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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(コロンボ~デヒワラ…黄金海岸)

2016年04月24日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
今日の宿はデヒワラというコロンボ近郊の海辺の町にある。
路線バスはメインバスターミナルにあるのだが、行く前にその脇にあるコロンボの市民市場へ行ってみた。
ターミナルの脇にあるから、会社帰りの買い物に便利である。


袋売りのもの…スパイスとか、豆とか


日本人の感覚だと、野菜が安いように思う。
全部、0.5kgでRs.30(約25円)である。



どこの国に行っても市場は楽しい。
色とりどりの野菜や果物、その香り、活気ある売り子と買い物客。
その国の雰囲気が一番感じられる場所である。

その活気はうまく動画に撮れたと思う。


この市場の周りには、食料品関係の問屋が多かった。
当然だが、スパイスの店もある。

インドでは知り合いになった人に頼んで2種類のカレーのスパイス用に自慢の調合をしてもらって、日本に持ち帰ったが、今回はやらなかった。

というのは、新大久保あたりにもカレーのスパイスは何種類もホールまたはパウダーで、小袋詰めで売っており、しかも超安いので、あえてスリランカから持ち帰る必要がないからである。

瓶詰の小奇麗なスパイスを日本のスーパーで買うのがバカバカしくなってしまうくらい、楽しい店があるのだ。

参考→新大久保・イスラム横丁の完全ガイド。世界のスパイスが10倍安く買える?

すでにミックスされたガラムマサラだけでも何種類も置いてあるので、興味のある方は新大久保へ行かれたい。
市販のカレールーにガラムマサラを加えるだけでもカレーが何倍にも美味しくなるので試してほしい。
あのモスクのあるイスラム横丁周辺に何件もお店が密集している。

新大久保、大久保周辺はワンパターンのコリアンタウンから徐々に多国籍化しつつあり、面白くなってきたのである。



カボチャも日本のものに比べて大きい
みたこともない野菜があって、どうやって食べるのだろうか?

市場は一般市民で一日中賑わっている。



フルーツもたくさんの種類が並んでいた


こんな海産物の店も

見ていても飽きない市場であるが、今宵の宿があるデヒワラ地区へ向かうことにした。
メインバス・ターミナルへ行き、係の人にどのバスに乗ったらいいか聞くことにした。

自分で探し回って探すより、聞いてしまったほうが早い。
というのは、各方面行のバス停はターミナル内とは限らないからだ。
ターミナル内は多くのバスで混雑していて、敷地に納まりきらないのだ。
だから、周辺の路上にも散らばって存在しているのである。

デヒワラ方面行のバス停もターミナル内ではなく、離れた場所にあった。
バスの番号で100~102番のバスに乗り、デヒワラジャンクションにて下車する。
デヒワラにはアジア最大のデヒワラ動物園があるので時間があれば行きたいと思っていた。




バス停のあったところに生えている樹


バスはすいていたが、道路はかなりの渋滞であった。
黄金海岸沿いを走るのだが、オフィスが多く、それが故の渋滞であろう。



デヒワラジャンクション(Dehiwala Junction)で降り、宿を探した。



住所で目的地までは着いたのだが、肝心の宿の看板がない。
違うホテルの看板はあるのだが、俺の宿がみつからない。
しかたなく、人に尋ねたのだが知らないという。

宿がない

そこで、同じ同業者なら知っているだろうと別のホテルに入り、ズバリ聞いてみたのだった。

さすが、同業者で知っていたのだが、教えられたところはマンションであった。
ホテルなんてないのだ。


(写真はGoogle Map よりお借りしました)

言われた建物に入り、階段をあがる。
4階で、それらしき部屋を発見した。



それは、一般住宅を利用した本当の「民泊」なのだ。
実は、この宿泊施設は事前にネットで検索して予約したものなのだが、評価はこの近辺でも最高点であり、かつ、コロンボ近郊にしては安価であった。
初日、コロンボで高い値段のホテルに泊まったので、今日は安価なホテルに泊まるつもりだったのだ。

この時、俺はネットの宿泊施設検索サイトに完全に騙されたと思っていた。
どう考えても最高評価の宿には見えなかった。
だが、値段的にあきらめてもよい値段である。

俺は、失望を覚悟して、ドアベルをならしてみた。



出てきたご主人は愛想の良い、感じのいいオバチャンだった。
着くなり、果物と冷たいジュースのおもてなしを受けた。
オバチャンは、俺をリラックスさせるべく、ペラペラしゃべるのであった。
英語の発音は綺麗でよくわかる。
貧弱なる英会話力の俺が、かれこれ30分は喋っていたと思う。



部屋には入ってシャワーを浴びた。
宿を探すことで、もう動物園に行く気は無くなってしまった。
だが、海辺の近くなのだから、海を見に行くことにした。



ホテルを探すときに、すぐ近くに酒屋があるのを確認していた。


その酒屋(Google Map より借りました。)

海辺でビールを飲むべく、鉄格子越しにライオンビール(5%)のロング缶を1缶買って海辺に行ったのだった。
こういう店はツマミというものがない。
酒だけである。

しかし、鉄格子越しの買い物はあまり気持ち良いものではないものだ。
悪いこと(酒=悪)をしているような気持ちになる。


デヒワラ駅のホーム

駅によってみたが、何時にどういう列車が通るのかサッパリわからない。
大体が、シンハラ語表記なのだ。
明日のゴール行きの列車に乗るには、とりあえず駅に来てから考えることにした。

