藤原智美『検索バカ』を読みました。
僕はネット礼賛に強い疑問を持っています。すごく便利で楽しいけれど、それ以上のものは持っていないと思っています。と言いつつしっかり利用していますけどね。したたかに利用したいと考えています。
この本を読んで思い出したことがあります。西炯子という漫画家の描いた作品の中のセリフです。たしか、本を読めば読むほど自分の中はからっぽになっていく、といった意味のセリフだったと思います。その頃(高校生くらいかなぁ)はただのかっこつけの言葉だと思っていましたが、なんとなく心に留まるセリフでした。今はわりと理解できます。
情報を持つことは思考ではないということです。検索やネットサーフィンやテレビやビデオはもちろん数限りなくある本でさえ、情報に過ぎないことを忘れてはいけないと思い直しました。本を読むことは情報を持つこと。思考するきっかけにはなりますが、それ自体は思考ではないということです。
「よく本読んでるね」と言われることがあります。そんなとき、なんとなく思いついた言葉で「本を読むくらいしかできなくって」という返事をすることがあります。自分でもなんとなく言っていた言葉の意味が分かりました。本を読むことに深い思考は必要ないからです。だから忙しくても本なら読める。
この本の中にカフカの話が出てきます。カフカの創作は沈黙から生まれた、というふうに僕は理解しました。何も無い時間、空想・妄想する時間を大切にしようと思った次第です。でも本を読むのは単純に好きなことなのでもちろんこれからもたくさん読みたいと思います。買ったけど読んでない本はどんどん溜まっていくし…。
僕はネット礼賛に強い疑問を持っています。すごく便利で楽しいけれど、それ以上のものは持っていないと思っています。と言いつつしっかり利用していますけどね。したたかに利用したいと考えています。
この本を読んで思い出したことがあります。西炯子という漫画家の描いた作品の中のセリフです。たしか、本を読めば読むほど自分の中はからっぽになっていく、といった意味のセリフだったと思います。その頃(高校生くらいかなぁ)はただのかっこつけの言葉だと思っていましたが、なんとなく心に留まるセリフでした。今はわりと理解できます。
情報を持つことは思考ではないということです。検索やネットサーフィンやテレビやビデオはもちろん数限りなくある本でさえ、情報に過ぎないことを忘れてはいけないと思い直しました。本を読むことは情報を持つこと。思考するきっかけにはなりますが、それ自体は思考ではないということです。
「よく本読んでるね」と言われることがあります。そんなとき、なんとなく思いついた言葉で「本を読むくらいしかできなくって」という返事をすることがあります。自分でもなんとなく言っていた言葉の意味が分かりました。本を読むことに深い思考は必要ないからです。だから忙しくても本なら読める。
この本の中にカフカの話が出てきます。カフカの創作は沈黙から生まれた、というふうに僕は理解しました。何も無い時間、空想・妄想する時間を大切にしようと思った次第です。でも本を読むのは単純に好きなことなのでもちろんこれからもたくさん読みたいと思います。買ったけど読んでない本はどんどん溜まっていくし…。