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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・桑名~関宿(その5、金次郎とお尻の筋肉)

2015年12月09日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
再び国道1号線と合流する
鈴鹿川で気球が浮かんでいた。



国1と別れ、庄野宿に入るところに異様な景色の巨大な工場があった。
日本コンクリート(株)である。
同じような大きな錆びた構築物が配列よくならんでいる。
ロケット発射基地みたいで、ちょっと怖い感じだ。




庄野宿にはいった。


広重の最高傑作「庄野の白雨」

(なお、「白雨(はくう)」とは、夏の午後に降るにわか雨、夕立のこと。
明るい空から降るところから「白」雨と付いている。7月の季語だ。)


川俣神社である。
このあたりには、川俣神社が6か所もある。
単純に鈴鹿川の分流、または合流ポイントにある神社だが、最初に出会う川俣神社には巨樹のスダジイがある。
スダジイは、普通にいうところのドングリの実がなるシイの木である。
だが、圧倒的な迫力なのだ!

トトロがドングリから魔法で一気に育てた大木のようである。


ドブの風景、その4(川俣神社内)
水が綺麗で、写真とは反対側で父子が遊んでいた。


これも川俣神社


女人堤防の碑
-------以下、Weblio辞書より「鈴鹿川」から抜粋-------
殿様は、堤防を造ると下流にある自分の城が危険になると考え「堤防を造った者は打ち首に処す」と定めました。
しかし大変困っていた村人達は相談の上、稼ぎ手である男達が殺されないよう、女達が堤防を造ることにしました。
こっそり行う暗夜の工事は、完成まで6年もかかりました。その話は殿様の耳にも入りましたが、家老が身をもって諫めたおかげで打ち首を免れ、むしろ褒美を頂き、功績を称えられることになりました。だからこの堤防は「女人堤防」と呼ばれているのです。
--------------



これまた、川俣神社だ。

本殿はこの鳥居に背を向けた配置である。
本殿は川に向かって建てられているのだ。
鈴鹿川は女人堤防の碑からもわかるように、今でもそうなんだが、相当、氾濫する川である。


鈴鹿川の支流である安楽川にかかる和泉橋を渡る。
荒れるせいか、川の中州には草すら生えていない。


和泉公民館
歴史的建物ではないが、昭和レトロなので撮った。
可愛らしい。


和泉の町並み


井田川小学校跡、二宮金次郎だけが寂しく立っていた。

最近はこの金次郎の像が小学校から徐々に撤去される傾向らしい。

その理由は「子どもが働く姿を勧めることはできない」、「歩きながら読書は危険」といった、
実にケツの穴の小さい、ヒステリックな過剰反応なのである。
よっぽど、歩きながらのスマホの方が危ないし、向学の志としてのシンボルであるということが全く分かっていないのだ。


そのせいだろうか、このあたりから、
左のお尻(ケツ)の筋肉が痛くなった。
(お尻の筋肉が痛くなるのは、体幹を使って走っている証拠である。
悪いことではないハズだ。)

おまけに空腹である。
とにかく、コンビニというものが全くないのだ。
だが、亀山にさえつけば、食堂は沢山あるだろう。
亀山ローソクという大会社がある町だからだ。


井田川駅近辺(左はJR関西本線)
景色は良いのだがケツが痛い。
このあたりは、歩いてしまった。


和田の町並み


美しい石垣の上に建っている石上寺(空海が創建)
1000年ほど前の宮廷女官、恋多き歌人の和泉式部が籠ってお参りしたらしい。

あらざらむ この世の外の 思ひ出に
   今ひとたびの 逢ふこともがな


小倉百人一首の和泉式部の愛の歌だが、自然に歌が頭の中に浮かんできた。
これは、ボンクラ頭の俺としては凄いことである。

思い出せば、高校のオバサン先生から、古文の夏の宿題として
「百人一首を全部おぼえてきてね!」
という、超~っ、過酷な宿題がだされた。
なんで、こんな意味のない勉強をさせられるのかと、思いつつ、必死で覚えようとするが全く頭に残らない。

だが、こんな山奥でフッと歌がでてくるのだから、無意味な勉強というのはないのだと、この歳にして悟ったのである。
この歌は比較的覚えやすいほうだったと思う。



和田一里塚(最近、復元されたもの)



天下の亀山ローソクである。
ついに、亀山宿にきたのだ。


カメヤマローソクのCM

実は、ここにきたら以下のローソクを買うつもりだった。
ちょっとしたお土産になる。

-----以下、カメヤマローソクのHPから抜粋しました。----

カップヌードルのローソク


ワンカップのローソク


サンマのローソク
-------------------------
だが、まったくの素っ気のない工場であり、休みだったせいもあり人気もなく、且つまた、近くには飲食店、コンビニなどのお店の類は全くなかったのだった。
汗まみれに歩く俺を守衛が「なにやってるんじゃ」的冷たい視線で眺めていた。

とにかく、身体エネルギーの枯渇、腹の虫が鳴くどころでなく、吠えている。


浅田屋酒店という店を見つけた。
店の中に銀色に輝くステンレスの巨大なタンクがある。
亀山城という日本酒のタンクだろうか?
飲んでみたいが、休日にてお休みだ。
開いてない・・・。

帰ってきてから調べてみたら、な、なんと、モンドコレクション「金賞」を受賞したこともある名酒だそうだ。
そして、このお酒は、この浅田屋酒店で開発したお酒らしい。

なんという不幸なめぐりあわせか!


天守閣のあるお店、「衣城しもむら」という呉服屋である。
当たり前だが食べるものはない。

とにかく、食い物屋がみつからん!



江戸口門跡という旧東海道の曲がり角ちかくで
牛肉のお店発見!

コロッケでも、肉の塊でも、なんでもいいから食べたい!、と飛び込んだ。
(店の写真など撮る余裕なし)



入り口あたりは完全に肉屋である。

ところが、そこの店の奥は食堂になっていたのだ。


みよ、このスナックか、キャバレーかのような異次元の空間!

ここは、伊勢亀山名物「元祖肉の水炊き、むかい 」という店だった。
しかも、松坂牛専門店らしい。
さらには何故、元祖なのかというと、「しゃぶしゃぶ」という呼び名が定着する前から、牛肉の水炊きを出してきたお店だというのだ。
これは、世界文化遺産級の食堂なのである。
お店は、フウテンの寅さんにでてくる、「おいちゃん、おばちゃん」みたいな方がやっていて、気軽に声をかけて「どこからきたの?」的話が始まる味わい深い堅苦しさのない庶民派のお店である。



(ぐるなびより写真借りました。)

さっそく、松坂牛の牛丼を食べたのだった。



うっ、うまい~!

松坂牛はヤッパシうまいのだ!

今しばらくは、「死ぬ前に食べたいものは?」と聞かれたら「松坂牛!」と答えるだろう。

いつか、ここで本格的松坂牛の料理を食べてみたい!

(つづく)





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