寄ってみたのだが、そこでビックリの石を見つけた。
病院の跡にあった石がこれなのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/06/31505e0d5da69d553c1159e810abbb9c.jpg)
実に不気味な石で、人の形に彫られている。
まるで棺桶のように見えた。
もしかして、手術台だろうか、などと考えた。
だから、薄気味悪くて、恐ろしくて、写真は撮らなかったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fa/f30205c9ea380806a59488780f85cf59.jpg)
(写真は采々歳時記よりお借りしました。)
帰ってきてから調べてみたら世界三大伝統医学のアーユルヴェーダで使用するもので、薬草オイルの治療で使った浴槽だと判った。
アーユルヴェーダというのはオイルマッサージだという程度の理解しかない俺にはビックリなことだ。
全身を油の中に入れるんだろうか?
これは、究極のアーユルヴェーダである。
こういうアーユルヴェーダをやっている人がいるのかと調べたが見つからなかった。
考えてみると、これだけのオイルを使ったら赤字になるか、高額な治療費になるだろう。
ちなみに治療費といえばだが、スリランカでは基本的に医療費が無料である。(私立は自費)
健康保険料なんてものもない。
だから、乞食でも病院に行けるのだ。
しかも、外国人でも公立の病院なら無料だということだ。
国に支払う金額(諸々の税金、年金、社会保険料)をトータルで計算したら世界でも上位である、どこかの国とは大違いである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0035.gif)
路線バスに乗って帰った。
降りるところが終点のバスターミナルだから、安心して寝てしまった。
隣に座っていたオジサンに起こされた。
宿に戻ってから、すぐに熱いシャワーをあびた。
冷たいのも気持ちいいが、熱いのも気持ちいい。
宿の奥さんに酒屋の場所を聞き、ついでに食事にでかけた。
今思うと、よく飽きずに食べたと思うが、またスリランカライスにした。
とにかく旨いのだ。
(俺が、ここまで同じものを食べ続けることはまずないと思う。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/0c/dc3521dec37e66b8da2b2c7218cfc774.jpg)
日本であの味を食べれる場所はあるのだろうか?
いつか、調べてみようと思う。
店の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/53/445c619b0bf92cb6c36b15be37678387.jpg)
このレストランで酒のツマミになるパンを2個購入する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beers.gif)
酒屋は店から5分も歩けば着くところにあった。
WINE STORES の小さい看板がすぐに俺の視野に入った。
スリランカの酒屋は大抵そうなんだが、何故か鉄格子の中にあるのだ。
なんだか、酒を呑む→悪いこと、というイメージだ。
どうしてなんだろうか?
酒を呑む奴は危険人物ということなのか?
考えてみると、あの時、来ていた客は目つきが悪かったような気が… しないでもない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/4e/dd11429395fb4d2a468bc4999526bc36.jpg)
(写真はU氏の遊園地よりお借りしました。)
俺は、刑務所の面会にでもきたような感じで鉄格子越しに
ライオンビール(黒)のロング缶を3缶くれ!
と購入したのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b6/06bbc766391768bb1270533b0bac82a1.jpg)
部屋の前のテラスでライオンビール(黒)を飲んだ。
もう、体中に染み渡るのだ。
ン、クゥ~、うっ、うまい!
プハッーッ、たまらんっ!
しかも、8%の度数で芳醇な香りの黒ビールである。
しかも酒脱して5日目なのだ。
この瞬間に酒脱し清められた我が五臓六腑は、覚醒したのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_m.gif)
3本目を飲み終わったころには日は完全に暮れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/2e/99d2f6a80c1b8d2437ca94f8b3d1f5c0.jpg)
部屋の道路側テラスからの景色
久しぶりに飲んだビールで完全に酔ってしまい、すぐに寝たのだった。
バタンキューである。
明日は、アヌラーダプラ遺跡をチャリンコでまわるのだ。
(つづく)
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