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旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

Reservation Blues

2012-06-17 20:59:08 | 編集長の本棚
『 Reservation Blues 』
SHERMAN ALEXIE
金原 瑞人 訳
東京造元社



あるインディアンリザベーションでバンドを組むことになった
3人の笑えて悲しすぎる物語。
シャーマン アレクシーのずば抜けた文章力とセンスが物語に
引き込む。
リザベーションで生きることとは何を意味しているのか
リアルに写しだされている。

この本を読んでいるとリザベーションで僕にからんできた
アルコール中毒者の顔を思い出す。

初心者マークの女の子

2012-06-13 20:34:00 | 素晴らしき日々
初心者マークつきHonda・ACTY(軽バン)に乗った女の子と橋の上で、
すれ違ったんだ。

若い女の子が乗る車としては、これはずいぶんとミスマッチな車である。
たぶん彼女の家は農家で、女の子が初心者で事故をする率が高いということから、
「とりあえずこれに乗っとけ!」と、オヤジに言われるがまま、いつまで続くかも
わからないオヤジの「とりあえず」が早々と終わるのを女の子は信じているのだろう。

きっと農家のオヤジはタバコを吸い、車内はタバコの臭いがこびりついているだろう。
そして、女の子は友達を乗せるたび、「あたしじゃないの」と、自分がタバコを
吸わないことを真っ先に伝えるだろう。

しかし、軽バンは寝転がれもしない車よりも何倍もナイスである。
そんな軽バンに乗った初心者マークの女の子、君はナイスな女の子なのである。
軽バンに誇りを持て!

僕は、どうでもいいことに想像を膨らめてしまう、めんどくさい人間なのであるが、
そのように想像が膨らんでしまうのは、やはり初心者マークで軽バンの女の子が目の前に
現れたことに原因があり、むしろ当然な結果であろうと妙に納得するのもまた僕である。

やりたいことが山ほどあり、毎日考え事はつきないが、これといった悩みもなく
僕の世界は今日も平和である。

とんでもないインディアン

2012-06-12 18:05:55 | 写真


「国民の生活を守るために、3、4号機を再起動するべきだ」
とんでもなくアホなインディアンが、この国にはいたもんだ。

きずな

2012-06-07 20:52:38 | 言葉

きずな【絆・紲】
[1] 家族・友人などの結びつきを、離れがたくつなぎとめているもの。ほだし。
[2] 動物などをつなぎとめておく綱。

パンの木の神話

2012-06-07 20:42:07 | 写真

久しぶりに会いに行った花屋のかっこいい女性から
ハワイのパンの木の神話を聞かせてもらった。

それから家に着いてパソコンをひらいて最初に飛び込んできた写真
世界は美しい。

地球の上に生きる人の目で世界をみる

2012-06-06 21:06:11 | 物語
8年もかかってしまったけど、学んできたものをようやく言葉に
できるのではないかと思い、4ヶ月前から話をしたいと思っていた。
そんな僕のわがままをいつもお世話になっている喫茶店に聞いてもらい、
6月30日に話をさせてもらえることになった。

テーマは柔らかいが、話す内容はガチのインディアントークだ。
100回話をするなら、100回とも同じ。
そんな話ができたらと思う。


最南端編集部編集長 お話会
『地球の上に生きる人の目で世界をみる 』


カフェ・チャールストン
18:30~20:30
定員:8名さま
参加費:1ドリンクオーダーをお願いします。
これを読んでいるあなたが万が一、来られる場合は僕か
チャールストンに一声かけてもらえると助かります。

Cafe チャールストン
http://charleston.eshizuoka.jp/e907960.html

僕へのメール
nativebeatjapan8yahoo.co.jp 8を@に変えて送信してください。

共通の樹

2012-06-05 21:20:27 | 写真


先日、四国の室戸岬そばで見つけた「あこう」という名の樹。

ネパールのポカラという登山者が訪れる町で週に一度、道の中央の
樹の下で古典音楽(神に捧げる音楽)が演奏されるが、その樹は「あこう」に
似ている。
台湾でも神が宿る樹として似た樹が祭られていたし、タイでも神聖な樹として
扱っているようだった。
仏陀は菩提樹の樹の下で悟ったとされるが、その菩提樹にも画像でみる
限り似ている。

この樹にはなにかがありそうだ。


7G 四国

2012-06-03 22:14:17 | 7 Generations walk.





高知、徳島を150キロほど歩いてきた。
お遍路の地というだけあって四国の人たちはは旅人慣れしていた。

久しぶりにバックパックを背負って出かけたが、仕事していた時間で
固まっていたものを溶かすのには、1週間ではとても足りない。


四国へ

2012-05-26 20:00:36 | 7 Generations walk.
今日の夜に静岡を出て朝に大阪。
それから四国の高知へと向い、いま高知辺りを歩いている
7Generationswalkと明日の昼頃に合流する。
だいたい1週間参加して6月4日ごろに戻る予定。
なかなか仕事も忙しくなってしまい、九州で合流する予定が
ずるずると遅くなってしまった。
長期の参加ができないが、200キロくらいは歩けるだろうか。

そのあいだ7GenerationswalkのブログやFacebookページを
見ていただけたらと思う。

一年に一度くらい、自分になにが必要か確認する時間を持った方が
いい。

7Generationswalk
http://blog.7gwalk.org/

平和の人

2012-05-26 10:46:46 | 静岡
北アリゾナの「どこからでも遠い場所」と言われる沙漠の真ん中に
ホピという人たちがいる。
北アメリカでもっとも古くから同じ場所に暮らしているとされる人たちだ。
ホピという名前は彼らの言葉で「平和の民」や「平和の人」を意味している。

