物造庵 ものつくりあん ナラ(楢崎賢)

ものつくり人「ナラ(楢崎賢)」による
絵や作品の制作過程、自作詩の発表、その他徒然…

井上章一 『パンツが見える。 羞恥心の現代史』

2010年04月04日 00時49分27秒 | 徒然のこと
パンチラの起源に辿りつくまでの下着の歴史を、膨大な資料を下敷きにして解明していくすごい本。ズロース、パンティ、スキャンティ、そしてパンツ。パンツが見えることが羞恥心へ結びついたのは1950年代以降だったとは。エロは奥が深い。そして著者が言っているとおり、パンチラへいたるパンツの歴史を明らかにしたところで、パンツが見えることへの煩悩はなんら変わることはない。やはりエロは奥が深いのだ。
それにしてもあたっている資料がとてつもなく膨大で幅広いのには驚いた。新聞、雑誌、公式文書、社史、文学書、その他様々。よほど好きなんだろうな。
いや、調べるのが。

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