苦い思い出
17.8.年前になります。
わが子もまだ小さく、育児、家事、レッスンに追われていた日々。
6歳男児のお母さんから、レッスンのすんだある日突然電話が。
うちの子、何を習っているのですか、
今日、ちょっと弾かせてみたら、全然弾けていないではないですか・・
先生は何を教えているのですか?
一方的なお叱りで、電話が切れました。
私も手を抜いているわけではありません。
そういわれるなら、毎回レッスンについてきて様子を見ていてほしい。
その日は、たまたま発表会の選曲をして、
まだ習っていない音域があるけれど、弾けるところまでいいから練習してきてと、
そういって帰したのでした。
おかあさんは、日ごろ子供の練習を見ていないけど、
さすが発表会の曲となるとどんな感じか、気になったのでしょうね。
まだ弾ける曲ではありませんでしたし、音読みもたどたどしい状態でした。
子供は、しかられ、私も叱られ・・。
その子は発表会を待たずしてやめて行きました。
生徒さん、どの子にも同じように教えてきたつもりでしたが、
そのときは大変ショックでした。
でも、ご機嫌よくレッスンを続けている子もいましたから、
そのご家庭とはご縁がなっかったんだと、自分を励ましながら、
反省しました。
お母さんとの対話不足です。
帰すときに、一言レッスン状況のお手紙でも添えていれば
良かったのかもしれません。
今は、どこのお母さんよりも、歳を重ねていますから(笑)、
どのようなお話でも、説明でも困ることはありませんが、
まだ、自分よりお母さんが年上のときは、私の話が、きちんと
伝わっているか不安でした。
いまでは園児以下は、できれば小学校低学年は出来るだけ、
レッスンに同行いただいています。
やんわりお願いしています
この年頃の子はね、
「レッスンで何したの? どうだった?」と聞いても
「わかんない、先生とタンタンしたよ~」としか答えられないのです。
ピアノを弾いたり、リズム遊びしたり、
時によっては、指の力をつけるために、
鉛筆でグルグルいたずら書きをすることだってあるのですから、
ぜひ一緒にいてあげてくださいね。
コミュニケーションの取り方、お話の仕方は、
また次の機会に。
写真は いかなごのくぎ煮。
たくさんいかなごをいただきましたので
炊いてみました。