アメリカ先住民のなかでもホピは前の世界からの生き方を失わず生き続けている
人たちで、先住民からも特別視される存在だ。
しかし、2003年、アメリカ・イラク戦争でのアメリカ側の最初の犠牲者は
ホピの人であった。

それは「平和の人」であり、武器を持たない闘いかたを知っている人たちが、
武器を取ったとして、当時、ホピやディネ(ナバホ)の人たちでは大きな問題とされた。

ところで、話の舞台は日本の静岡になるが、僕はいま「『原発』県民投票静岡」という
ものに興味を持っている。
県内の有権者の署名を集めて、議会を通過させ、浜岡原発の再稼働の是非を県民の投票に
よって決めようというものだ。
この署名を集めるには、めんどくさがらずに簡単な手続きさえすれば誰でも有権者であれば
受任者になれる。

僕も先日受任者になり親戚や仲間のところへ行ったりと署名を集めている。
4年ぶりに会うばあちゃんや、いつのまにか結婚して子供がいる親戚などをまわり、
原発に対する反応を楽しんでしまっている。
これから理由がなきゃ行きにくい場所へも行こうと思っている。

僕らはホピのように「平和の人」ではないかもしれないが、武器を持たない闘い方として
この署名というやりかたが僕は好きである。

このブログを読んでいる方はご存知であろうが、僕は宗教家でもなければ、何かに
取り憑かれたような思想の人間ではない。

あなたもこの星に属する者として核という最大の敵と闘おう。

http://kenmintohyo.com/

イロコイ六連邦

2012-05-23 21:41:03 | 物語
アメリカ、ニューヨークの北にカユーガ族、モホーク族、
オナイダ族、オノンダーガ族、セネカ族。
後に加わったタスカローラ族を合わせてイロコイ六連邦という
アメリカ政府が簡単には入ることができない独立自治領、
いわば国がある。

デニス・バンクスがウンデッドニー後にテロリストとして
アメリカ政府に追われ日本山妙法寺の安田純さんと逃げ込んだ
場所がイロコイ六連邦である。

アメリカ政府は認めないがアメリカの民主主義のもとになったものは
古代ギリシャのシステムではなく、イロコイの当時まだ5連邦だった
時代の5つの部族どうしの関係、決め方が元になっている。
このまえ台湾の原住民でも共通のものがあったことは興味深かった。

何かを決めるには各部族の代表(男性)の意見が全員一致で
あるということが条件である。
台湾とイロコイではここまでは共通であると言えると思うが、
イロコイ六連邦の面白いのは、その男性が決めたものに「NO」
と言えるクランマザーという女性が存在することだ。
アメリカで起こった女性復権運動もイロコイ六連邦の女性の扱われ方が
きっかけになったものである。

この日本の民主主義のようなものの男性的な部分が崩壊している状態で、
必要なのはクラン・マザー……女性的な部分であろう。

あなたが女性であるのなら嫌なものに対して理屈抜きで『NO!』と
言えばいい。




僕はUAと言葉を交わしたことはないが、5年くらい前に同じ日の
同じ場所で祈ったことがある。
北山耕平氏が「特別な女性」と呼んだ女性のひとりである。

こたえ

2012-05-17 22:29:27 | 言葉
『 我々は日本人をやっているインディアンである。』

「 自分がどんな世界に生き、自分は何ものであるのか 」という疑問に
8年という月日で、ようやくたどり着いた僕のこたえ。

孤独を

2012-05-16 21:32:07 | 言葉
孤独はすべての閉ざされたドアを開く
釘付けのドアでさえ


ナンシー・ウッド

生地の一本の繊維にすぎない。

2012-05-16 21:20:51 | 言葉
デザイン(英語:design)は、ある対象について、良い構成を工夫すること。
Wikipediaより

以前、日本のツリーハウス第一人者である小林崇さんは「木は自分をデザインしている」
と言われていた。
小林さんの言葉が正しいかどうかわからないが、デザインという言葉には
「人為的である」ことが大きく関係しているように僕は思うので、ここではそいういう
意味で使うことにする。

われわれが日本と呼ぶ、この国はデザインされて始まったものである。

そこにはオリジナル(デザインの反義語として使う)と呼べるものは
ことごとく失われ、成長し続けていくかのようなありもしない世界が映し出される。
地球やインディアンという視点で見るのなら、この世界はまったくのフィクションである。

しかし、永遠を失った後に始まったものには必ず終わりがくる。
なぜなら、ひとがオリジナルな世界(永遠)を作り出すことなどできないからだ。
オリジナルな世界は僕らにではなく、僕らのむこう側にあり、歌や祈り、物語は
むこう側にある。
インディアンと呼ばれたオリジナルな世界の中を生きていた人たちは、このことを失わずに
生きている人たちである。


『 我々が生地を編むのではなく、我々は生地の中の一本の糸にすぎない。 』
どの部族だったか忘れたが、そういうことだ。

なぜ僕がオリジナルな人たちにここまで惹かれるのかという最大の理由はそこにある。

編集長の本棚

2012-05-07 20:23:26 | 編集長の本棚


知識が欲しいわけじゃない。
ちゃんと、この世界を見ることができる
視野を手に入れたいだけだ。