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橘恭、金光寿郎 共著「妙好人の世界」(法蔵館発行)の薦め

2011-03-04 15:46:44 | 宗教(主として仏教)について
橘恭、金光寿郎 共著「妙好人の世界」(法蔵館発行)の薦め

この本は1991年1月7日から6日間にわたってNHKラジオ第1放送の早朝特別番組として放送された内容を骨子として、推敲され、さらに多くを補足されたものです。橘恭氏は1915年生まれの方で、大谷大学に在学されていた時から、当時大谷大学の宗教学の教授をされていた鈴木大拙博士に師事され、博士の勧めで妙好人の研究を生涯続けられ、多くの妙好人についての書物を出されています。金光寿郎氏は1927年生まれの方で、NHKのディレクタとして、ラジオテレビの教養番組を制作され、主として「人生読本」、「宗教の時間」、「心の時間」を担当され、1984年NHKを退職されています。この本は、橘恭氏の労作の1つであり、物種吉兵衛、因幡の源左、浅原才一、三戸独笑、榎本栄一について書かれています。浄土真宗の信者の方には是非とも読んで戴きたい本です。きっと目が開かれると思います。これらの妙好人は市井の一般人ですが、お釈迦様や親鸞聖人も、仏道の体現者としてお墨付きを与えられるだろうと思います。

(完)
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2 コメント

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 (Unknown)
2019-10-06 18:00:27
「日本的霊性」、「妙好人の世界」の愛読者です。
日頃は禅関係の本ばかり読んでいますが、大拙博士の晩年は多く浄土真宗にかかわる発言が多くなったことがだんだん納得できるようになりました。
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鈴木大拙博士のこと (宗円)
2019-10-17 01:07:26
Unknown さんへ
鈴木大拙博士のご母堂は熱心な真宗信者であったという説があります。大谷大学で教鞭をとられたのもその影響があるのかも知れません。山本玄峰老師の「無門関提唱」、鈴木大拙博士の最終講義「禅八講」も読まれたら良いと思います。私は真宗信者ですが、この二書は愛読しています。
合掌 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 
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