チャレンジャー・ナオミの日常

小田原市議会議員の佐々木ナオミです。よろしくお願いします。

本日、田植え

2008-06-01 | Weblog
今日は仕事がある夫抜きで(たまにはこういう時だってあるのだ!)子どもたちと田植えに参加しました。

5家族ほどで、田んぼを借りていて、1年かけて無農薬、手作業で田んぼを管理し、収穫を分けています。我が家はしっかり参加はできないので、お手伝い要員として、出来るときに参加しています。

これまでは種を蒔いて苗を作り、苗取りをしてそれを一本一本手で植えて来たのですが、今年は「セルトレー」という優れもので苗づくりをしたので、例年のように絡みつく根を水でほぐしつつ植えるということがなく、なんだかスムーズすぎて怖いくらいでした。

3枚田んぼがあるうちの1枚は「不耕起」といって、田んぼを耕さないで、雑草が生えるのを抑える方法をとっています。無農薬でやるということは雑草取りがかなり大変な作業なので、この草取りの回数を減らすということなのです。耕してしまうと埋まっていた雑草の種が上に出てきて雑草が生えてしまう。稲が花粉を付けた頃にはもう田んぼには入れないので、それまでに雑草を取っておかないとヒエ(と言っても食べるヒエではありません)が入ったお米を食べることになります。そうなると子どもたちは嫌がって一生懸命取りながら食べていますが、私は面倒くさいしべつに毒ではないので、意外と栄養になるかもよなどと言いつつ食べちゃいますけどね。

不耕起の田んぼは耕していないので、土が硬い。つまり田植えがしにくいのです。そこで、とんがった棒で稲を植える穴をあけながら、その穴に稲を入れ、指でぐいぐいと押える。それをみんなで一列に並び、「せーの!」と掛け声をかけながら一斉に進んでいくのです。

あしがら農の会の活動を知って、農作業に参加するようになって、かれこれ5年。地域循環の大切さ、食の問題、いのちの循環の問題、ほんとうにいろいろな学びと、そして何より、土とともに過ごす時間はとても充実していて、私にとって楽しい時間です。わたしの育児の原点は、農家的子育て。大人は農作業をして、子どもはそのそばで、勝手にくるくると遊び、自然と戯れている。泥んこになったり、子ども同士連携して魚を捕まえたり、田んぼの脇でお昼寝したり。

無農薬だから子どもが勝手に田んぼに入っても危なくないし。

田植えのあとは楽しい早苗振り(さなぶり)。
みんな持ち寄りで、季節感あふれる素朴でおいしいメニューが並びました。そして、南足柄で養豚をやっている友人のとこの、豚タンを炭火焼でいただきました。

とにかくお天気でよかった。