夕空に立っている

雑誌 『epi 今こそカフェ』

カフェでだらだらと過ごしたい。いつかの夢。しかたないから家でだらりとコーヒーを飲むなり。

陶芸 ３２

まだ炭は燃えているけど、待ちきれなくて少し出してみた。
３つ割れた。自分の身体が割れたような気分だ。いたい。

詩９２７「ヤマタロウくん」

ヤマタロウくんは。
花束と希望を。
一緒に抱えてやってくる。
いつだって。
希望と一緒だ。
パンを作っている。
自転車を修理している。
口笛を吹きながら歩く。
ときどき鼻歌も唄う。
店頭のテレビでCMを観ている。
前屈みで自転車を漕ぐ。
速い。
青信号を急いで渡る。
川の中の亀を見ている。
お米を買って。
お家に帰る。
お米と一緒に。
希望を抱えている。
そうだヤマタロウくんは。
いつだって。
希望と一緒だ。