12月4日 ある英文法の本の推薦
私は、未だ翻訳の仕事をしていますので、現在の英文法には、注意をしています。現在読んでいる下記の本は、1983年に出版されてから、現在は第9刷であり、よく読まれているようです。著者はシカゴ大学大学院に学ばれ、シカゴ大学英語研究所の研究員を務められ、普通の文法書にない、現在的な視点を備え、英語文法の歴史も背景に置きながら、解説され、読み物としても、面白い本です。当然のことですが、「-----のために」は、私達(1950年代に高校、大学生活を送った者)は「-----so that---may---」と教えられましたが、現在は、文章では、「-----so that---can---」「-----so that---will(shall)---」が、当たり前に、使われています。勿論このことも記されています。また使ってはいけない用法も多く登場し、その訳も詳細に説明されています。
例えば、形容詞の順番は以下の通りと記載されています。
限定詞(但し1個のみ)(this)、評価(attractive)、大小・形状(large)、色彩(purple)、材料、所属(silk)、名詞(dress)
(但し最近は、These my books(限定詞は1個のみなので、厳密には、these books of mine)などの表現も見ますが、望ましくないのかもしれません。- - -私の独り言)
開拓社発行 安井稔著 「英文法総覧」(621ページ)
英語に関心のある方は、一読されることを推奨します。
合掌
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏
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