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旧中仙道ランニング「中仙道走膝痛シ」・・・熊谷宿~本庄宿(その1) 

2016年10月13日 | 中山道走膝痛シ(旧中山道ランニング)
JR熊谷駅で下車したとき、すでに10時半なのだが、曇りがちで外はひんやりと肌寒い風が吹いていた。
完全に秋の風である。
ちょっと、気分は沈み加減であった。

薄いウィンドウブレーカーを着用、コンビニで暖かいコクと香りの缶コーヒー BOSS PREMIUMを飲んだ。

胃袋に暖かいコーヒーが流れると、お腹から暖かい小さな元気玉が生まれてきて、「今日も楽しく走ろう」という気持ちになった。

まずは、早足で歩いた。



いつもそうなのだが、サントリーBOSSの缶コーヒーを飲むと、条件反射的にエリッククラプトンの「Change the World」が頭の中で繰り返し聞こえる。


先のほうに昭和レトロな建物と真っ黒な出店が合体したような中途半端な建物が見えた。


有名なラーメン屋らしい。
看板のⅩは、骨をクロスさせたデザインだ。
なんだか、黒いバックもあって、髑髏のマークみたいである。

遠くからパッと見た時、最近はやりの監獄レストランみたいなものかと思った。

この辺りから走り始める。




平安時代末期から鎌倉時代初期の武将であり、『平家物語』に述べられる一ノ谷の戦いでの平敦盛との一騎打ちで有名な熊谷直実(くまがい なおざね)が生誕し歿した地の浄土宗、熊谷寺である。

『くまがやでら』ではなく、『ゆうこくじ』とよむ。

写真の通り、中には入れなかった。
観光客は一切受け入れていないみたいだ。

当然想像はつくが、熊谷の地名の由来は熊谷氏なのである。


一の谷の戦いで平敦盛を呼び止める熊谷直実。
By 不詳 - 『一の谷合戦図屏風』永青文庫所蔵

熊谷直実については、予め調べていたので、以下に紹介する。

   

熊谷次郎直実はどんな人だったのでしょうか?』より
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文学・演芸の世界では,以下のように描かれています。
直実は源平合戦で手柄を立てようとして平家の身分の高そうな侍を追いつめたところ,自分の息子と同じ年の平敦盛であった。
直実は助けてやりたいと思う。しかし,後ろからは源氏の軍勢が迫ってきて平家の侍を逃がす訳にも行かない。敦盛自身も既に深手を負って逃げ切れないと悟っている。直実は泣く泣く敦盛を討ち果たす。このとき,平家物語では以下のように語ったとされている。

あはれ弓矢取る身ほど口惜しかりけるものはなし。
武芸の家に生まれずば,いかでかかる憂き目をば見き。
情けなくも討ち奉るものかな。


直実はこの事件をきっかけに諸行無常の理を悟り,出家して仏に仕える身となって敦盛の菩提を弔ったとされています。

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なお、平敦盛とは、信長の演舞で有名な『敦盛』である。

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか






千形神社
熊谷氏の始祖、熊谷直貞が大きな熊を退治した際に血が流れた地に当社を創建したと伝えられ、血形明神と称していた。


熊谷らしい雰囲気のバス停

素焼きの瓦の屋根である。

ちょっとした、疑問が浮かんだ。
なんで『かわら』というのであろうか?

アレコレ調べてみた。(由来・語源辞典より、他を参照)

1.皿の形をしたくすりをかけていない素焼きの土器(どき)を『カワラケ』という。
2.「日本書紀」の中で甲冑の事を「カワラ(伽和羅)」と言い、亀の甲羅のように固く上を包むものの意味である。→参考: 伽和羅古戦場跡(かわらこせんじょうあと)
3.サンスクリット語の迦波羅カパーラ(kapala)は、皿、鉢、骨、頭蓋骨、などの意味。
4.土を焼いて板に「かわる」、などの説もある。

なんとなく、「なるほどね!」と思って、これ以上の追及をやめることにした。
適度にやめないと、話が進まない。


旧中仙道は、この一番街を通る。


東京じゃ絶対見ない店だ。

だが、最後の文字がわからない。



これまた、調べてみた。

『かます』
と読む。
わらでつくった、穀物・石炭などを入れる袋。


ということで、納得した。


秩父長瀞にある、「狼信仰」の宝登山神社への道標である。
詳しくは以下の写真を参照


なお、狼は「大神」=大自然である。
また、狼は、獣編に良とかくのだ。

新島の一里塚が見えた。
樹齢300年以上のケヤキの巨木である。
驚くような圧倒的な迫力がある。

なんだか、
「こりゃあ、アートだなぁ!」
と感動してしまった。



平成22年9月の雷雨により折れてしまったものである。


以前の新島の一里塚

だが、新たな芽が出て、再生しようとしている。
再生しようとしているケヤキの巨木の姿が美しい。


こんな田園の中を中仙道は走っている。

(つづく)




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