海岸にいくには線路を渡る必要があるが、人間用の踏切なんてものはスリランカ鉄道にはあまりないのだ。
大きめな自動車道路が線路と交差する所だけである。
日本にあるような人間や自転車用の踏切、歩道橋なんてものは見かけなかった。

だから、勝手に好きなところを跨いでいく。
列車が危ないという観念はない。
大体が、線路の上を歩道代わりに誰でも歩くぐらいだから、そんなものだ。


日本より幅広の線路

海岸は軍配ヒルガオの群生地であった。


日本では南の方へいかないと見れない軍配ヒルガオである。
海水にも暑さにも強風にも強く、しかも、種は海水の流れにのって世界中の浜辺に流れ着き、勢力を拡大させるという逞しい植物である。



軍配ヒルガオの群生する海岸沿いには土地を所有しない貧しい人たちの家が建っている。
漁師の家なのだろうが、バラック(掘っ建て小屋)である。
嵐が来たら簡単に壊れるだろうが、人間は避難さえすればバラックなので簡単に再建できる。

だが、危険なのは津波だろう。
2004年のスマトラ沖大地震の際には、スリランカでも多くの犠牲者がでた。
スリランカでは地震がないため、津波に対する知識、経験がなく津波で逃げるという発想があまりなかったからである。
<参考>(下線部はスマトラ沖大地震によるスリランカの津波被害より)
今回の津波はスリランカでは最初に1m程度の津波があり、その後1~2kmに及ぶ引き潮があった。その段階で海面下の地形も良く見え、魚が素手で取れるようになったために、人々は海岸に近づいてしまうこととなったという。


波打ち際にある岩場からコロンボ・フォート地区方面を眺める


逆のカルタラ方面の眺め(この先に有名なゴール、Galleがある。)

砂浜はたいへん綺麗で日本の海と違い、打ち上げられたゴミがあまりない。
海流の関係だろうか?
海岸の砂は赤く(金色にみえる?)、黄金海岸の所以である。

俺的には白い砂浜の方が好きだ。


子供が岩の影に溜まる水辺で一人で楽しそうに遊んでいた。
子供は遊びの天才だ。

遊んでいる子供をみながらビールを飲んだ。
インド洋の風にのった塩気のある空気がビールの炭酸に混じって、特別な旨味を感じた。
そして、海風が爽やかだから、暑くない。
快適だぁ~ 
ふぅ~っ


岩場でゴロっと横になりながら海を眺めた。

 

ボケーっとしているうちに眠くなる。
時間は午後4時ぐらいだったように思うが、宿に帰りながら、途中どこかのレストランで夕食をとることにした。




卵の問屋である。


小さな市場、日本のスーパーマーケットである。


繊維質の厚い殻に包まれ成熟したココナッツを売る店

飲料水として飲む青いココナッツは未成熟なのものである。
あれは、新鮮なものでないとお腹を壊す。
すぐ傷んでしまうのだ。


やはり、スリランカライスを頼んでしまった。
ここの添えられたカレーはかなりスパーシーである。
頼む度に、どんな味なのか楽しみだ。




帰りがけにライオン黒ビール(8%)を2缶購入し帰った。
宿はB&Bなのだが、何か食べたいものはないかと聞かれた。
これから、明日の朝食の買い物に行くから、必要なものがあれば買ってきてくれるし、買ってきたものを調理してあげるという。
俺は食べたばかりで丁寧に断ったのだが、この辺が最高評価の所以なのであろう。
フルーツジュースも欲しければいつでも作ってあげると言っていた。
実にありがたいことだ。

明日は、早朝列車でGalle(ゴール)へ向かい見学し、さらに欧米人の保養地で有名なUnawatuna(ウナワトゥナ)へ行くので、ビールを飲んですぐ寝るとオバチャンに話をした。
列車は何時出発かわからないというと、駅での無駄な待機時間がないよう到着時間を駅に電話してくれて調べてくれた。

さらには、明日の朝、起きる時間に間に合わせて朝食も作ってくれるし、列車の中で食べるお弁当も作ってくれるというのだ。

オバチャンが買い物に行っている間にシャワーをまた浴びて、ビールを飲んだら俺は気持ちよく寝てしまった。
トコトン疲れて、ビールを飲んで気持ちよく寝れるのは幸せだ。



翌朝、暗いうちからオバチャンは食事の支度をしていた。
昨夜は、欧米の外国人客と遅くまでお付き合いをして話をしていたらしい。
当然だが、その客はまだ熟睡中である。
全てをひとりでこなしている働き者のオバチャンである。
俺も最高評価を与えたい。

(つづく)

おまけ

このブログは大体が朝早く、まだ暗いうちの5時に起きて書いている。
おおまかに作っておいて、夕方に修正などをしてUPしているのである。

早く起きているのは、5月の連休中に萩往還ウルトラマラソンに参加するため、早寝早起きに体を慣らしたいからだ。
萩往還は250km、140km、70km のレースがあるのだが、俺は70kmに参加する。
100kmより短いとはいえ、山の中を登ったり下りたりの俺にとっては大変厳しい大会だ。

なんとか完走して、満足感とともに極旨なビールを味わいたいと思っている。
ビール・バンザイ





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