鳶小説。
しっかりと世に向かい合って書いてる印象を受けた。ディズニーランドのアトラクションに乗っているような人生、という表現には大きくうなずくものがある。
後味のいい気持ちいい小説だな。面白かった。
ドライブしながらね。
爆音で唄ってる。
調子がいいね。
調子がいいね。
楽しいことも。
悲しいことも。
全部全部空っぽだ。
気がつけば。
声が涸れてる。
ははは。
ははは。
出ない声で笑う。
あの時僕は。
歌だった。
目も耳も鼻もない。
ただ飛び狂う。
歌だった。
ははは。
ははは。
調子がいいね。