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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(アヌラーダプラ~コロンボ…ジャジャ馬列車)

2016年04月23日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
古い列車(コロンボ駅近く)




朝は、暗いうちから早く起きた。
昨夜のアルコール睡眠薬が相当効いて、よく寝た気がする。
今日は予約した早朝列車でコロンボに行き、市内散策後、郊外にあるデヒワラという海辺の町までいくのだ。


まだ暗い朝から見送ってくれた宿の奥さん

写真のバイクでご主人が無償で駅まで送ってくれた。
駅までは、アヌラーダプラの旧市民街を抜けていった。
広い敷地に立つ昔からの家は、雰囲気が沖縄の古い家に似ている。
アヌラーダプラ駅に着いた時もまだ暗かった。


宿のご主人


昨日買った列車の切符
印刷が相当にずれていた。

 


アヌラーダプラ~コロンボ間は205kmである。
徐々に明るくなる頃に列車はやって来た。

2等の予約車は古い昔の車両である。
ただ、掃除は綺麗にされていた。
前回は、立って乗っていたことを考えると天国である。
(ただ、満員でないから盛り上がりに欠ける。
歌いだす人もいなくて、静かな列車の旅になった。)


動画の中でガタン、ガタンと大きな音がする。
これは線路の歪みが激しくて列車が上下に揺れるのだが、その度に隣の車両との連結部から接触音がするのだ。

その激しい揺れは次のとおりである。


アヌラーダプラ駅を出発して、すぐスマホで撮ったビックリポンな映像

もう、脱線してしまうのではないかと思うような揺れだ。
立ち上がって歩くには、何かにつかまなければならない。
ジャジャ馬列車、ロディオ列車なのである。

だが、都会に近づくにつれて揺れは不思議に段々治まっていくのだった。
おそらく、都会の近くは線路の補修がシッカリとなされているのだろう。

この揺れも慣れてくると何故か心地よい。
母親が子供をあやすときの揺れのようだ。


列車がジャンクション駅で停まっている時の様子

我々、日本人には駅の名前がよくわからないところが多い。
バス停の名前が書いてないのと同じである。
日本人には不思議なことだが、現地の人は降りる駅がよくわかると感心する。

だから、大きな駅以外は、どこで降りるかは現地の人に聞かなければならない。
この動画で止まっている駅もかなり大きい駅なのだが、なんという駅なのかは全く分からない。
駅名の書いてある看板などは全くないのだ。

停車している間は、売り子が乗り込んできて頻繁にやってくる。
売ってるものの名を叫びながら商売する。
乞食も乗り込んで、人々から施しを受ける。

俺はエビをクスクスをまぶして揚げたものと、揚げたカレー春巻きみたいなものを食べた。
エビの方は食べた後で写真を撮ってないことに気づく。
どちらも、旨い!

動画の最後にコーヒー売りも「こおぴぃ」と言いながらポットをもっての商売だ。

ただ、残念なことは、酒を好まぬスリランカじゃ
嗚呼っ!、ビールは売ってないのだ!
ということである。

ビールのツマミに最高の食べ物なのにである。
日本鉄道売店公式は成り立たない。

美味しいケーキに紅茶か、コーヒーが必要なように、美味しいツマミにはビールがなければならない。


写真は「スリランカの街中で見かけたら、是非試して欲しい「グルメ屋台」まとめ 」より借りました。


此方の紙袋は数学の幾何のプリントでできていた。
食べ終わってから、紙袋を開いて問題を見てみたが、難しすぎてよくわからなかった。


列車はクルネーガラあたりから山間部を走る。

動画の最後の方の岩山の肌具合から、スリランカの山は平地から突き出たような岩の大きな塊のような山が多いことがわかる。
シギリヤロックもそうである。
火山性のマグマが固まったような岩山なのだ。
空母のような岩山をよくみるのだ。

空母といえば、スリランカはUFOの目撃多発地帯だ。


乗ってきた列車(終点のコロンボ・フォォート駅にて)


ホーム間移動は連絡橋もあるが、線路を横切るのもOKだ。

コロンボに着くと、駅から出た途端にトゥクトゥクの勧誘攻めにあう。
早々に駅そばの電気屋街に行った。




ここで、スリランカのコンセントにあうスマホの中古電源を購入、Rs.100(約80円)だった。

日本から、どんなコンセントにでも合うオールマイティのコンセントアダプターを持参していた。
しかし、それは1個なのだ。
いつもホテルでノートPCとスマホとカメラの充電をするのだが、そのためにアダプターに電源をとっかえひっかえ付け替えて面倒であった。

持参しなくても中古電気街で買えばそれでよかったのだ。
これは、旅のテクニックになると自分に感心したのだった。

ついでに、そのあたりの問屋街を散策する。



昼飯時だったので、駅前の鉄格子に囲まれた酒屋の上にある怪しげなBAR&レストランに行った。
酒屋の脇に入り口があるのだが、2階に上がる階段がずっと奥まった薄暗いところにあった。
建物の中が廃墟っぽい。


(写真はGoogle Map より借りました。)

今日は、ビールを飲みながらビリヤニというスリランカライスを食べたかった。
スリランカライスには色々な調理法、組み合わせがあるみたいで、それらの食べ物の名前は覚えられなかった。
俺の中では、全部スリランカライスである。
その中で、一昨日、乗ったトゥクトゥクトゥクの運転手が、「ブリヤニは旨いぞ!」と言っていたのを思い出したのだった。
揚げた卵がのったやつらしい。



入り口の重々しくて古めかしいドアを開けてみた。

薄暗い部屋に、強面の黒い顔に目玉がギョロリとした大男の店員が3人ほどいた。
暇なようで、客はおらず、客の椅子に3人が向かい合って足を組んで座って喋っていたのだ。
人相が悪く、正直、まずいところに来てしまったと思った。



「ビールが飲みたいのか?」
と俺に言う。

そこで
「ビリヤニはあるか?」
と尋ねると
「ない。」
というのだった。

だが、赤シャツの男が
「ビールはあるから飲んでいけ!」
というのだ。

「いや、どうしてもビリヤニが食べたい!」
というと、3人が現地語でペラペラ語り合い、そのうちの細身の一人が、
「俺についてこい!」
という。

やばい雰囲気…だと思った。

だが、である。

その男は、なんと隣の店に俺をつれていき、
「ブリヤニを食わせてやってくれ!」
と店の人に言ってくれたのだった。
(ちなみにスリランカではレストランのことをホテルという。)

やはり、人相と人柄は比例しないものだ。

俺が男にお礼を言うと、
「問題ないよ。
ただし、ここにはビールはないぞ。
喰ったら、俺の店にきてビール飲んで行けよ!」

というのだった。

思わず、
「わかった、わかった!
後で行くよ!」

と返事したのだった。


スリランカライス(チキンビリヤニ)を食す。
葉っぱの下に揚げた卵が乗っている。

スパイスが効いていて、めちゃ、うまいっ!


ただし、コーラも飲み、お腹が満腹であった。
とても、ビールを飲む気になれず、俺はBARには寄らずオサラバしたのだった。

「すまん!」
と言いたかった。



(つづく)



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