旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・品川～川崎（後篇：忍者の街道）

さて、さて走っていると、この辺は海苔の店が多いことに気づきます。

下の写真も海苔屋です。



昔からの名物なんでしょうが、このシャッターはいただけません。
あまり、「東海道、東海道、東海道、・・・」というのを見せつけられると、目ざわりな感じ。
もっと、品良くできないものかと思ってしまいます。

この返の江戸時代の名物？というと有名なのが『食あたり、暑気あたり』に効く漢方薬『和中散』
その立て看板もありました。（表題の写真）

この辺には、江戸時代、『和中散』を売る店が３件もあり、顧客獲得争いのバトルを繰り返していたらしく、特に、そのうちの家号：梅木堂という薬屋なんぞは将軍徳川吉宗の鷹狩りの休息所でもあり、御成門を構える大家で広大な庭に梅を多く植え、戦前まで梅屋敷として有名であったとのこと。

要するに、あの「梅屋敷」ということらしい。

さらに言うと、全国的にみれば『和中散』は東海道の滋賀、大阪あたりにも大きな店があって、「元祖『和中散』争い」してたらしいです。
（滋賀の 旧和中散本舗、大角家住宅には見学で立ち寄りたいと思ってます。予約制らしいけど…）

薬屋の争いは現代でもドラッグストアの林立で激しいものがありますよね。
（最近、ドラッグストアも薬だけじゃ勝てないとラーメンやお菓子まで売ってるけど、なんか変？だと思いません？
聞いた話だけど、あれは客寄せ商品で若い人を呼び込むために一般の食料品店よりも安く売っている。
儲からなくていい。
だから、大抵のドラッグストアでは店の一番奥に食品をおいてるらしい。
本当は、その手前の医薬品を売りたいのである。）


それと、私は薬売りといえば、すぐ、「忍者」の仮の姿を思い浮かべてしまいます。
これらのお店は忍者の秘密基地（からくり屋敷）だったんでしょうか？
ちがうかな？



たしか、滋賀は甲賀忍者の故郷ですよね。
今回のランニングでは、忍者にまつわる観光名所がみられるのではないかな？
忍者も究極のランナーかな？

そして、忍者が木遁の術（もくとんのじゅつ）で木の陰に隠れたとき、体力維持のために携帯食「兵糧丸」を竹筒の水筒で水で飲みこむ、そんな漫画のシーンも思いだしますね。→武田兵糧丸というアイデア商品がありました。

伊賀の影丸、サスケ、仮面の忍者 赤影、忍者ハットリくん、カムイ外伝、忍たま乱太郎・・・

一粒飲めば、しばらく何もたべなくてもいい。
古のエネルギーチャージ食品。
登山でいうところのレーション。

東海道薬栄養補助食品忍者ランナー

なんか、つながりを感じます。



　　　　　



という馬鹿なことを考えていたら、第一京浜と合流してから、梅屋敷公園の前のあたりで、ちょっとした段差で転びました。

ちょっと、足首ひねった感じ。
のろいペースがさらに遅くなりました。

この辺でギブアップして帰ればよいのですが、なんとなく、橋までは行きたかった。

理由はわかりません。

山で沢を見るとホッとするのと同じでしょうか、川がみたかった。


蒲田のカミソリの刃みたいな建物
ここまで薄くするなら、巨大なリンゴに刺さってるような建物パフォーマンス（インスタレーション）がほしいね。

そして、ついに六郷橋到着！


昔の六郷橋の橋門と親柱


橋まで行ってみると、なんということはなく、ただ橋の下にホームレスの人たちの仮の宿が痛々しかった。


なんとなく「明日のジョー」の丹下拳闘倶楽部がありそうな雰囲気です。
クリックしてみてね→丹下拳闘倶楽部
マンモス西が出てきそうでしょう。

橋を渡ると旧東海道は、また第一京浜と分かれます。


こんな感じの綺麗な歩道なんですが、車道に向かって、かなり傾斜があり、走りにくいったらありゃしない。
痛めた足首に結構ひびきます。

もう、完全にジョーのように真っ白になりました。

　

このお寺で終了、京急川崎駅から電車で帰りました。
今回は、どこにも立ち寄りませんでした。

＜ＭＥＭＯ＞

14.64km 1時間57分

電車賃：　大久保～品川　２１０円
　　　　　京急川崎～品川～大久保　４３０円

朝飯：赤飯のオニギリと野菜ジュース（ＪＲのコンビニ）２３５円　
飲料：お茶２本　２６０円
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合計　１１３５円



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