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【なるせ音楽教室】

鍵盤もバリアフリー

2008-09-20 | ♪大人・シニアのレッスン風景

 

 「地下鉄の車両をどこから入れるのか」

 考えていたら夜も眠れない・・なんて漫才がありました。

 

 なぜ楽譜にシャープやフラットがついて、

 鍵盤は白と黒で段差がついて、

 どうして 世の中の楽譜がシャープやフラットのつかない

 ハ長調だけでできないのか。

 

 アコーディオンを弾きながら、日々疑問に思っていたKさん。

 確かに白い鍵盤だけで用事が済むと簡単なんだけど。

 だったら黒い鍵盤の意義は?

 

 Kさんは、50歳代後半。

 現役時代はこだわりの棟梁。きっちりとした仕事をされてきました。

 1本の柱の寸法が違っても家は建たない。

 

 現役を引退しても探究心はますます盛んになられ

 ネットで音楽理論を調べても、

 チンプンカンプンだそうで。

  漫才では考えると眠れないのですが

  Kさんは寝る間も惜しんで勉強。

 だったら一度楽器はちょっと休憩して、

 理論をしましょうかと、あいなりました。

 

 本当は、白い鍵盤も黒い鍵盤も

 全部平らな場所で、黒い鍵盤を下ろして

 白一色にしてもいいのだけど、

 そうすると鍵盤幅を短くしても相当の横幅が必要。

 1オクターブ幅が大きくなる。だからといって

 ひとつの鍵盤の幅をつめると

 指が乗っからない。

 指は長短があるし、曲がり具合もちがうから、

 起伏のある方が弾きやすいこともあるのですよ。

 そもそも1オクターブを12音に分割したのは

 それはもう 先人の知恵なんでしょうね。

 

 そんな説明でスタートした勉強会でしたが、

 ネットで調べるより直接聞いて、よくわかったと

 大変喜んでいただけて 私も次回が楽しみです。

 

 白黒鍵盤、段差ありに納得いただきました。

 「せめて もうすこしバリアフリーにならんかな」 (爆)

 段差が高いと指が引っかかるそうです。

 確かにそうです。

 ピアノは、老若男女同じサイズ同じ白黒段差ですものね。

 

 次は調性と なぜシャープやフラットがたくさん付いてくるのかを

 探求します。