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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(ゴール~ウナワトゥナ・・・「フルーツ」は似合わない)

2016年04月29日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
表題の写真はゴールの灯台




要塞の城壁に沿った散歩道は立派である。
映画のシーンにでそうな感じだ。


その散歩道の脇の樹で木登りをしているオバチャンがいた。
多分、オバチャンのご主人だと思われる人が笑ってシンハラ語で喋っていた。

想像だが、こんな会話だったか?

「この樹の上で休めそうだわ。私、登ってみます。」
「おい、おい。気をつけろよ。歳を考えなさいよ。」
「あなた、樹の上は座れそうだわよ。あなたも登ってきなさいよ。」
「無理、無理。貴方だけで満員御礼じゃないのか?わっ、はっ、は」

などと、俺は妄想していた。




ショッピングモールの建物(オランダ統治時代に建てられた病院を再開発したもの)

ここには、色々なお店が入っているのだが和食屋もあった。
今思うと、ここで昼食をとっても良かった。
見たこともない魚が鮨ネタになっているかもしれない。



ただ、看板が気に入らなかった。
俺が、書き直したいという気持ちになる。
日本語の文字が中途半端にカットされた看板であった。

「おい、おい、そこで切るのかよ!」と言いたい。
日本らしいデザインということなのだろう。
だから、この店の味も推して知るべしである。
新鮮ども気になるので、やめることにした。
(列車内で食べたチキンサンドでお腹が満足していたこともある。)




オールド・ゲート
ゴールは、強固な壁に囲まれた町だが、入り口はメイン・ゲートとオールド・ゲートの2つしかない。しかも、見た通り車が1台しか通れない狭さである。
だが、ここが本来の入り口だ。
このゲートの上部にオランダ領セイロンの象徴である東インド会社のマークVOCが刻まれていた。




城壁であり、建物でもある。この真ん中あたりにオールド・ゲートがある。
しいて言えば、日本の長屋門の大きいやつである。


オールセインツ教会(1868年建設のイギリス国教会)


18世紀に建てられたオランダ教会


時計塔を望む景色



旧市街から新市街のチャイナタウンに行った。
だが、見るべき目ぼしいものはなかった。


この車の日本語はデタラメである。
日本人が英語をデザインとして車に貼り付けたりするように、日本の文字が車のデザインになっている。
スリランカ人からみたら、日本語はかっこいいのかもしれない。


映画館に並ぶ人たち。
面白そうな映画である。
調べたら「デッドプール」はX-MENに登場するキャラクターの一人らしく、X-MENからスピンオフしたアンチヒーローであって、金次第で何でもするフリーの傭兵らしい。
俺が知らないだけで、多分相当有名な映画なんだろう。


(過激なシーンが含まれていました。要注意です。)

チョット喉が渇いたので、カフェで紅茶を飲んだ。
飲みながら、明日以降の予定を考えた。

残り、明日と明後日だけになった。
明後日の夕方には飛行機に乗っている。

だから、明日はこれから行くリゾート地のウナワトゥナの海岸でJTBの海外旅行広告に出ているような優雅な1日を過ごすつもりであった。



ということで、ゴアの町の銀行のATMで軍資金をおろした。
いつも、外国で心配になるのだが、ATMが故障してキャッシュとカードが出てこなかった場合、面倒なことになりそうだと思う。
だが、問題なく現地通貨の5万ルピーが出てきたのだった。

その時点で、手元に残っている資金を足すと10万ルピーはあったと思う。
物価からして日本的感覚から言うと20万円ぐらいもっている感じじゃなかろうか。
これで、明日は何でもできるし、なんでも食べられる。
しかも、ホテル代はネット上ですでに支払い済みだ。
だから、アーユルベーダでも、カレーフルコースでも、なんでもこいである。

ここは、ぜっ、銭の力をフルに活用し、最後のスリランカ思う存分、遊ぼうと思っていた。

まず、市内でビーチサンダルを購入することにした。
砂浜でのんびりするにはスニーカーよりサンダルである。
サンダル文化のスリランカではサンダルの店や、その種類も多い。

普通なら、値段交渉するのが面白くて、サンダルひとつでも店員とアレコレ話していたと思うが、この時の俺は立派な?店構えのサンダル屋に入り、店員に勧められるがままに何の交渉もせず、相手の言い値でサンダルを購入したのだった。

懐に慣れない大金を持ち、アッという間に気が大きくなっていたのだ。
人は気を付けないと銭の力で「ありきたりのつまらない生き方」にはまってしまう。


俺は早速、爽快なビーチサンダルに履き替えたのだった。



ゴアからリゾート地のウナワトゥナまでは路線バスで30分ほどで着いた。
今日と明日の宿は、この辺りでは、評価の高い、そこそこの一流ホテルである。
最後のスリランカだから奮発してみたのだ。

さすがに、玄関からして、前日のオバチャンの出迎えではなく、サルバドール・ダリのようなカイゼル髭をはやしたドアマンがいたのだった。
サンダル履きに、腰に手ぬぐいをぶら下げ、汚れたザック姿の「かまやつひろし」的な俺とは対照的に、人相風体はドアマンの方が全然立派であった。



広い部屋に入ると、突然、外には猛烈なスコールがやってきた。
俺は運が良かった。
もうすこし、ホテルに入るのが遅れていたら悲惨であった。


あの雨では、傘を差そうがカッパを着ようが無意味である。
だが、10分ほどで雨は止んでしまった。


いつものようにシャワーを浴びてから、ホテルのバスタオルを持って浜辺に行った。


雨が降ったばかりだから、砂が重く、色も赤かった。
ただ、日差しが強くなってきたので、蒸発する水分で蒸し暑い。

海に入る気にはならず、とりあえず浜辺の食堂で休むことにした。



何はともあれ、まずビールだ。
ツマミも頼み、冷たいやつをグッと飲んだ。
浜辺で飲むビールは最高である。

俺のボーっと「海を見ていた午後」である。


結局、山盛りフルーツのツマミを追加し、ビールは2本目を飲んでから、ぶらぶらと浜辺を散歩しながらホテルに戻ることにした。
4時ぐらいにはなっていたと思う。
日の沈む夕方までいようかと思ったが眠たかった。

お腹がいっぱいで、夕食はもう必要なかった。

(フルーツなのだが、俺が「フルーツ」というと女房がいつも笑う。俺には、そのハイカラな言葉が似合わないらしい。「水菓子」とでもいえばいいのだろうか?)


浜辺の砂は赤色から黄金色に変わっていった。
ウナワトゥナはリゾート地ではあるが、まったくの田舎である。

(つづき)



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