2024.4.25(木)
いつもお世話になっているUネクストで、「女囚さそり 第41雑居房」
を見ました。
「女囚さそり」シリーズは、女性の恨み辛みを権力にぶつけていく物語なので、
見ていてシンドクなります。
シリーズ第二弾は、刑務所長にとことん反抗し、女囚が集団脱走します。
梶芽衣子扮する女囚ナミは、相変わらず無言で目だけで反抗、反発する演技です。
女囚の親分格の白石加代子の怪演は、主役を食うほど迫力がありますね。
女囚さんたちは、それぞれ重く暗い過去を引きずっています。
思わず引き込まれる映画ですけど、この監督(伊藤俊也)の反権力主義は昭和の
時代背景でしょう。
積もり積もった女の怨念を映画で表現していますね。
梶名芽衣子の主題歌「怨み節」のレコードもよく聞きますが、この映画を見て
からだとまた歌詞の重さが全く違います。
主題歌、挿入歌「女の呪文」とも監督伊藤俊也が作詞しています。
ヘビーなバイオレンス映画です。